網屋---1Qは2ケタ増収・大幅な増益、業績予想の上方修正を発表
網屋<4258>は15日、2023年12月期第1四半期(23年1月-3月)決算を発表した。売上高が前年同期比21.7%増の8.96億円、営業利益が同96.1%増の1.63億円、経常利益が同133.3%増の2.22億円、四半期純利益が同125.6%増の1.54億円となった。
データセキュリティ事業の売上高は前年同期比13.0%増の3.29億円、セグメント利益は同8.0%増の1.72億円となった。サイバー攻撃を検知するためのログ管理製品の引き合いが増加し、売上高は前年同期比で伸長した。新たに事業化した「中堅・中小企業向けサイバー攻撃監視代行サービス」と「サイバーセキュリティエンジニア教育」等の投資拡大により売上総利益率は減少したものの、ALogクラウド研究開発の完了により、セグメント利益は前年同期比で改善した。
ネットワークセキュリティ事業の売上高は同27.4%増の5.66億円、セグメント利益は同84.4%増の1.56億円となった。エンジニアを現地に派遣せず、クラウドセンターから一括管理できる「SaaS型ネットワーククラウドサービス」が伸長し、深刻な人材不足を払拭するための手段として需要を喚起したため、大きく計画を上回る販売結果となった。また、前年度に講じた価格改定の効果もあり、売上総利益率は前第1四半期の33.9%に対して、当第1四半期は41.4%と改善した。
2023年12月期通期については、同日、業績予想の上方修正を発表した。売上高は前期比10.5%増の33.00億円、営業利益は同21.4%増(前回予想比14.3%増)の3.20億円、経常利益は同19.3%増(同10.8%増)の3.60億円、当期純利益は同13.2%増(同11.1%増)の2.60億円としている。
《NS》
提供:フィスコ