【特集】10万円以下で買える、大幅増益＆低PBR 27社【スタンダード】編 ＜割安株特集＞

　少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。

　東証スタンダード上場企業では728銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は今期の経常利益が前期比30％以上の大幅増益を見込み、割安を見分ける基準となるPBR(株価純資産倍率)が1倍未満の銘柄に注目してみた。

　下表は東証スタンダード上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額50億円以上、(3)今期経常利益が前期比30％以上増益、(4)PBRが1倍未満――を条件に投資妙味が高まる27社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは23日現在)

　23日(金)に配信した「10万円以下で買える、大幅増益＆低PBR【プライム】編」も併せてご覧ください。

　　　　　　　　　　最低投資　 ┌ 経常利益┐　　　　
コード 銘柄　　　　　　 金額　 増益率　　今期　　 PBR
<1840> 土屋ＨＤ　　　　20000　　　229　　 750　　0.44
<2112> 塩水糖　　　　　20700　　 77.8　　1300　　0.51
<4406> 日理化　　　　　24200　　　757　　 900　　0.57
<7442> 中山福　　　　　34100　　 41.1　　 680　　0.30
<6837> 京写　　　　　　34700　　 34.1　　 830　　0.69

<8737> あかつき本社　　36700　　 57.9　　2300　　0.79
<1848> 富士ＰＳ　　　　44600　　　210　　 700　　0.80
<6858> 小野測器　　　　45100　　　113　　 450　　0.36
<4409> 東邦化　　　　　50100　　 35.7　　1600　　0.60
<6897> ツインバード　　50700　　 81.8　　 260　　0.65

<3553> 共和レ　　　　　54300　　 69.2　　1000　　0.39
<8289> オリンピック　　54700　　 1182　　2000　　0.47
<9193> 東京汽　　　　　57700　　 44.7　　 634　　0.28
<7872> エステール　　　61900　　　295　　1240　　0.47
<7486> サンリン　　　　65600　　 34.8　　1100　　0.43

<4113> 田岡化　　　　　72300　　 53.2　　 700　　0.63
<3551> ダイニック　　　73100　　 43.8　　1500　　0.27
<3322> アルファＧ　　　73400　　 38.5　　 759　　0.81
<3440> 日創プロニ　　　80500　　 62.9　　 645　　0.46
<9078> エスライン　　　80600　　 54.1　　1600　　0.33

<2812> 焼津水化　　　　82300　　 35.5　　 530　　0.49
<6382> トリニ工　　　　83600　　 42.8　　2100　　0.49
<7297> カーメイト　　　86700　　 32.0　　 772　　0.42
<9982> タキヒヨー　　　92000　　 32.0　　 400　　0.31
<1967> ヤマト　　　　　92600　　 36.3　　3430　　0.68

<5388> クニミネ　　　　96200　　 31.1　　1800　　0.58
<3059> ヒラキ　　　　　99800　　　123　　 420　　0.65

※単位は最低投資金額が円、増益率が％、経常利益が百万円、PBRが倍。
※通期予想が最終赤字、今期無配の銘柄は除いた。

株探ニュース