話題株ピックアップ【夕刊】(3):JSP、アドテスト、マクニカHD(訂正)
■JSP <7942> 1,959円 +78 円 (+4.2%) 本日終値
JSP<7942>が3日続伸し年初来高値を更新。7月31日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、営業利益を48億円から56億円(前期比89.4%増)へ、純利益を34億円から43億円(同69.9%増)へ上方修正したことが好感された。売上高は1350億円(同2.5%増)の従来見通しを据え置いたものの、発泡ポリプロピレン「ピーブロック」の販売が欧米において好調に推移する見込みであることや、北米においてポリプロピレンの需要低下により原料価格が軟化していることが要因という。また、想定為替レートの見直しも利益の改善に寄与する見通しという。同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高320億4900万円(前年同期比3.5%増)、営業利益12億7100万円(同66.4%増)、純利益11億1900万円(同46.6%増)だった。
■アドバンテスト <6857> 20,310円 +785 円 (+4.0%) 本日終値
アドバンテスト<6857>が5日ぶり反発。ソシオネクスト<6526>が戻り相場に転じており、調整色を強めていた同社株もリバウンド局面に移行している。株価は前週7月27日から25日移動平均線を下回った水準で推移しているものの下放れずに底堅さも発揮していた。23年4~6月期の営業利益は前年同期比68%減と低迷したが、スマートフォンとパソコンの売れ行き不振による半導体メモリーの在庫過剰が背景で、株価的には織り込みが進んだ。同社のテスターは米画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>向け製品で高水準のシェアを確保しており、生成AI市場の拡大に伴い、25年3月期以降の業績成長シナリオに期待がかかっている。
■マクニカHD <3132> 6,130円 +180 円 (+3.0%) 本日終値
マクニカホールディングス<3132>が大幅続伸し年初来高値を更新。7月31日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、営業利益を620億円から660億円(前期比7.1%増)へ、純利益を412億円から422億円(同2.9%増)へ上方修正したことが好感された。売上高は1兆1000億円(同6.9%増)の従来見通しを据え置いたものの、主力事業の一つである半導体及び電子デバイスその他事業が、製造業のDX化や各国政府主導による半導体への投資、脱炭素化によるEV化などを背景に、引き続き堅調に推移する見通しであることが要因。また、生成AI向けのサーバー市場など新たな市場の立ち上がりが期待されていることも寄与する。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高2785億6200万円(前年同期比15.4%増)、営業利益206億5300万円(同68.4%増)、純利益135億8000万円(同72.8%増)だった。
■トヨタ自動車 <7203> 2,445.5円 +59.5 円 (+2.5%) 本日終値
トヨタ自動車<7203>が後場一段高。同社は午後1時25分に決算発表を行った。24年3月期第1四半期(4~6月)の連結営業利益は、前年同期比93.7%増の1兆1209億円となった。市場では9400億円前後が予想されていた。24年3月期の営業利益予想は3兆円(前期比10.1%増)で据え置かれた。今期の想定為替レートは1ドル=125円とされている。
■第一三共 <4568> 4,437円 +90 円 (+2.1%) 本日終値
第一三共<4568>は底堅く推移。厚生労働省の専門部会が第一三共の新型コロナウイルスワクチン「ダイチロナ」の製造販売承認を31日に了承したと、複数のメディアが報じた。厚労省によって近く正式に承認され、国内企業が開発した初の新型コロナワクチンになる見通しという。これが好感されて下値では押し目買いが入り、決算発表を受けた前日の大幅高に続きしっかりの展開となっている。同社は31日場中に4~6月期(第1四半期)決算を発表。売上高は前年同期比25.2%増の3508億3500万円、純利益は同3.0倍の570億1300万円だった。グローバル主力品の伸長や円安、子会社譲渡に伴う税効果会計の影響が寄与した。通期見通しは据え置いている。
■丸大食品 <2288> 1,562円 +23 円 (+1.5%) 本日終値
丸大食品<2288>が5日続伸し年初来高値を更新。7月31日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、営業利益を4億円から10億円(前年同期7億5400万円の赤字)へ、最終利益を2億円から8億円(同5億7500万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。売上高は、ハム・ソーセージ部門が伸び悩む一方、外食需要の回復やコンビニエンスストア向け売り上げの伸長などから1130億円(前年同期比2.2%増)の従来見通しを据え置いたものの、継続的なコスト削減に努め、販管費が想定よりも低減される見通しであることから利益は上振れる見通しという。
■日本製鉄 <5401> 3,291円 +45 円 (+1.4%) 本日終値
日本製鉄<5401>が続伸。全体相場はバリュー株優位の地合いが続いているが、同社株はその象徴として買いが続いている。PER8倍台、PBR0.7倍台で配当利回りは4%を超えており、水準訂正狙いの買いが根強い。きょうは62円高の3308円まで上値を伸ばし、3月上旬以来約5カ月ぶりに年初来高値を更新した。今週末4日に23年4~6月期決算発表を控えており、その内容にマーケットの関心が高い。原材料価格の高騰の影響が警戒されるが、先に7月21日に東京製鐵<5423>が決算見通しを上方修正したこともあり、日本製鉄も空売り筋の買い戻しを誘発した経緯がある。信用倍率は12倍台と大幅に買い長ながら、7月以降は買い残の整理が進捗しており株式需給面も改善している。
■クイック <4318> 2,090円 -345 円 (-14.2%) 本日終値 東証プライム 下落率3位
クイック<4318>が急反落。7月31日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高89億8300万円(前年同期比5.1%増)、営業利益30億500万円(同9.5%減)、純利益21億500万円(同9.0%減)と増収減益となったことが嫌気された。人材紹介事業で、建設や電機・機械、自動車、ITなどの分野で企業の採用ニーズが旺盛だったことや、人材派遣・紹介予定派遣・業務請負事業で看護師や保育士の派遣ニーズが高い水準で推移したことから売上高は伸長したものの、積極的な人材への投資の一環として社員の待遇改善や新卒及び中途採用の強化に取り組んだことで人件費が増加したことなどが利益を圧迫した。なお、24年3月期通期業績予想は、売上高300億円(前期比7.9%増)、営業利益49億6000万円(同10.5%増)、純利益33億5300万円(同2.8%増)の従来見通しを据え置いている。
■伯東 <7433> 4,905円 -695 円 (-12.4%) 本日終値 東証プライム 下落率6位
伯東<7433>が急反落。31日の取引終了後に4~6月期(第1四半期)決算を発表。売上高が前年同期比19.7%減の447億8400万円、純利益が同99.8%減の600万円と大幅な減収減益で着地し、これを嫌気した売りが出ている。主力の電子部品事業で、テレビなどの民生機器分野や産業機器分野を中心にコロナ禍の需要増の反動や中国景気低迷の影響を受けた。大手半導体メーカー製品の商流変更による影響もあった。利益面では減収に加え、特別損失として貸倒引当金繰入額を計上したことが響いた。通期見通しは据え置いている。
■ベネフィット・ワン <2412> 1,290円 -176.5 円 (-12.0%) 本日終値 東証プライム 下落率7位
ベネフィット・ワン<2412>が大幅安。31日の取引終了後に4~6月期(第1四半期)決算を発表。売上高が前年同期比9.6%減の95億7100万円、営業利益が同33.2%減の19億3600万円と減収減益で着地しており、これが嫌気された。旧JTBベネフィット特有の取引減少が響いた。売上高の大半を占めるストックの会費収入は前年同期比で増加した。会社側では事業環境や成長機会について期初時点から認識に変更はなく、営業利益予想に対する実績も堅調に進捗しているとし、通期の増収・営業増益見通しは据え置いた。
■ラバブルMG <9254> 1,971円 +400 円 (+25.5%) ストップ高 本日終値
ラバブルマーケティンググループ<9254>がストップ高。7月31日の取引終了後、アジアへの越境ECを支援するアジアンブリッジ(東京都千代田区)と資本・業務提携したと発表しており、好材料視された。ラバブルMGは今年4月、タイのDTKアド社を子会社化し、タイを中心に東南アジア地域5カ国でSNSマーケティング事業を展開しているが、今回のアジアンブリッジとの提携により、両社が持つSNSマーケティングやWEB制作のノウハウを相互提供することで、両社の発展を目指すという。また、ラバブルMG子会社のコムニコはアジアンブリッジとの協業により、東アジア地域を対象としたインバウンド支援パッケージを提供する予定としている。
■ブロードE <4415> 1,529円 +300 円 (+24.4%) ストップ高 本日終値
ブロードエンタープライズ<4415>がストップ高。7月31日の取引終了後、23年12月期の単独業績予想について、売上高を36億6600万円から40億3300万円(前期比34.8%増)へ、営業利益を3億6600万円から4億8800万円(同68.9%増)へ、純利益を2億1700万円から3億円(同3.9倍)へ上方修正したことが好感された。マンション向け高速インターネット「B-CUBIC」事業において、契約期間を撤廃した新プラン「B-CUBIC Next」の受注が好調なことが要因。従来のB-CUBICの収益モデル(ストック収益のみ)とは異なり、フロー収益及びストック収益となるため、フロー収益の計上が上振れ要因となるという。
■テクノスジャパン <3666> 730円 +100 円 (+15.9%) ストップ高 本日終値
テクノスジャパン<3666>がストップ高、カイ気配スタートで一気に株価水準を切り上げ700円台乗せ。6月29日につけた年初来高値703円を上回り新値街道に突入した。前週末7月28日のザラ場に606円まで売られたが、週明け31日は75日移動平均線を足場に切り返し歩調に転じていた。きょうは、同日引け後に発表された23年4~6月期決算発表を受けて上げ足を加速させている。4~6月期は売上高が前年同期比33%増の32億6200万円、営業利益は同68%増の4億6200万円と目覚ましい成長をみせた。同社はデジタルトランスフォーメーション(DX)コンサルティングを主力展開するが、ERP(統合基幹システム)、CRM(顧客管理システム)に加え、企業と企業を結ぶデータ基盤プラットフォームでサプライチェーン効率化を実現するCBP(注文決済サービス)に力を入れている。企業のDX投資需要を取り込み業績の大幅な伸びに反映させており、足もとでこれを好感する買いを呼び込んだ。
●ストップ高銘柄
エンプラス <6961> 7,080円 +1,000 円 (+16.5%) ストップ高 本日終値
など、4銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース
JSP<7942>が3日続伸し年初来高値を更新。7月31日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、営業利益を48億円から56億円(前期比89.4%増)へ、純利益を34億円から43億円(同69.9%増)へ上方修正したことが好感された。売上高は1350億円(同2.5%増)の従来見通しを据え置いたものの、発泡ポリプロピレン「ピーブロック」の販売が欧米において好調に推移する見込みであることや、北米においてポリプロピレンの需要低下により原料価格が軟化していることが要因という。また、想定為替レートの見直しも利益の改善に寄与する見通しという。同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高320億4900万円(前年同期比3.5%増)、営業利益12億7100万円(同66.4%増)、純利益11億1900万円(同46.6%増)だった。
■アドバンテスト <6857> 20,310円 +785 円 (+4.0%) 本日終値
アドバンテスト<6857>が5日ぶり反発。ソシオネクスト<6526>が戻り相場に転じており、調整色を強めていた同社株もリバウンド局面に移行している。株価は前週7月27日から25日移動平均線を下回った水準で推移しているものの下放れずに底堅さも発揮していた。23年4~6月期の営業利益は前年同期比68%減と低迷したが、スマートフォンとパソコンの売れ行き不振による半導体メモリーの在庫過剰が背景で、株価的には織り込みが進んだ。同社のテスターは米画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>向け製品で高水準のシェアを確保しており、生成AI市場の拡大に伴い、25年3月期以降の業績成長シナリオに期待がかかっている。
■マクニカHD <3132> 6,130円 +180 円 (+3.0%) 本日終値
マクニカホールディングス<3132>が大幅続伸し年初来高値を更新。7月31日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、営業利益を620億円から660億円(前期比7.1%増)へ、純利益を412億円から422億円(同2.9%増)へ上方修正したことが好感された。売上高は1兆1000億円(同6.9%増)の従来見通しを据え置いたものの、主力事業の一つである半導体及び電子デバイスその他事業が、製造業のDX化や各国政府主導による半導体への投資、脱炭素化によるEV化などを背景に、引き続き堅調に推移する見通しであることが要因。また、生成AI向けのサーバー市場など新たな市場の立ち上がりが期待されていることも寄与する。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高2785億6200万円(前年同期比15.4%増)、営業利益206億5300万円(同68.4%増)、純利益135億8000万円(同72.8%増)だった。
■トヨタ自動車 <7203> 2,445.5円 +59.5 円 (+2.5%) 本日終値
トヨタ自動車<7203>が後場一段高。同社は午後1時25分に決算発表を行った。24年3月期第1四半期(4~6月)の連結営業利益は、前年同期比93.7%増の1兆1209億円となった。市場では9400億円前後が予想されていた。24年3月期の営業利益予想は3兆円(前期比10.1%増)で据え置かれた。今期の想定為替レートは1ドル=125円とされている。
■第一三共 <4568> 4,437円 +90 円 (+2.1%) 本日終値
第一三共<4568>は底堅く推移。厚生労働省の専門部会が第一三共の新型コロナウイルスワクチン「ダイチロナ」の製造販売承認を31日に了承したと、複数のメディアが報じた。厚労省によって近く正式に承認され、国内企業が開発した初の新型コロナワクチンになる見通しという。これが好感されて下値では押し目買いが入り、決算発表を受けた前日の大幅高に続きしっかりの展開となっている。同社は31日場中に4~6月期(第1四半期)決算を発表。売上高は前年同期比25.2%増の3508億3500万円、純利益は同3.0倍の570億1300万円だった。グローバル主力品の伸長や円安、子会社譲渡に伴う税効果会計の影響が寄与した。通期見通しは据え置いている。
■丸大食品 <2288> 1,562円 +23 円 (+1.5%) 本日終値
丸大食品<2288>が5日続伸し年初来高値を更新。7月31日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、営業利益を4億円から10億円(前年同期7億5400万円の赤字)へ、最終利益を2億円から8億円(同5億7500万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。売上高は、ハム・ソーセージ部門が伸び悩む一方、外食需要の回復やコンビニエンスストア向け売り上げの伸長などから1130億円(前年同期比2.2%増)の従来見通しを据え置いたものの、継続的なコスト削減に努め、販管費が想定よりも低減される見通しであることから利益は上振れる見通しという。
■日本製鉄 <5401> 3,291円 +45 円 (+1.4%) 本日終値
日本製鉄<5401>が続伸。全体相場はバリュー株優位の地合いが続いているが、同社株はその象徴として買いが続いている。PER8倍台、PBR0.7倍台で配当利回りは4%を超えており、水準訂正狙いの買いが根強い。きょうは62円高の3308円まで上値を伸ばし、3月上旬以来約5カ月ぶりに年初来高値を更新した。今週末4日に23年4~6月期決算発表を控えており、その内容にマーケットの関心が高い。原材料価格の高騰の影響が警戒されるが、先に7月21日に東京製鐵<5423>が決算見通しを上方修正したこともあり、日本製鉄も空売り筋の買い戻しを誘発した経緯がある。信用倍率は12倍台と大幅に買い長ながら、7月以降は買い残の整理が進捗しており株式需給面も改善している。
■クイック <4318> 2,090円 -345 円 (-14.2%) 本日終値 東証プライム 下落率3位
クイック<4318>が急反落。7月31日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高89億8300万円(前年同期比5.1%増)、営業利益30億500万円(同9.5%減)、純利益21億500万円(同9.0%減)と増収減益となったことが嫌気された。人材紹介事業で、建設や電機・機械、自動車、ITなどの分野で企業の採用ニーズが旺盛だったことや、人材派遣・紹介予定派遣・業務請負事業で看護師や保育士の派遣ニーズが高い水準で推移したことから売上高は伸長したものの、積極的な人材への投資の一環として社員の待遇改善や新卒及び中途採用の強化に取り組んだことで人件費が増加したことなどが利益を圧迫した。なお、24年3月期通期業績予想は、売上高300億円(前期比7.9%増)、営業利益49億6000万円(同10.5%増)、純利益33億5300万円(同2.8%増)の従来見通しを据え置いている。
■伯東 <7433> 4,905円 -695 円 (-12.4%) 本日終値 東証プライム 下落率6位
伯東<7433>が急反落。31日の取引終了後に4~6月期(第1四半期)決算を発表。売上高が前年同期比19.7%減の447億8400万円、純利益が同99.8%減の600万円と大幅な減収減益で着地し、これを嫌気した売りが出ている。主力の電子部品事業で、テレビなどの民生機器分野や産業機器分野を中心にコロナ禍の需要増の反動や中国景気低迷の影響を受けた。大手半導体メーカー製品の商流変更による影響もあった。利益面では減収に加え、特別損失として貸倒引当金繰入額を計上したことが響いた。通期見通しは据え置いている。
■ベネフィット・ワン <2412> 1,290円 -176.5 円 (-12.0%) 本日終値 東証プライム 下落率7位
ベネフィット・ワン<2412>が大幅安。31日の取引終了後に4~6月期(第1四半期)決算を発表。売上高が前年同期比9.6%減の95億7100万円、営業利益が同33.2%減の19億3600万円と減収減益で着地しており、これが嫌気された。旧JTBベネフィット特有の取引減少が響いた。売上高の大半を占めるストックの会費収入は前年同期比で増加した。会社側では事業環境や成長機会について期初時点から認識に変更はなく、営業利益予想に対する実績も堅調に進捗しているとし、通期の増収・営業増益見通しは据え置いた。
■ラバブルMG <9254> 1,971円 +400 円 (+25.5%) ストップ高 本日終値
ラバブルマーケティンググループ<9254>がストップ高。7月31日の取引終了後、アジアへの越境ECを支援するアジアンブリッジ(東京都千代田区)と資本・業務提携したと発表しており、好材料視された。ラバブルMGは今年4月、タイのDTKアド社を子会社化し、タイを中心に東南アジア地域5カ国でSNSマーケティング事業を展開しているが、今回のアジアンブリッジとの提携により、両社が持つSNSマーケティングやWEB制作のノウハウを相互提供することで、両社の発展を目指すという。また、ラバブルMG子会社のコムニコはアジアンブリッジとの協業により、東アジア地域を対象としたインバウンド支援パッケージを提供する予定としている。
■ブロードE <4415> 1,529円 +300 円 (+24.4%) ストップ高 本日終値
ブロードエンタープライズ<4415>がストップ高。7月31日の取引終了後、23年12月期の単独業績予想について、売上高を36億6600万円から40億3300万円(前期比34.8%増)へ、営業利益を3億6600万円から4億8800万円(同68.9%増)へ、純利益を2億1700万円から3億円(同3.9倍)へ上方修正したことが好感された。マンション向け高速インターネット「B-CUBIC」事業において、契約期間を撤廃した新プラン「B-CUBIC Next」の受注が好調なことが要因。従来のB-CUBICの収益モデル(ストック収益のみ)とは異なり、フロー収益及びストック収益となるため、フロー収益の計上が上振れ要因となるという。
■テクノスジャパン <3666> 730円 +100 円 (+15.9%) ストップ高 本日終値
テクノスジャパン<3666>がストップ高、カイ気配スタートで一気に株価水準を切り上げ700円台乗せ。6月29日につけた年初来高値703円を上回り新値街道に突入した。前週末7月28日のザラ場に606円まで売られたが、週明け31日は75日移動平均線を足場に切り返し歩調に転じていた。きょうは、同日引け後に発表された23年4~6月期決算発表を受けて上げ足を加速させている。4~6月期は売上高が前年同期比33%増の32億6200万円、営業利益は同68%増の4億6200万円と目覚ましい成長をみせた。同社はデジタルトランスフォーメーション(DX)コンサルティングを主力展開するが、ERP(統合基幹システム)、CRM(顧客管理システム)に加え、企業と企業を結ぶデータ基盤プラットフォームでサプライチェーン効率化を実現するCBP(注文決済サービス)に力を入れている。企業のDX投資需要を取り込み業績の大幅な伸びに反映させており、足もとでこれを好感する買いを呼び込んだ。
●ストップ高銘柄
エンプラス <6961> 7,080円 +1,000 円 (+16.5%) ストップ高 本日終値
など、4銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース