<動意株・3日>(大引け)=ジーエヌアイ、イリソ電子、AZ丸和HDなど(その1)
ジーエヌアイグループ<2160>=後場動意。この日、23年12月期の連結業績予想の修正を発表した。最終利益の見通しはこれまでの11億~14億円から17億300万円(前期比4.4倍)に上方修正しており、手掛かり視されたようだ。従来171億~209億円としていた今期の売上収益に関しては252億7300万円(同45.1%増)に見通しを引き上げた。連結子会社の北京コンチネント薬業の主力製品である「アイスーリュイ」の売上収益が計画を大きく上回って推移。連結子会社のCullgenがアステラス製薬<4503>と結んだ戦略的提携に基づき、約47億円を売上収益に計上しており、これらの影響を業績予想に織り込んだ。
イリソ電子工業<6908>=4連騰で底値離脱の動き。2日の取引終了後、24年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直し、経常利益の見通しを75億5000万円から82億円(前期比7.0%増)に上方修正した。経常利益は減益予想から一転して増益の計画となり、6期ぶりに最高益を更新する見込みとなったことが好感されたようだ。今期の売上高は550億円から570億円(同7.7%増)に予想を引き上げた。為替が想定よりも円安方向で推移しており、想定レートを見直して業績予想に反映させた。4~6月期の売上高は前年同期比4.8%増の124億9600万円、経常利益は同21.7%減の16億2500万円だった。車載市場向けが伸長した半面、新たな統合基幹業務システム(ERP)に関連する費用の増加が利益の圧迫要因となった。
AZ-COM丸和ホールディングス<9090>=切り返し急。2日の取引終了後、24年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比16.1%増の475億2800万円、経常利益は同44.9%増の37億5100万円だった。経常利益の中間期計画に対する進捗率は67%と順調で、業績の上振れを期待した買いを集めたようだ。EC市場の成長が追い風となるなか、輸配送事業では配送エリアと稼働台数の拡大が奏功。3PL(サード・パーティー・ロジスティクス)領域においても、物流センターの拡充が寄与したほか、スーパーマーケットの業務拡大、ドラッグストアをはじめとする医薬・医療関連の出荷物量の増加が収益に貢献した。
日本高周波鋼業<5476>=急伸。2021年5月以来の高値をつけた。2日の取引終了後、未定としていた24年3月期の最終損益予想に関し、75億円の黒字(前期は1億5000万円の赤字)に転換する見込みだと発表。これが株価の刺激材料となった。連結子会社の高周波精密が千葉県市川市内に保有する土地の売却に伴って、固定資産の譲渡益100億円(概算)を特別利益に計上する。今期の売上高の見通しは、需要環境の変化を背景に430億円から420億円(前期比5.7%減)に引き下げるものの、エネルギー・原燃料コストの下落などを織り込み、営業・経常利益予想は据え置いた。
イリソ電子工業<6908>=4連騰で底値離脱の動き。2日の取引終了後、24年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直し、経常利益の見通しを75億5000万円から82億円(前期比7.0%増)に上方修正した。経常利益は減益予想から一転して増益の計画となり、6期ぶりに最高益を更新する見込みとなったことが好感されたようだ。今期の売上高は550億円から570億円(同7.7%増)に予想を引き上げた。為替が想定よりも円安方向で推移しており、想定レートを見直して業績予想に反映させた。4~6月期の売上高は前年同期比4.8%増の124億9600万円、経常利益は同21.7%減の16億2500万円だった。車載市場向けが伸長した半面、新たな統合基幹業務システム(ERP)に関連する費用の増加が利益の圧迫要因となった。
AZ-COM丸和ホールディングス<9090>=切り返し急。2日の取引終了後、24年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比16.1%増の475億2800万円、経常利益は同44.9%増の37億5100万円だった。経常利益の中間期計画に対する進捗率は67%と順調で、業績の上振れを期待した買いを集めたようだ。EC市場の成長が追い風となるなか、輸配送事業では配送エリアと稼働台数の拡大が奏功。3PL(サード・パーティー・ロジスティクス)領域においても、物流センターの拡充が寄与したほか、スーパーマーケットの業務拡大、ドラッグストアをはじめとする医薬・医療関連の出荷物量の増加が収益に貢献した。
日本高周波鋼業<5476>=急伸。2021年5月以来の高値をつけた。2日の取引終了後、未定としていた24年3月期の最終損益予想に関し、75億円の黒字(前期は1億5000万円の赤字)に転換する見込みだと発表。これが株価の刺激材料となった。連結子会社の高周波精密が千葉県市川市内に保有する土地の売却に伴って、固定資産の譲渡益100億円(概算)を特別利益に計上する。今期の売上高の見通しは、需要環境の変化を背景に430億円から420億円(前期比5.7%減)に引き下げるものの、エネルギー・原燃料コストの下落などを織り込み、営業・経常利益予想は据え置いた。