RIZAPグループ---新株予約権の発行を発表
RIZAPグループ<2928>は14日、グループの中長期的な持続的成長および企業価値の最大化を目指すにあたり、新規事業chocoZAPに対する投資回収の早期化および財務基盤の強化に対する同社経営陣のコミットメントの向上を目的に、chocoZAP事業の最高責任者である同社代表取締役社長 瀬戸健氏に対して、有償にて新株予約権を発行することを決定した。
新株予約権の割当ての対象者及びその人数は代表取締役社長 瀬戸健氏1名で、割り当てる新株予約権の数は、550,000個となる。本新株予約権1個あたりの目的である株式の数は同社普通株式100株。本新株予約権がすべて行使された場合に増加する同社普通株式の総数は、発行済株式総数の9.89%に相当し希薄化が生じることになる。しかし本新株予約権の行使条件が整った場合には、同社普通株式は最大で55,000,000株増加し、同社の資本は108億円以上の増加となり(2023年8月10日終値186円に106%を乗じた197円を1株あたりの行使価格とした場合の出資額の試算値は10,835,000,000円となる。)、大幅な財務基盤の強化が実現される。
本新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は本新株予約権の割当日である2023年9月1日の終値に106%を乗じた価格となる。また本新株予約権が権利行使できる期間は2023年9月1日から2033年8月31日までとされており、権利行使の条件は四半期の連結営業利益が一度でも黒字化を達成した場合にのみ、これ以降本新株予約権を行使することができるとされている。また本新株予約権は、同社普通株式の終値の1ヶ月間の平均値が一度でも行使価額の50%を下回った場合に、残存するすべての本新株予約権の行使を行使期間の満期までに義務付けるものであり、付与対象者である同社代表取締役社長が株価変動リスクを既存株主と共有するスキームとなっている。
《NS》
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