ソフト99コーポレーション---1Qは経常利益までは増収増益、ファインケミカル事業が2ケタ増益に
ソフト99コーポレーション<4464>は7日、2024年3月期第1四半期(23年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比3.0%増の76.25億円、営業利益が同5.6%増の9.89億円、経常利益が同5.5%増の10.49億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同0.8%減の7.00億円となった。
ファインケミカル事業の売上高は前年同期比6.5%増の38.40億円、営業利益は同17.5%増の6.07億円となった。一般消費者向け製品や家庭用製品販売において販売が減少したものの、海外向け販売が好調だったことや、新車販売回復の影響を受けて業務用製品販売やTPMSの企画開発販売(自動車分野)が好調に推移した。
ポーラスマテリアル事業の売上高は前年同期比0.2%増の21.00億円、営業利益は同15.6%減の2.58億円となった。原材料価格やエネルギー価格の上昇の影響を受けたことや、前期の第2四半期以降で新工場稼働に伴い減価償却費が発生し原価が増加したこと、また販売費及び一般管理費においても、人件費や研究費などが増加した。
サービス事業の売上高は前年同期比3.0%減の13.28億円、営業利益は同19.5%減の0.43億円となった。自動車整備・鈑金事業で中程度以上の事故車の出庫が進み修理単価が上がったことで売上が好調だったものの、自動車教習事業や生活用品企画販売事業での落ち込みをカバーするには至らなかった。
不動産関連事業の売上高は前年同期比7.3%増の3.56億円、営業利益は同33.6%増の0.77億円となった。
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比0.6%減の300.00億円、営業利益が同0.4%増の32.70億円、経常利益が同0.3%増の34.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.3%増の24.00億円
とする期初計画を据え置いている。
《SO》
提供:フィスコ