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ダウ平均はプラスもナスダックは下落=米国株後半

NY株式11日(NY時間15:44)
ダウ平均   35292.21(+116.06 +0.33%)
ナスダック   13657.75(-80.24 -0.58%)
CME日経平均先物 32490(大証終比:-70 -0.22%)

 NY時間の終盤に入ってダウ平均はプラスで推移しているものの、IT・ハイテク株は売りに押され、ナスダックは下落している。米国債利回りが上昇しており、成長株には戻り売りが強まっているようだ。

 この日の米生産者物価指数(PPI)が全体的に予想を上回る内容となったことで、本日はFRBの利上げサイクルの停止期待が後退している。9月FOMCでは据え置きがなお濃厚なものの、年内にあと1回の追加利上げの可能性は残されている格好。

 今月に入って米株式市場は不安定な動きとなっており、金利上昇への懸念が再びクローズアップされ、2週連続での下落となりそうな気配となっている。米大手銀のストラテジストによると、投資家は9日までの1週間で、米株式市場から資金を引き揚げる一方で、現金と債券に資金を積み増したという。

 前日の米消費者物価指数(CPI)は2カ月連続でインフレ鈍化を示唆したが、原油や天然ガスの最近の上昇を織り込んでいない。市場はソフトランディングへの期待を高めているが、そのバラ色の見通しはすでに織り込み済みと見られている。

 「季節的に弱い時期に入り、投資家は全般的に楽観的になり過ぎている。前日の米株式市場の伸び悩みは、そのことを表しており、現在の水準からさらに下落の可能性があることを示唆している」といった声も聞かれる。

*米生産者物価指数(7月)21:30
結果 0.3%
予想 0.3% 前回 0.0%(0.1%から修正)(前月比)
結果 0.8%
予想 0.7% 前回 0.2%(0.1%から修正)(前年比)
結果 0.3%
予想 0.1% 前回 -0.1%(0.1%から修正)(コア・前月比)
結果 2.4%
予想 2.3% 前回 2.4%(コア・前年比)

 高齢者向け医療サービスのカノ・ヘルス<CANO>が決算を受け急落。同社は継続企業の前提に関する警告を発表し、売却を検討していることを明らかにした。

 量子コンピュータのイオンQ<IONQ>が決算を受け上昇。ブッキングの見通しを上方修正したほか、売上高の見通しも引き上げた。

 再生可能エネルギーの設備を手掛けるマクセオン・ソーラー・テクノロジーズ<MAXN>が決算を受け大幅安。分散型発電事業の不振が売上高の伸び悩みにつながった。

 量子コンピュータやチップの開発も手掛けるリゲッティ・コンピューティング<RGTI>が決算を受け急伸。4-6月期決算(第2四半期)を発表しており、売上高が予想を上回った。

 鉱物資源の採掘のフリーポート・マクモラン<FCX>が下落。同社の情報システムがサイバー攻撃を受けたことを明らかにした。

 半導体の設計開発を手掛けるラムバス<RMBS>が上昇。同社は1億ドルの自社株買いの加速プログラムの開始を発表した。

カノ・ヘルス<CANO> 0.42(-1.10 -72.30%)
イオンQ<IONQ> 15.80(+1.61 +11.31%)
マクセオン<MAXN> 15.04(-7.25 -32.52%)
リゲッティ<RGTI> 2.26(+0.62 +37.50%)
ラムバス<RMBS> 52.59(+3.31 +6.72%)
フリーポート<FCX> 41.42(-0.97 -2.28%)

アップル<AAPL> 178.05(+0.32 +0.18%)
マイクロソフト<MSFT> 321.37(-1.56 -0.48%)
アマゾン<AMZN> 138.44(-0.12 -0.09%)
アルファベットC<GOOG> 130.26(+0.05 +0.04%)
テスラ<TSLA> 242.41(-2.93 -1.19%)
メタ・プラットフォームズ<META> 302.63(-3.12 -1.02%)
AMD<AMD> 107.70(-2.53 -2.30%)
エヌビディア<NVDA> 410.03(-13.86 -3.27%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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