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ダウ平均はプラス圏での推移 IT・ハイテク株は上値重い=米国株後半

NY株式10日(NY時間15:36)
ダウ平均   33905.94(+171.06 +0.51%)
ナスダック   13668.38(+7.66 +0.06%)
CME日経平均先物 32295(大証終比:+155 +0.48%)

 NY時間の終盤に入ってダウ平均はプラス圏での推移となっている。きょうのNY株式市場でダウ平均は反発しているものの、IT・ハイテク株が軟調に推移しており、ナスダックは前日付近での推移となっている。

 今週は米消費者物価指数(CPI)や決算発表の幕開けを控える中、米株式市場は慎重になっている。米CPIはFRBの引き締めがいつまで続くかを左右する可能性もあり、市場は結果待ちの雰囲気も強い。本日は複数のFOMC委員の発言が伝わっていたが、先週の予想を下回った米雇用統計を経てもなお、追加利上げの可能性を示唆していた。

 今週はJPモルガン<JPM>やシティグループ<C>、といった米大手銀が決算を発表し、決算シーズンの幕開けとなる。市場からは、今回の決算シーズンが米株式市場の新たな上昇を促進するとは期待すべきではないとの声も聞かれる。「投資家は1-3月期同様に再び低い予想を上回ると楽観視している面もある。しかし、もしそうならなければ、今度はきつい下げになるはずだ。実質金利の上昇と流動性の流出が続いているため、米国株にリスクプレミアムはあまり残っていない」という。

 S&P500企業の業績は、今年いっぱいは大きな圧力に直面し、業績後退期に入ると思われる。理由はマイナスの営業レバレッジ。コストの伸びが売上げの伸びを上回る、利益の伸びは鈍化するとの見方も出ている。

 一方、中国のデフレリスクが顕在化していることもリスク選好の重石となっている模様。中国の6月の消費者物価指数(CPI)は横ばいだったが、生産者物価指数(PPI)は予想以上に低下し、デフレリスクへの懸念を煽っているという。中国経済が力を失い続けていることは市場にとって懸念材料となっている。

 通信大手のAT&T<T>とベライゾン<VZ>が軟調。有毒な鉛に覆われたケーブル網を全米に残したとの報道が嫌気されている。

 著名投資家のアイカーン氏率いる投資会社アイカーン・エンタープライジズ(IEP)<IEP>が大幅高。アイカーン氏が日曜日に金融機関との間で、個人的な借り入れを自社株の取引価格から切り離し、担保を増やし、借り入れを3年で全額返済するという修正契約を結んだと伝わった。

 電気自動車(EV)のフィスカー<FSR>が大幅安。増資計画を公表し、機関投資家に対して転換社債を発行する。2025年満期の無担保転換社債で3億ドルの調達を見込んでいるほか、募集終了後18カ月以内に追加で3億4000万ドルを購入する可能性がある。

 レストラン運営のカバ<CAVA>が大幅高。アナリストが投資判断を「買い」、目標株価を45ドルでカバレッジを開始した。

 医療機器のショックウェイブ・メディカル<SWAV>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価も従来の291ドルから335ドルに引き上げた。

 農芸化学のFMC<FMC>が大幅安。4-6月期(第2四半期)と通期のガイダンスも公表し、伴に売上高見通しを下方修正している。

アイカーン・エンタープライゼズ<IEP> 34.45(+5.59 +19.37%)
フィスカー<FSR> 6.85(+0.85 +14.08%)
カバ<CAVA> 43.80(+4.18 +10.55%)
ショックウェーブ<SWAV> 276.15(+14.38 +5.49%)
FMC<FMC> 93.18(-11.07 -10.62%)

アップル<AAPL> 188.39(-2.30 -1.20%)
マイクロソフト<MSFT> 331.12(-6.10 -1.81%)
アマゾン<AMZN> 126.89(-2.90 -2.23%)
アルファベットC<GOOG> 116.96(-3.18 -2.65%)
テスラ<TSLA> 269.22(-5.21 -1.90%)
メタ・プラットフォームズ<META> 292.24(+1.71 +0.59%)
AMD<AMD> 113.31(+0.14 +0.12%)
エヌビディア<NVDA> 420.67(-4.36 -1.03%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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