スペースシャワーネットワーク---23年3月期は2ケタ増収、ライブ・コンテンツ セグメントが好調に推移
スペースシャワーネットワーク<4838>は12日、2023年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比10.9%増の153.81億円、営業利益が1.53億円(前期は0.00億円の損失)、経常利益が同2.2%増の5.63億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同39.3%減の3.48億円となった。
メディア セグメントの売上高は前年同期比8.9%減の49.46億円、セグメント利益(経常利益)は同35.0%減の2.72億円となった。有料放送事業において、番組販売売上が減少したことなどにより、前年同期比で減収減益となった。映像制作事業においては、ライブの映像収録案件等の受注が増加したものの助成金収入が減少し、前年同期比で増収減益となった。
ライブ・コンテンツ セグメントの売上高は同39.6%増の59.14億円、セグメント利益(経常利益)は同516.9%増の3.74億円となった。374,182千円と前期比313,527千円増(同516.9%増)となりました。ライブハウス事業やエンターテインメントカフェ事業など店舗ビジネスにおいては、コロナ禍からの回復傾向が続き、前年同期比で増収増益となった。また、イベント事業においては、当第1四半期に開催した、投資フェーズにある新たな大型イベント「SWEET LOVE SHOWER SPRING 2022」や「POP YOURS」の立ち上げに伴い、コスト負担が増加したが、2022年8月に同社主催の夏の野外音楽フェス「SWEET LOVE SHOWER 2022」を3年ぶりに開催したことや、助成金収入の増加により、前年同期比で増収増益となった。
ソリューション セグメントの売上高は同7.8%増の45.20億円、セグメント損失(経常損失)は0.91億円(前年同期は0.46億円の利益)となった。ディストリビューション事業において、音楽配信売上が増加したものの、音楽配信の運営体制強化に向け、人員の再配置に伴う人件費等の固定費や配信システムの運用コストが増加し、前年同期比で増収減益となった。また、ファンクラブ事業において、受託案件が減少し、前年同期比で減収減益となった。
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比8.2%増の166.50億円、営業利益が同261.3%増の5.54億円、経常利益が同6.5%増の6.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同7.5%増の3.74億円を見込んでいる。
《SI》
提供:フィスコ