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ダウ平均は4日ぶり反落 弱い中国指標に改めて懸念 議事録への反応限定的=米国株概況

NY株式5日(NY時間16:20)
ダウ平均   34288.64(-129.83 -0.38%)
S&P500    4446.82(-8.77 -0.20%)
ナスダック   13791.66(-25.11 -0.18%)
CME日経平均先物 33155(大証終比:-165 -0.50%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は4日ぶりに反落。独立記念日が明け、本日から本格的に下半期の相場入りとなる中、米株式市場は軟調に始まっている。この日発表の中国サービス業PMIが予想を下回ったことで、世界経済の先行きに対する懸念が改めて高まっているようだ。

 世界経済の鈍化を示す最新の証拠により、IT・ハイテク株の上昇がけん引した上半期の株式への需要に減退の兆しも見られる中、FRBやECBといった主要中銀は依然として引き締めモードにあり、成長にブレーキをかけそうな状況。

 一部からは「今後訪れる景気後退がどの程度になるかを言うのは時期尚早だが、明らかに減速に近づいている。リスク資産にタオルを投げるのは時期尚早だが、クオリティの高さは維持しなければならない」といった声も聞かれた。

 なお、午後にFOMC議事録が公表され、FOMC委員のほぼ全員が一時停止を適切または容認できると判断した一方、大半の委員が年内の追加利上げを予想していたことが明らかになった。タカ派な利上げ一時停止だったことを確認する内容ではあるが、目新しい内容もなく、株式市場の反応は限定的となった。

 メタ・プラットフォームズ<META>が上昇。インスタグラムで、ツイッターとの競合が期待されているメッセージアプリ「スレッズ」を明日6日にリリースする。ツイッターと同様の機能を持つスレッズは、テキストベースの投稿が可能で、「いいね!」やコメントをシェアすることができる。インスタグラムでフォローしているアカウントのフォローや同じユーザー名の使用も可能だという。市場には期待感も出ているようだ。

 電気自動車(EV)のリビアン・オートモーティブ<RIVN>が6日続伸。休み前に発表した4-6月の生産台数が市場予想を上回ったことで株価は上げを加速していた。その流れが本日も続いている格好。同社は前日にアマゾン<AMZN>向けに製造しているEVバンの欧州への納入を開始した。

 特殊鉱物資源メーカーのMPマテリアルズ<MP>が上昇。中国政府がレアメタル(希少金属)の輸出制限を強め、レアメタルの一種であるレアアース(希土類)でも規制強化の方針を示していることが材料視された。

 電気自動車(EV)のニコラ<NKLA>が上昇。取引開始前に第2四半期のEV大型トラック「トレ・BEV」の小売販売台数が66台、卸販売台数が45台になったと発表した。また、北米市場への注力、コスト削減計画の継続も示した。

 半導体素子を手掛けるウルフスピード<WOLF>が大幅高。日本のルネサスエレクトロニクスがきょう、同社からSiC(炭化ケイ素)ウエハーの供給を10年間に渡って受ける契約を締結したと発表した。

リビアン<RIVN> 20.43(+0.87 +4.45%)
MPマテリアルズ<MP> 24.55(+1.39 +6.00%)
ニコラ<NKLA> 1.43(+0.06 +4.38%)
ウルフスピード<WOLF> 62.99(+6.25 +11.02%)

アップル<AAPL> 191.33(-1.13 -0.59%)
マイクロソフト<MSFT> 338.15(+0.16 +0.05%)
アマゾン<AMZN> 130.38(+0.16 +0.12%)
アルファベットC<GOOG> 122.63(+2.07 +1.72%)
テスラ<TSLA> 282.48(+2.66 +0.95%)
メタ・プラットフォームズ<META> 294.37(+8.35 +2.92%)
AMD<AMD> 113.95(-1.87 -1.61%)
エヌビディア<NVDA> 423.17(-0.96 -0.23%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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