【特集】個人投資家・有限亭玉介:全個体電池や監視カメラなど話題株の中からピックアップ【FISCOソーシャルレポーター】
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2023年6月19日15時に執筆
6月12日~16日の週も日経平均は底堅く年初来高値を更新しました。強い上昇トレンドになるほど、売るタイミングを探る投資家も増えてくるはずです。短期的な押し目が発生する事を想定しながら、市場と向き合っていく必要がありますな。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
日本株の好調は疑いようがないですが、債務上限問題の解消もあって米国株も復調しております。6月13日・14日に開かれたFOMC会合後の会見で、パウエル議長は6月の利上げは実施しない方針を発表すると市場は好感しました。7月には利上げを行う可能性も示唆していますが、実体経済の加熱感を考慮しながらの判断となるでしょう。
さらに同月16日、日銀の金融政策決定会合後の会見にて植田総裁は金融緩和を維持する方針を明らかにしました。まさに投資家にとっては願っていた通りの相場環境と言えるのではないでしょうか。
個別銘柄では、AIや半導体などのテーマを有するグロース株も広く買われるようになってきました。直近ではトヨタ自動車の発表したEV戦略が好感された事で、ダイヤモンド製のパワー半導体や全固体電池への思惑買いが入っておりますよ。鉄道車両に防犯カメラの設置義務化の報道もあり、監視カメラの関連銘柄も物色されているようです。
相場全体が強気であれば、リスクを取って気になる銘柄の打診買いもしやすいかと思われます。景気が良くなるほどポジティブなニュースも出るでしょうし、次に来るテーマを予想しながら銘柄選びをしていきたいですな。今回はこれから話題になりそうな銘柄をいくつかチェックして参りますよ。
トヨタが「全固体電池EVを27年にも実用化」と報じられて全固体電池関連として物色されているオハラ<5218>は、過去に経済産業省傘下の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の次世代2次電池の開発を進めるプログラムに参画を発表して動意した経緯があります。直近でも全固体電池への思惑から資金が流入すると、年初来高値を一気に更新しましたな。同様に三桜工業<6584>も年初来高値を更新しております。同社は24年3月期の業績も堅調で、チャート(日足)もここから下値を切り上げるか監視中です。
国土交通省が三大都市圏の鉄道車内へ防犯カメラ義務化する方針を固めた事が報じられた折、商品監視システム機器やデバイスを主力とする高千穂交易<2676>は、監視カメラ関連として物色されていますな。チャート(日足)も上昇トレンドで、底堅く推移しております。24年3月期も過去最高益を更新する予想です。
同じく監視カメラ・ドライブレコーダーのクラウド化に強みを持つテクノホライゾン<6629>も同関連としてチェックしております。底値圏から25日・75日線を上抜いてきました。24年3月期は黒字転換する予想で、チャートがどうなるか注視したいですな。
コート紙大手の三菱製紙<3864>は、PBRが未だ0.5倍以下の低PBR関連として注視しております。円安に加えてコストカットにより営業利益が伸長しており、今後の業績期待もあるようです。また、銀ナノ粒子分野ではビッグデータ、電池セパレータ分野ではEV関連としてのテーマ性でも今後思惑買いを誘うのではと期待しております。
最後は化粧品ECサイト「@コスメ」を運営するアイスタイル<3660>です。6月6日には首都圏を中心に店舗展開する化粧品専門店のシドニーを子会社化した事で、インバウンド関連としての思惑もあります。コロナ明けで業績も回復傾向ですな。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
《TY》
提供:フィスコ