タクマ---1Qは減収なるも、主力の環境・エネルギー(国内)事業の受注は堅調
タクマ<6013>は8日、2024年3月期第1四半期(23年4月-6月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比3.6%減の298.21億円、営業利益は同47.9%減の11.42億円、経常利益は同39.4%減の15.38億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同45.9%減の9.36億円となった。
環境・エネルギー(国内)事業の売上高は、主にEPC事業における案件構成の変化に加え、播磨新工場の稼働に伴う償却負担の増加や、人件費・研究開発費など営業費用の増加等により、前年同期比15.94億円減の240.25億円、営業利益は同11.96億円減の15.55億円となった。また、バイオマス発電プラントの新設2件を受注したほか、ごみ処理プラントの運転管理やメンテナンスなどアフターサービス受注の増加等があり、受注高は同18.73億円増の261.66億円となった。
環境・エネルギー(海外)事業の売上高は、メンテナンス売上の増加や受注済みプラントの進捗等により、4.25億円、営業損失は0.31億円となり前年同期に比べ若干改善した。また、海外現地法人におけるメンテナンス受注の増加等があり、受注高は前年同期比4.66億円増の7.53億円となった。
民生熱エネルギー事業の売上高は前年同期比1.95億円増の35.50億円、営業利益は0.25億円(前年同期は0.67億円の損失)となった。また、大型案件の受注などもあり、受注高は同6.38億円増の60.28億円となった。
設備・システム事業の売上高は、受注済み案件の進捗により前年同期比1.41億円増の19.13億円、営業利益は同0.47億円増の1.92億円となった。また、主に半導体産業用設備の減少により、受注高は同12.66億円減の17.01億円となった。
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.3%増の1,460.00億円、営業利益が同18.2%減の113.00億円、経常利益が同18.3%減の120.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同13.7%減の83.00億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ