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海外勢のフローが限られるなか、中小型株の一角には短期的な値幅取り狙いの動き/オープニングコメント


 19日の日本株市場は、米株安の流れからこう着感の強い相場展開になりそうだが、引き続き買い戻しの動きは強まりそうだ。16日の米国市場はNYダウが108ドル安、ナスダックは93ポイント安だった。米連邦準備制度理事会(FRB)の数人の高官がインフレは高過ぎるとし、追加利上げの必要性を繰り返したため長期金利の上昇を警戒した売りが優勢となった。また、先物やオプションが期日を迎えたためテクニカルな売買が終日台頭したほか、連休を控えた手仕舞い売りが終盤にかけて加速し下げ幅を広げた。シカゴ日経225先物は大阪比25円高の33675円。円相場は1ドル141円90銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや利食い優勢で始まろう。ただし、日経225先物はナイトセッションで一時33950円まで買われる場面が見られており、下値の堅さは意識されそうだ。米株安の流れから利食いは入りやすいものの、海外投資家による日本株選好の流れから、下値の堅さはみられそうだ。足もとでの急ピッチの上昇から過熱感は警戒されるものの、押し目買い意欲の強さがうかがえるなか、日経平均の下落を想定したダブルインバースなどの建玉も積み上がっており、買い戻しの需給が相場の押し上げにつながる需給状況は続きそうだ。

 日経平均はボリンジャーバンドの+2σの切り上がりに沿ったトレンドを継続している。+2σは33730円辺りに位置しており、これを上回る場面では過熱を警戒した売りが入りやすいだろうが、バンドは切り上がりを見せていることもあり、下落を狙ったポジションは避けておきたい。また、週明けの米国市場は祝日のため、海外勢のフローは限られると考えられる。市場参加者が限られるなかで利食いが入りやすいだろうが、調整の局面では押し目狙いのスタンスを想定しておきたい。

 物色の流れとしては、ハイテク主導の流れから景気敏感株など出遅れていたセクターや銘柄への出遅れ修正の動きが見られてきており、割安な銘柄を探る動きが意識される。また、為替市場ではドル円が1ドル141円台後半で推移しているため、輸出関連などへの物色にも向かわせそうだ。そのほか、海外勢のフローが限られるなか、個人主体の中小型株の一角には短期的な値幅取り狙いの資金は向かいやすいと考えられる。
《AK》

 提供:フィスコ

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