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ダウ平均は続落 前日の流れが本日も続く=米国株前半

NY株式9日(NY時間13:30)
ダウ平均   35258.15(-56.34 -0.16%)
ナスダック   13788.65(-95.67 -0.69%)
CME日経平均先物 32190(大証終比:-30 -0.09%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は続落。前日はムーディーズが複数の米地銀を格下げしたことや、中国経済への不透明感が広がっており、投資家心理が冷え込んでいた。その流れが本日も続いているようだ。

 中国経済については本日、消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)が発表になっていたが、ともにマイナスとなり、デフレへの懸念を改めて示している。中国経済については「部屋の中の象」と例え、明らかに問題があるにもかかわらず、これまで市場は目を瞑ってきたと評する向きもいる。

 市場関係者の中には、前日のシグナルは今後の市場にさらなる問題をもたらすと懸念する者もいるが、半面、今年に入ってからの株式市場の異常な上昇を考えれば、前日の動きは想定範囲内だと言う者もいる。

 8月の米株式市場は、7月までの上昇が行き過ぎたのではないかという懸念のほか、投資家が回復力のある経済とさらなる金利上昇のリスクを天秤にかけていることから不安定な動きが見られている。そのような中で、市場は明日の米消費者物価指数(CPI)の発表を待っている。FRBの利上げサイクル終了を支持する可能性もあり、何らかのヒントが出るか注目しているようだ。

 明日の米CPIについては、総合指数は前年のベース効果の影響が一時的に不利に転じ、前回から上昇が見込まれているものの、財の価格下落は7月に加速したことが予想され、サービス価格も昨年のピークからは低下が予想されている。前月に引き続きインフレの鈍化を示唆する内容が見込まれ、FRBの利上げサイクル終了への期待を強化すると見られているようだ。

 決算では配車サービスのリフト<LYFT>が前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表していたが、予想を上回る好調な内容ではあったものの、売上高が過去2年間で最も低い伸びとなったことが嫌気されている模様。

 シェアオフィスのウィーワーク<WE>が大幅安。持続的な赤字とオフィススペースの会員権取り消しを理由に、事業継続能力に相当な疑いがあると述べたことで、不安が広がっている。

 本日は引け後に、ディズニー<DIS>、ウィン・リゾーツ<DIS>が決算を発表予定。ディズニーはその前に、傘下のスポーツ専門局ESPNが、カジノ運営会社PENNエンターテインメントとスポーツカジノに関する長期的な独占パートナーシップを締結したと伝わっていた。

*米消費者物価指数(7月)10日21:30
予想 0.3% 前回 0.2%(前月比)
予想 3.3% 前回 3.0%(前年比)
予想 0.2% 前回 0.2%(コア・前月比)
予想 4.7% 前回 4.8%(コア・前年比)

リフト<LYFT> 10.47(-1.09 -9.43%)
ウィーワーク<WE> 0.13(-0.08 -36.61%)

アップル<AAPL> 178.73(-1.07 -0.60%)
マイクロソフト<MSFT> 324.24(-1.81 -0.56%)
アマゾン<AMZN> 138.23(-1.71 -1.22%)
アルファベットC<GOOG> 131.00(-0.84 -0.64%)
テスラ<TSLA> 245.25(-4.45 -1.78%)
メタ・プラットフォームズ<META> 308.39(-4.25 -1.36%)
AMD<AMD> 110.85(-2.38 -2.10%)
エヌビディア<NVDA> 431.47(-15.17 -3.40%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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