極東貿易---1Qは増収・2ケタ以上の増益、産業設備関連部門の損失額が大幅に改善
極東貿易<8093>は10日、2024年3月期第1四半期(23年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比7.3%増の100.59億円、営業利益が1.49億円(前年同期は0.02億円の損失)、経常利益が同17.2%増の3.03億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同17.6%増の1.72億円となった。
産業設備関連部門の売上高は26.06億円(前年同期比4.70億円増)、セグメント損失は0.59億円(同1.48億円の改善)となった。産業インフラ関連事業の海外プラント向け重電事業が昨年度に引き続き好調を維持し、資源・計測機関連事業においても自動車検査装置事業が堅調に推移した。
産業素材関連部門の売上高は30.50億円(前年同期比0.60億円増)、セグメント利益は0.65億円(同0.21億円増)となった。需要回復による航空機業界の持ち直しなどにより海外向けを中心に炭素繊維複合材料関連が堅調に推移した。
機械部品関連部門の売上高は44.03億円(前年同期比1.52億円増)、セグメント利益は1.41億円(同0.19億円減)となった。建設機械向けを中心に国内外ともに昨年度に引き続き好調に推移した。一方で、ばね関連事業は、定荷重ばねの自動車産業向けおよび中国向け特需が一服したことなどにより落ち込んだ。
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比7.8%増の460.00億円、営業利益が同4.9%増の10.50億円、経常利益が同11.4%減の13.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.1%増の11.00億円とする期初計画を据え置いている。
《NS》
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