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米ハイテク株高が支援材料に【クロージング】


22日の日経平均は続伸。291.07円高の31856.71円(出来高概算10億8000万株)で取引を終えた。前日の米国市場で決算を控えている米半導体大手エヌビディアが上伸するなど、ハイテク関連株が値を上げた流れを引き継いだ。また、利上げ長期化による米長期金利上昇に伴う日米金利差拡大から円相場が一時1ドル=146円台半ばへと円安が進んだことが輸出関連株高に寄与し、日経平均は前場中盤にかけ31906.10円まで上げ幅を広げた。後場に入ると、円安が一服したほか、週末にかけての重要イベントを前に模様眺めムードが広がり、次第に上げ幅を縮め、31800円台でこう着感を強めていた。

東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1300を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、海運、陸運の2業種が下落し、医薬品は変わらずとなり、30業種が上昇。銀行、輸送用機器、証券商品先物、卸売の上昇が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ<7203>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、エーザイ<4523>、テルモ<4543>、エムスリー<2413>、アステラス薬<4503>が軟化した。

前日の米国市場は、特段材料となる重要な経済指標やイベントもなかったことから、主要株価指数は高安まちまちだったが、エヌビディアの好決算への思惑から東京市場でも半導体株や電子部品株に食指が向かった。また、傘下の英半導体設計大手アームが米ナスダック市場に上場申請したと発表したため、売り出しに伴う株式売却益への思惑からソフトバンクGが上昇したことも相場を支えるなど、日経平均の上げ幅は一時340円を超えた。

米長期金利は時間外取引では高値圏で推移しており、米国の金融引き締め政策の長期化への懸念は拭えておらず、積極的に上値を買い上がる雰囲気にはつながっていない。最大の関心はジャクソンホール会合でのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の経済見通しに関する講演で、景気認識について、どのような見解を示すのか、それに伴って金融政策をどうするのかを見定めるまでは動くに動けないと考える向きが多い。このため、目先的には様子見ムードの強い展開が続きそうで、全般は森より木を見る展開を強いられそうだ。

《CS》

 提供:フィスコ

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