海運株が軒並み高、低PBR株へのリターンリバーサルの動きを反映
日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など大手をはじめ海運株が軒並み買われる展開となっている。半導体関連などハイテク系グロース株への買いが一服するなか、低PBRのバリュー株に対する物色意欲が再燃している。新型コロナ特需の反動によるコンテナ船市況の悪化は株価面で織り込みが進んだ。また、中国経済の減速が取り沙汰されるなかも鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数は6月上旬以降、戻り足を鮮明としている。外部環境の厳しさを嫌気した売りが一巡し、低PBR・高配当利回り株へのリターンリバーサルの流れを映す形で買い戻しが進んでいるもようだ。
出所:MINKABU PRESS
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