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ダウ平均は続伸 利回り上昇で成長株には売り 米PPIが予想上回る=米国株概況

NY株式11日(NY時間16:20)
ダウ平均   35281.40(+105.25 +0.30%)
S&P500    4464.05(-4.78 -0.11%)
ナスダック   13644.85(-93.14 -0.68%)
CME日経平均先物 32485(大証終比:-75 -0.23%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸した一方、IT・ハイテク株は売りに押され、ナスダックは下落した。米国債利回りが上昇しており、成長株に戻り売りが強まった。

 この日の米生産者物価指数(PPI)が全体的に予想を上回る内容となったことで、本日はFRBの利上げサイクルの停止期待が後退している。9月FOMCでは据え置きがなお濃厚なものの、年内にあと1回の追加利上げの可能性は残されている格好。

 今月に入って米株式市場は不安定な動きとなっており、金利上昇への懸念が再びクローズアップされ、2週連続での下落となりそうな気配となっている。米大手銀のストラテジストによると、投資家は9日までの1週間で、米株式市場から資金を引き揚げる一方で、現金と債券に資金を積み増したという。

 前日の米消費者物価指数(CPI)は2カ月連続でインフレ鈍化を示唆したが、原油や天然ガスの最近の上昇を織り込んでいない。市場はソフトランディングへの期待を高めているが、そのバラ色の見通しはすでに織り込み済みと見られている。

 「季節的に弱い時期に入り、投資家は全般的に楽観的になり過ぎている。前日の米株式市場の伸び悩みは、そのことを表しており、現在の水準からさらに下落の可能性があることを示唆している」といった声も聞かれる。

*米生産者物価指数(7月)21:30
結果 0.3%
予想 0.3% 前回 0.0%(0.1%から修正)(前月比)
結果 0.8%
予想 0.7% 前回 0.2%(0.1%から修正)(前年比)
結果 0.3%
予想 0.1% 前回 -0.1%(0.1%から修正)(コア・前月比)
結果 2.4%
予想 2.3% 前回 2.4%(コア・前年比)

 高齢者向け医療サービスのカノ・ヘルス<CANO>が決算を受け急落。同社は継続企業の前提に関する警告を発表し、売却を検討していることを明らかにした。

 量子コンピュータのイオンQ<IONQ>が決算を受け上昇。ブッキングの見通しを上方修正したほか、売上高の見通しも引き上げた。

 再生可能エネルギーの設備を手掛けるマクセオン・ソーラー・テクノロジーズ<MAXN>が決算を受け大幅安。分散型発電事業の不振が売上高の伸び悩みにつながった。

 量子コンピュータやチップの開発も手掛けるリゲッティ・コンピューティング<RGTI>が決算を受け急伸。4-6月期決算(第2四半期)を発表しており、売上高が予想を上回った。

 鉱物資源の採掘のフリーポート・マクモラン<FCX>が下落。同社の情報システムがサイバー攻撃を受けたことを明らかにした。

 半導体の設計開発を手掛けるラムバス<RMBS>が上昇。同社は1億ドルの自社株買いの加速プログラムの開始を発表した。

カノ・ヘルス<CANO> 0.41(-1.11 -73.00%)
イオンQ<IONQ> 15.71(+1.52 +10.71%)
マクセオン<MAXN> 15.16(-7.12 -31.96%)
リゲッティ<RGTI> 2.28(+0.64 +39.02%)
ラムバス<RMBS> 52.30(+3.02 +6.13%)
フリーポート<FCX> 41.42(-0.96 -2.27%)

アップル<AAPL> 177.79(+0.06 +0.03%)
マイクロソフト<MSFT> 321.01(-1.92 -0.59%)
アマゾン<AMZN> 138.41(-0.15 -0.11%)
アルファベットC<GOOG> 130.17(-0.04 -0.03%)
テスラ<TSLA> 242.65(-2.69 -1.10%)
メタ・プラットフォームズ<META> 301.64(-4.10 -1.34%)
AMD<AMD> 107.57(-2.66 -2.41%)
エヌビディア<NVDA> 408.55(-15.33 -3.62%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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