安川電が軟調、第1四半期最終増益も中国景気の先行き懸念が重荷
安川電機<6506>は軟調。前週末7日の取引終了後に発表した24年2月期第1四半期(3~5月)の連結決算は、最終利益が前年同期比12.6%増の116億6500万円だった。第1四半期の受注額は前年同期比18%減となったが、前期の第4四半期(22年12月~23年2月)比では8%増となった。市場ではサプライズ感は乏しいとの見方もあるが、中国景気の先行き懸念が広がるなかにあって、買い向かう姿勢は限られた。
売上高に相当する売上収益は同18.5%増の1425億1300万円だった。半導体市場での在庫調整のあおりを受けた一方、米国では自動車やオイル・ガス関連の設備投資が拡大。中国では新エネルギー分野を中心に設備投資が緩やかに回復したことが追い風となった。円安効果や生産の効率化や操業度改善に加え、原材料価格の上昇を受けた価格転嫁による採算性の改善も寄与した。
出所:MINKABU PRESS
売上高に相当する売上収益は同18.5%増の1425億1300万円だった。半導体市場での在庫調整のあおりを受けた一方、米国では自動車やオイル・ガス関連の設備投資が拡大。中国では新エネルギー分野を中心に設備投資が緩やかに回復したことが追い風となった。円安効果や生産の効率化や操業度改善に加え、原材料価格の上昇を受けた価格転嫁による採算性の改善も寄与した。
出所:MINKABU PRESS