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話題株ピックアップ【昼刊】:伊勢化、ディスコ、楽天グループ

■伊勢化学工業 <4107>  8,440円  +490 円 (+6.2%)  11:30現在
 伊勢化学工業<4107>は大幅高。東京都が24日、ペロブスカイト太陽電池の実用化に向けた積水化学工業<4204>との共同研究において、国内最大規模の検証を開始したと発表した。大田区にある下水処理施設「森ヶ崎水再生センター」にフィルム型ペロブスカイト太陽電池を設置し、適用性を検証する。実施期間は2025年12月1日まで。この内容が各メディアに取り上げられ話題を呼ぶなか、ペロブスカイト太陽電池の主原料であるヨウ素を手掛ける伊勢化に思惑的な買いが向かっている。同じくヨウ素メーカーのK&Oエナジーグループ<1663>も高い。

■ディスコ <6146>  19,630円  +530 円 (+2.8%)  11:30現在
 ディスコ<6146>の上げ足が止まらない。上場来高値圏を駆け上がる展開で、きょうは一時1000円を超える上昇で未踏の2万円大台に乗せる場面があった。同社株には外国人投資家による高水準の実需買いが続いているとみられ、株価は4月28日からきょうまでの17営業日で15勝2敗という異色の上値追いが続いている。ディスコは切断・研磨装置で不動の世界トップシェアを確保、独自技術を駆使して圧倒的な商品競争力を誇る。前日の米国株市場では半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は安かったものの、注目度の高かった引け後発表の画像処理半導体大手エヌビディア<NVDA>の決算内容が良好で、株価は時間外で急騰した。生成AIなどの普及で半導体需要が強く喚起されたことがエヌビディアの業績を押し上げており、今後半導体の高集積化に伴い、ディスコが展開する切断・研磨装置市場の拡大も一段と加速するとの読みが働いている。また、電気自動車(EV)の普及を背景にパワー半導体向けの装置需要も増勢一途にある。

■ソラスト <6197>  631円  +13 円 (+2.1%)  11:30現在
 ソラスト<6197>が続伸した。24日の取引終了後、在宅介護事業を展開するポシブル医科学(大阪府東大阪市)の株式を取得し、子会社化すると発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。ポシブル医科学はJR西日本<9021>グループとして、関西圏でリハビリ型通所介護(デイサービス)を中心に、フランチャイズを含め57事業所を展開する。ソラストは、今期の業績予想には新規のM&Aの影響を一定程度織り込んでおり、現時点で業績予想に変更はないとしている。

■エムティーアイ <9438>  610円  +12 円 (+2.0%)  11:30現在
 エムティーアイ<9438>が高い。24日取引終了後、23年9月期通期業績予想の修正を発表、還付消費税など特別利益の計上で最終損益は従来予想の4億円の赤字から一転して4億6000万円の黒字に大幅上方修正、前期は9億3000万円の赤字で、そこから急回復を果たす見通しとなった。これを好感する形で投資資金が集中している。なお、売上高については前回予想からの変更はない。

■楽天グループ <4755>  593円  +9 円 (+1.5%)  11:30現在
 楽天グループ<4755>は3日ぶりに反発した。同社は24日の取引終了後、公募増資における新株発行価格を1株566円で決定したと発表した。価格決定を前に株価は神経質な動きとなっていたが、発表を受けアク抜け感を意識した買いが入ったようだ。三木谷浩史会長兼社長の資産管理会社などへの第三者割当増資と合わせて、調達額は手取り概算で最大約2942億円となる。楽天グループの24日の終値は584円だった。

■大栄環境 <9336>  2,069円  +25 円 (+1.2%)  11:30現在
 大栄環境<9336>は反発している。24日の取引終了後、取得総数5万株(発行済み株式総数の0.05%に相当)、取得総額1億1000万円を上限とする自社株買いを実施すると発表し、手掛かり視されたようだ。取得期間は5月25日から31日。東京証券取引所における市場買付けを通じ取得する。

■INPEX <1605>  1,565円  +12 円 (+0.8%)  11:30現在
 INPEX<1605>が6日続伸。株価は連日の年初来高値に買われている。24日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の7月限が前日比1.43ドル高の1バレル=74.34ドルに上昇した。米エネルギー情報局(EIA)が発表した原油在庫が市場予想を下回ったことから需給引き締まり観測が膨らんだ。来月3~4日に予定されているOPECプラスの会合で追加減産が実施されることへの思惑も出ている。

■エム・エイチ・グループ <9439>  281円  +80 円 (+39.8%) ストップ高   11:30現在
 エム・エイチ・グループ<9439>がストップ高まで買われ、年初来高値を更新した。同社は24日取引終了後、子会社のライトスタッフが理美容業界初の包括的なBtoBクレジット決済サービスの提供を開始すると発表。これが材料視されているようだ。ライトスタッフは理美容業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)化促進のリーディングカンパニーを目指し、美容サロン向けソリューション商品の販売で相互協力関係を築いているSCAT<3974>とともに新サービスの開発及び提供を開始し、普及に努める構え。なお、同サービスは23年秋ごろからの提供開始を予定している。

■ベクター <2656>  345円  +80 円 (+30.2%) ストップ高   11:30現在
 ベクター<2656>がストップ高。24日の取引終了後、太陽光発電事業を展開するネクストエナジー・アンド・リソース(長野県駒ケ根市)との間で、再生可能エネルギー発電所などに関する売買基本契約の締結を決めたと発表。これを材料視した買いが集まったようだ。再生エネルギー発電所(卒FIT太陽光発電所)などの施設及び権利や、再生エネルギーに関連する部材を対象商品として予定する。具体的な商品内容や金額は、別途締結される個別契約で定める方針。24年3月期の業績に与える影響については、今回の契約に基づき実績を積み上げたうえで、重大な影響を与えることが判明した場合は速やかに開示するとした。

■ウェルライ <9565>  3,345円  +495 円 (+17.4%) 一時ストップ高   11:30現在
 ウェルプレイド・ライゼスト<9565>がカイ気配スタート。24日の取引終了後、国内最大級のポーカールーム「ROOTS」を運営するPOKER ROOM(東京都世田谷区)と業務提携を締結したと発表した。前日には政府が「eスポーツ」の五輪採用に向けて強化支援に乗り出す検討に入ったと伝わり、ウェルライ株はストップ高の水準まで買われたが、今回の発表を新たに材料視した買いが集まったようだ。大阪でのIR(統合型リゾート)の整備計画が認定され、カジノ業界の盛り上がりが予想されるなか、プレーヤー人口が増加するポーカーへの注目度も高まっているという。両社の経営資源やノウハウの有効活用などを通じ、企業価値の向上などにつなげるとしている。

■藤倉コンポジット <5121>  950円  +70 円 (+8.0%)  11:30現在  東証プライム 上昇率7位
 藤倉コンポジット<5121>がマドを開けて急騰、共同保有者が村上ファミリーということで注目を読んでいる投資会社MI2が24日付で財務省に提出した大量保有報告書によれば、MI2と共同保有者の藤コンポ株式保有比率は5.25%となり、新たに5%を超えたことが判明した。保有目的は純投資及び重要提案行為を行うためとしている。これが株価を強く刺激する格好となった。同社はゴム加工品や産業用資材の大手メーカーで、ゴルフ用カーボンシャフトなども製造しているが、PBRが0.6倍台と非常に低く、東証がプライム市場とスタンダード市場の上場銘柄を対象に、PBR1倍を恒常的に下回る企業に対して改善要請を出していることから、もとより経営改革着手への期待がある。今回、MI2による大量保有報告はそうした思惑を助長するものとして、マーケットの視線を釘付けにしている。

■MCPs <4360>  650円  +42 円 (+6.9%)  11:30現在
 マナック・ケミカル・パートナーズ<4360>が3日ぶり急反騰に転じている。化学工業品及び医薬品の製造・販売などファインケミカル分野を主力に幅広く事業展開するが、抗菌剤なども手掛けており、子会社を通じて中国国内における輸出入業務も展開する。中国ではここにきて新型コロナウイルスのオミクロン株から派生した「XBB」への感染者が急増しており、経済活動への影響が警戒されている。そのなか、同社は過去に新型コロナの防疫関連の一角として急騰相場を演じた経緯があり、投資資金が流入した。一方、株価指標面からも見直し余地が大きい。同社株はPERが10倍未満で、PBRは0.4倍台と超割安圏に放置されている。業績は急拡大した前期の反動で24年3月期は営業減益を見込むが、トップラインは大幅な伸びを継続する見通しにあり、原料コストの上昇については価格転嫁の発現が見込まれることで利益見通しが保守的との見方も強い。東証の改善要請で低PBR銘柄に株価を動意させる銘柄が相次ぐなか、底値圏で値ごろ感に着目した買いが同社株にも向かっている。

■エイチーム <3662>  722円  +28 円 (+4.0%)  11:30現在
 エイチーム<3662>は高い。24日の取引終了後、子会社エイチームエンターテインメントがトークン発行などを手掛けるBOBG社(シンガポール)との間で、NFTゲーム「Crypt Busters」の開発に関する契約を締結したと発表。これが買い材料視されている。今回の契約により、エイチームエンターテインメントはゲーム開発とパブリッシング、BOBG社はゲーム内で使える独自トークンの発行を担当する。

■VIX短先物 <1552>  1,037円  +37 円 (+3.7%)  11:30現在
 国際のETF VIX短期先物指数<1552>が続伸。同ETFは「恐怖指数」と称される米VIX指数とリンクしており、米国市場の波乱時に上昇する特性を持つ。25日のNYダウは前日比255ドル安と4日続落した。債務上限問題への警戒感から株価は軟調に推移した。米政府の資金繰りは早ければ6月1日に尽きるとの見方が強まるなか、市場の緊張感は高まりつつある。これを受け、同日の米VIX指数は前日に比べ1.50(8.09%)ポイント高の20.03に上昇した。警戒ラインとされる20を上回るのは今月4日以来のことだ。この流れのなか、東京市場でVIX短先物は上昇している。

■ブイ・テクノロジー <7717>  2,638円  +93 円 (+3.7%)  11:30現在
 ブイ・テクノロジー<7717>がしっかり。24日の取引終了後、光学技術関連の設計・開発などを手掛けるEORIC(東京都新宿区)と合弁会社を設立したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。合弁会社名はLE―TECHNOLOGY(同)で、出資比率はVテクが80%でEORICが20%。高精細ダイレクトイメージング装置事業を展開する。高精度プリント基板市場の更なる拡大が見込まれるなか、同基板を製造する顧客向けに革新的な露光技術を提供していくとしている。

●ストップ高銘柄
 鉄人化計画 <2404>  472円  +80 円 (+20.4%) ストップ高   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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