Orchestra Holdings---1Qは2ケタ増収、デジタルマーケティング事業が2ケタ増収に
Orchestra Holdings<6533>は15日、2023年12月期第1四半期(23年1月-3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比12.9%増の27.81億円、営業利益が同44.6%減の2.90億円、経常利益が同43.6%減の2.98億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同29.2%減の2.05億円となった。
売上高は過去最高値、売上総利益も第1四半期では最高値を更新したものの、構造改革中のデジタルトランスフォーメーション事業の影響や、積極的な人材投資により、特に好調であった2022年12月期第1四半期比では営業利益は減少した。
デジタルトランスフォーメーション事業の売上高は前年同期比2.9%減の11.68億円、セグメント利益(営業利益)は同70.3%減の0.60億円となった。IT利活用の多様化・高度化に伴い拡大するIT需要を取り込み、各種Webシステム開発、スマホアプリ開発、クラウドインテグレーション等の案件を受注した。
デジタルマーケティング事業の売上高は前年同期比30.9%増の13.90億円、セグメント利益(営業利益)は同5.5%減の5.40億円となった。インターネット広告市場が堅調に伸長する環境のもと、主力サービスである運用型広告を中心に、既存取引先からの受注額の増額や新規取引先の獲得を行った。
その他の事業の売上高は前年同期比3.3%増の2.47億円、セグメント損失(営業損失)は0.15億円(前年同期は0.25億円の損失)となった。「チャットで話せる占いアプリ-ウラーラ」を主力としたプラットフォーム事業や、タレントマネジメントシステム「スキルナビ」の開発・販売、新規事業などに取り組んでいる。
2023年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比20.4%増の125.00億円、営業利益が同20.7%増の16.30億円、経常利益が同17.1%増の16.40億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同17.1%増の10.00億円とする期初計画を据え置いている。
《YI》
提供:フィスコ