１５日の米株式市場の概況、中国景気や米銀の格下げ警戒しＮＹダウは３６１ドル安

　１５日の米株式市場では、ＮＹダウが前日比３６１．２４ドル安の３万４９４６．３９ドルと４日ぶりに反落した。
　
　米フィッチ・レーティングスが約７０行以上の米銀行の格付けを引き下げる可能性があることが報じられた。また、中国の小売売上高などが伸び悩み、景気減速が警戒された。これを受け、ＮＹダウに加えナスダック指数が下落した。テスラ<TSLA>やアップル<AAPL>、アマゾン<AMZN>が安く、ＪＰモルガン<JPM>やバンカメ<BAC>、シティグループ<C>といった銀行株が軟調。ボーイング<BA>やキャタピラー<CAT>が安く、エクソン・モービル<XOM>やシェブロン<CVX>も値を下げた。半面、エヌビディア<NVDA>やオラクル<ORCL>が高く、ホーム・デポ<HD>やイーライ・リリー<LLY>、ブリストル・マイヤーズ・スクイブ<BMY>が堅調だった。

　ナスダック総合株価指数は１５７．２８４ポイント安の１万３６３１．０４７と反落した。

出所：MINKABU PRESS