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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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1698 上場日本高配当

東証E
2,986.0円
前日比
+20.5
+0.69%
PTS
-円
業績
単位
10株
PER PBR 利回り 信用倍率
67.38
時価総額 451億円

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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 史上最高値奪回の道は変わらず、小幅反落の銘柄を拾う!


「史上最高値奪回の道は変わらず、小幅反落の銘柄を拾う!」

●二進一退の中での一時的な下げにすぎない

 「5382」

 この数字、ご存じの方がおられるだろうか。もちろん、おられるはずがない。私が日々、個人的な興味から記録している数字だからだ。

 どんな意味があるのか。

 日経平均株価の史上最高値3万8915円まであとどれだけかを示しているのだ。つまり、バブル期の最高値3万8915円-6月23日の高値3万3533円=5382円となる。オリンピックなどのイベント開催に向けてのカウントダウンなら、数字は日々減少していく。しかし、日経平均株価の高値奪還は前進後退の繰り返しになり、必ずしも数字は減少しない。そのため、いつ達成されるのか予測はできない。

 しかし、今年になってからの東京市場の上昇ぶり、それをサポートする形となる米国の金融政策、日銀の大規模金融緩和政策の継続方針などを考えると、日経平均株価は二進一退でバブル期の史上最高値3万8915円奪還に向かっていると見てよい。

 この水準まで戻るまでには当然、多くの株がもっと上がってくれなくてはならない。現在すでに主力株を中心に多くの銘柄が高値圏にあり、それらは高過ぎて、これ以上は上がるどころか、下げるしかない。

 こんな見方もあるだろうが、高値圏にある銘柄のすべてが続伸し、高値を更新し続けるとはいわないが、収益力の高い銘柄はそれが衰える直前までは上がり続けるのが普通だ。それにまだ出遅れている銘柄も多数あり、今後それらの見直し買いも期待できる。

 こんな状況の中、週末に日経平均株価は急落した。英国が0.5%の利上げを実施したことで、インフレ懸念が再燃したことによるものと見てよいが、この種の下げはこれまで数え切れないほどあって、すでにうんざりするほど経験済みであり、ほとんどが一時的な下げで終わっている。

●インデックスに比べ下げ渋った銘柄に注目

 今回もそうなる可能性が高く、ここでは今回の下げで株価が下落してしまったものの、下落率が日経平均株価(1.45%)より小さく、TOPIXの1.38%と同じくらいか、それ以下の下落で済んだ銘柄に注目だ。

 具体的にはまずはブリヂストン <5108> [東証P](23日の下落率は-1.34%)がある。自動車の生産台数の増加を受けてタイヤ需要の好調が続いているため、株価の立ち直りは早いだろう。

 小型の建設機械に強い竹内製作所 <6432> [東証P](-1.02%)も、欧米で需要を伸ばしている以上、株価は目先下げてもしばらく待てば再起すると見てよい。

 私は喫煙の習慣がないので事業としては賛成できないものの、JT <2914> [東証P](-0.06%)への投資には賛成だ。同社は国内より海外でのたばこ販売が主。しかも、業績が好調な上に、財務大臣が首位株主であり、高配当銘柄として配当狙いの投資家たちの間で絶大な人気がある。株価は滅多なことでは下げないため、今回も微々たる下げで済んでおり、安全投資の観点からも非常に魅力的だ。

 配当つながりでは、上場日本高配当 <1698> [東証E] (-1.14%)も新値を更新したばかりだったが、週末は下げたので格好の拾い場にある。ここから下げても大きな下落にはならないだろう。

 高値をつけたばかりだったのに、週末下げてしまった銘柄をもう一銘柄紹介しておこう。マックス <6454> [東証P](-1.32%)だ。ホチキスで知られるが、主力製品は建築作業用釘打ち機。世界的に釘打ち機、特にコンクリートに打ち込める製品の需要が好調なことを考えると、株価の回復は早い。

 最後にロート製薬 <4527> [東証P](-0.63%)を。目薬も売れているが、それ以上の売れ行きなのがスキンケア用の「肌研(ハダラボ)」。女性たちの強い支持を得ているため、株価の一服状態は見逃せない。

2023年6月23日 記

株探ニュース

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