オンコリスバイオファーマ---「がんのウイルス療法」と「重症ウイルス感染症治療薬」のため、研究・開発・ライセンス活動推進
オンコリスバイオファーマ<4588>は12日、2023年12月期第1四半期(23年1月-3月)決算を発表した。売上高が前年同期比81.9%減の0.35億円、営業損失が3.25億円(前年同期は3.84億円の損失)、経常損失が3.23億円(同3.49億円)、四半期純損失が3.23億円(同3.28億円の損失)となった。
同社は「未来のがん治療にパワーを与え、その実績でがん治療の歴史に私たちの足跡を残してゆくこと」をビジョンとし、経営の効率化及び積極的な研究・開発・ライセンス活動を展開した。特に、がんのウイルス療法テロメライシン(OBP-301)や新型コロナウイルス感染症治療薬OBP-2011を中心に、「がんのウイルス療法」と「重症ウイルス感染症治療薬」を事業領域とした「ウイルス創薬」を目指し、研究・開発・ライセンス活動を推進させている。また、核酸系逆転写酵素阻害剤OBP-601(censavudine)は、Transposon Therapeutics, Inc.とのライセンス契約の下、同社の全額費用負担により欧米で複数の臨床試験が進められている。
2023年12月期通期の業績予想については、合理的な業績予想の算定が困難なことから公表していない。
《AS》
提供:フィスコ