貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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9445 フォーバルテレコム

東証S
470円
前日比
-3
-0.63%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
11.2 2.56 4.26 27.40
時価総額 78.8億円
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フォーバル Research Memo(4):フォーバルビジネスグループ、フォーバルテレコムビジネスグループが柱(2)


■フォーバル<8275>の事業概要

2. フォーバルテレコムビジネスグループ
フォーバルテレコム<9445>を中心にVoIP(高速ブロードバンド回線を利用した電話やインターネット接続サービス)・FMC(サービス名「どこでもホン」)などのオリジナルな通信サービス、インターネット関連サービス、普通印刷及び保険サービスなどを提供する。また、一括請求する「ワンビリングサービス」を通じて企業のコスト削減や事業効率向上を支援している。直近では、光回線サービスやISPの拡大ペースが落ち着き、新電力サービスが伸びている。2023年3月期の業績は、売上高は24,283百万円(前期比14.0%増)、セグメント利益は575百万円(同46.0%減)と、上期に新電力サービスの仕入価格上昇の影響でセグメント利益が低下したため通期でも減益となった。なお、第3四半期以降は、仕入価格上昇を価格に反映させる契約改定により収益性が改善した。

3. 総合環境コンサルティングビジネスグループ
アップルツリー(2013年12月に子会社化)がスマートグリッド設備機器の商社事業(太陽光システム、オール電化、蓄電池、HEMS)と太陽光発電システム(住宅用、産業用)の設計、施工、販売事業を主に行ってきた。太陽光発電システムに関しては、再生可能エネルギー特別措置法改正(FIT法改正、2017年4月)の影響を受け、販売は停滞期に入った。特に産業用太陽光発電システムでは大きな影響を受けている。それを補うべくLED照明や蓄電池、住宅用太陽光発電システムの拡販を積極化し、事業構造の転換を図る。LED事業については、国内生産で高品質なLEDを提供する工場を持つ。また、新サービス(環境関連のスコアリングサービス)の開始を準備しており、事業再構築が期待される。2023年3月期の業績は、売上高は3,818百万円(前期比22.3%増)、セグメント損失は80百万円(前期は62百万円の損失)と、売上高が増加に転じている。

4. その他の事業グループ(人材・教育分野)
人材・教育分野の強化のため、通信教育事業、書籍の出版・販売事業を手掛けるアイテック(2013年10月に子会社化)と、IT分野のエンジニア及び管理者の育成、東南アジアにおける現地幹部候補・留学生の人材紹介・派遣などの事業を行う(株)クリエーティブソリューションズが合併し、新会社としてアイテックが2018年4月に発足した。旧アイテックは情報処理技術者や個人情報保護士の養成を得意とし、eラーニングでのサービス提供ができる強みがあり、クリエーティブソリューションズは大手通信会社などを顧客に持ち、安定した需要が特長である。2020年7月には、システム企画・設計を得意とするカエルネットワークス(現 フォーバルカエルワーク)が同社の完全子会社となった。人材教育事業、IT人材の派遣やシステム企画・開発事業ともに業績は順調である。2023年3月期の業績は、売上高は2,061百万円(前期比5.9%増)、セグメント利益は265百万円(同6.7%減)と、成長性・収益性ともに高い。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

《SI》

 提供:フィスコ

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