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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):物語コーポ、エフティ、ワタミ

物語コーポ <日足> 「株探」多機能チャートより
■物語コーポレーション <3097>  3,735円  +255 円 (+7.3%)  本日終値
 10日に決算を発表。「今期経常は15%増で3期連続最高益、前期配当を3円増額・今期は実質増配」が好感された。
 物語コーポレーション <3097> [東証P] が8月10日大引け後(15:00)に決算を発表。23年6月期の連結経常利益は前の期比16.4%増の71.7億円になり、24年6月期も前期比14.9%増の82.5億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。4期連続増収、増益になる。同時に、前期の年間配当を47円→50円(前の期は1→3の株式分割前で65円)に増額し、今期は30円とし、前期の株式分割を考慮した実質配当は12.5%増配とする方針とした。
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■エフティグループ <2763>  1,152円  +78 円 (+7.3%)  本日終値
 10日に決算を発表。「4-6月期(1Q)最終は94%増益で着地」が好感された。
 エフティグループ <2763> [東証S] が8月10日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比93.9%増の13.5億円に拡大し、通期計画の38億円に対する進捗率は35.8%に達し、5年平均の24.8%も上回った。
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 同時に発表した「1.47%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の1.47%にあたる45万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月17日から24年2月29日まで。

■ワタミ <7522>  963円  +64 円 (+7.1%)  本日終値
 ワタミ<7522>が大幅続伸し年初来高値を更新。10日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、営業利益を16億5000万円から26億5000万円(前期比79.7%増)へ、純利益を14億5000万円から22億5000万円(同34.4%増)へ上方修正したことが好感された。売上高は823億円(同5.6%増)の従来見通しを据え置いたものの、第1四半期に新型コロナウイルス感染症の収束による行動制限の撤廃により国内外食事業、海外外食事業における売上高の増加があったことに加えて、これまで進めてきた生産性向上や固定費削減の効果が寄与するとしている。同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高196億9100万円(前年同期比10.3%増)、営業利益10億2000万円(前年同期2億9500万円の赤字)、純利益17億8200万円(前年同期比2.0倍)だった。

■石原産業 <4028>  1,395円  +91 円 (+7.0%)  本日終値
 石原産業<4028>が大幅続伸。10日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、営業利益を12億円から15億円(前年同期比55.4%減)へ上方修正したことが好感された。売上高は720億円から700億円(同9.0%増)へ下方修正したものの、有機化学事業の主力農薬において海外での販売が堅調であることが利益を押し上げるという。なお、24年3月期通期業績予想は、売上高1470億円(前期比12.0%増)、営業利益110億円(同27.4%増)の従来見通しを据え置いている。同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高376億700万円(前年同期比12.9%増)、営業利益32億3200万円(同20.3%増)となった。電子部品用材料の販売が積層セラミックコンデンサ(MLCC)業界の在庫調整の影響で減少したものの、有機化学事業で、欧州の殺虫剤を中心に海外販売が増加した。

■スルガ銀行 <8358>  600円  +39 円 (+7.0%)  本日終値
 スルガ銀行<8358>は続急伸した。前営業日の10日取引終了後に24年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。純利益は前年同期比13.5%減の35億1000万円と減益で着地したものの、中間期の計画(25億円)を上回っており、材料視されたようだ。4~6月期の経常収益は同1.3%増の209億6300万円、経常利益は同11.1%増の47億8000万円だった。償却債権取立益が増加したほか、一般貸倒引当金繰入額が減少し、利益を押し上げる要因となった。

■理研ビタミン <4526>  2,196円  +135 円 (+6.6%)  本日終値
 10日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は23%増益で着地」が好感された。
 理研ビタミン <4526> [東証P] が8月10日大引け後(16:00)に決算を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比23.1%増の29.9億円に伸び、4-9月期(上期)計画の34億円に対する進捗率は88.2%に達し、5年平均の53.6%も上回った。
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■三井海洋開発 <6269>  1,552円  +94 円 (+6.5%)  本日終値
 10日に決算を発表。「上期最終は67%増益で着地」が好感された。
 三井海洋開発 <6269> [東証P] が8月10日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。23年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結最終利益は前年同期比66.7%増の34.4億円に拡大し、通期計画の59.7億円に対する進捗率は57.8%に達し、さらに前年同期の41.7%も上回った。
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■フジクラ <5803>  1,212円  +65.5 円 (+5.7%)  本日終値
 10日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は25%増益で着地」が好感された。
 フジクラ <5803> [東証P] が8月10日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比25.4%増の156億円に伸び、4-9月期(上期)計画の200億円に対する進捗率は78.2%に達し、5年平均の40.4%も上回った。
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■SECカーボン <5304>  12,170円  +650 円 (+5.6%)  本日終値
 10日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は59%増益で着地」が好感された。
 SECカーボン <5304> [東証S] が8月10日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比58.7%増の31.3億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の32億円に対する進捗率は98.0%に達し、5年平均の53.1%も上回った。
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■ヤマエGHD <7130>  3,320円  +165 円 (+5.2%)  本日終値
 10日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は54%増益で着地」が好感された。
 ヤマエグループホールディングス <7130> [東証P] が8月10日大引け後(15:30)に決算を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比54.3%増の35.1億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の55億円に対する進捗率は63.9%に達し、5年平均の42.5%も上回った。
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■THEグローバル社 <3271>  355円  +80 円 (+29.1%) ストップ高   本日終値
 THEグローバル社<3271>がストップ高。前営業日となる10日の取引終了後、23年6月期の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を開示した。今期の最終利益は前期比14.6%増の20億200万円を予想。年間配当は5期ぶりの復配となる18円を予定し、好感された。今期の売上高は同3.8%減の407億6900万円を計画する。分譲マンションや収益物件を中心に事業を推進し、今後は配当性向20%以上をメドに株主還元を目指すという。23年6月期の売上高は前の期比64.6%増の423億9300万円、最終利益は同3.8倍の17億4600万円だった。分譲マンション事業では121戸、収益物件事業では17物件の引き渡しを実施した。

■河西工業 <7256>  224円  +50 円 (+28.7%) ストップ高   本日終値
 河西工業<7256>がストップ高。前営業日の10日取引終了後に24年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。最終損益は17億6200万円の黒字(前期同期は42億4600万円の赤字)となった。四半期ベースで最終損益の黒字を確保したことで、業績の底入れを期待した買いが集まったようだ。外貨建債権債務の評価替えを主因に為替差益18億4700万円を営業外収益に計上した。売上高は前年同期比36.2%増の502億7600万円だった。半導体不足の緩和に伴う主要得意先の自動車生産台数の回復を背景に、日本と北米、欧州で大幅な増収。北米と欧州の赤字幅は縮小した。24年3月期の業績予想は非開示。同社は拠点再編や不採算事業の撤退などを含めた経営再建計画の策定を進めている。策定の進捗状況を踏まえ、業績予想の算定が可能になり次第、速やかに開示するとした。

■INFORICH <9338>  2,882円  +500 円 (+21.0%) ストップ高   本日終値
 INFORICH<9338>がストップ高。前営業日となる10日の取引終了後、23年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終損益の見通しを10億7300万円の赤字から4300万円の黒字(前期は12億4100万円の赤字)に見通しを引き上げた。赤字予想から一転して黒字転換の計画となり、材料視されたようだ。今期の売上高の見通しは67億7600万円から73億3300万円(前期比67.1%増)に上方修正した。行動制限の解除に伴う人流の回復で、モバイルバッテリーのレンタル回数が好調に推移。6月に実施した価格改定の影響に加え、販管費及び一般管理費の抑制効果もあって、影響を業績予想に織り込んだ。

●ストップ高銘柄
 東日システム <3316>  1,363円  +300 円 (+28.2%) ストップ高   本日終値
 アジャイル <6573>  635円  +100 円 (+18.7%) ストップ高   本日終値
 など、13銘柄

●ストップ安銘柄
 JFLAHD <3069>  248円  -80 円 (-24.4%) ストップ安   本日終値
 Rebase <5138>  1,152円  -300 円 (-20.7%) ストップ安   本日終値
 ランディックス <2981>  2,940円  -700 円 (-19.2%) ストップ安   本日終値
 明治機械 <6334>  338円  -80 円 (-19.1%) ストップ安   本日終値
 アルファクス <3814>  694円  -150 円 (-17.8%) ストップ安   本日終値
 など、13銘柄

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