ポート---23年3月期は2ケタ増収・大幅増益、人材支援サービスが大幅な増収増益に
ポート<7047>は12日、2023年3月期連結決算を発表した。売上収益は前期比62.4%増の113.57億円、EBITDAは同150.1%増の20.26億円、営業利益は同186.1%増の17.15億円、税引前利益は同196.6%増の16.75億円、当期利益は同241.5%増の12.47億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は同227.8%増の10.89億円となった。
人材支援サービスでは、求人全体の数は2023年3月期においては未だ回復しきっていないが、採用継続中の企業の求人ニーズが底堅く、採用競争が激化している中で、インバウンド回復等、外部環境が良好な状況にある。新卒層の約75%となる会員数を基盤にアライアンス、人材紹介とも前年同期比、計画比で好調な推移となり、大幅な増収増益を達成した。
販促支援サービスでは、中心となるエネルギー領域においては電力事業者の新規顧客獲得余力は低下傾向にあるが、ユーザーの電力見直しニーズの高まりがある中で、成約率を高い水準で維持した。ガス等のクロスセル強化の効果も出ており、前年同水準で見込んでいた電力成約件数が前年同期を上回る推移となった。
2024年3月期通期の連結業績予想について、KPIとして通常のEBITDAに加え、当期に成約したストック案件に関して、現状の解約率等から合理的に見込める将来収益をEBITDAとして当期に獲得したものとし合算した数値を「将来収益込みEBITDA」を設定し、売上収益は前期比21.5%増の138.00億円、EBITDAは同10.0%増の22.30億円、将来収益込みEBITDAは同30.0%増の28.50億円、営業利益は同10.7%増の19.00億円、税引前利益は同10.4%増の18.50億円、当期利益は同10.2%増の13.75億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は同10.1%増の12.00億円を見込んでいる。
《SI》
提供:フィスコ