アップガレージグループ---23年3月期は増収・2ケタ増益、期末配当の増配を発表
アップガレージグループ<7134>は15日、2023年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比7.8%増の113.55億円、営業利益が同22.9%増の8.46億円、経常利益が同25.0%増の8.74億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同35.5%増の5.59億円となった。
リユース業態(直営店舗運営、フランチャイズシステムの運営、ECサイト運営)による収入は68.65億円(前期比7.2%増)となった。当連結会計年度末時点の直営店及びフランチャイズ店の業態別の合計店舗数は、224店舗となり、その内訳は、「アップガレージ」134店舗、「アップガレージ ライダース」68店舗、「アップガレージ ホイールズ」11店舗、「アップガレージ ツールズ」2店舗、「パーツまるごとクルマ&バイク買取団」5店舗、「アップガレージ サイクルズ」3店舗、「アップガレージ カーズ」1店舗となった。なお、直営店及びフランチャイズ店の拠点数の合計は167拠点となった。
流通卸売業態による収入は44.62億円(前期比8.6%増)となった。子会社ネクサスジャパンにおいては、タイヤメーカーの値上げや半導体不足の影響によるカーナビ等の受注減といった懸念があったが、「ネクスリンク」(受発注プラットフォーム)においては中古車市場の好調に伴う既存取引先の受注増加等により好調に推移した。また、「タイヤ流通センター」も、既存加盟店への売上増加及び新規加盟店の獲得により堅調に推移した。当連結会計年度末時点の「タイヤ流通センター」ブランドの直営店及びフランチャイズ店の加盟店合計は182店舗となった。
その他の収入は0.27億円(前期比68.9%増)となった。自動車関連業界に専門特化した人材紹介業態「BoonBoonJob(ブーンブーンジョブ)」も、企業の採用活動活性化に伴い契約企業及び登録者数が共に増加した。
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比10.1%増の125.00億円、営業利益が同18.1%増の10.00億円、経常利益が同15.6%増の10.11億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.2%増の5.83億円を見込んでいる。
また、同日、2023年3月期の期末配当金を前回予想から3.00円増配の63.00円とすることを発表した。これにより1株当たり年間配当金は63.00円(前期比15.5円増配)となる。
《AS》
提供:フィスコ