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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ウェルネオS、F&M、三浦工

ウェルネオS <日足> 「株探」多機能チャートより
■ウェルネオシュガー <2117>  1,961円  +200 円 (+11.4%)  本日終値
 ウェルネオシュガー<2117>が急騰、年初来高値を大幅更新した。一時ストップ高まであと10円に迫る2151円まで駆け上がり、2020年5月以来約3年ぶりとなる2000円台乗せを達成。同社は製糖会社大手で、スポーツジムなど健康ビジネスにも展開しているが、足もとで業績回復期待が一気に高まっている。前週末12日取引終了後に発表した24年3月期の売上高予想は前期比54%増の900億円と急拡大見通しにあり、営業利益は増収効果を足場に同3.2倍の51億円を見込んでいる。今年に経営統合した伊藤忠製糖が収益面でフル寄与するほか、販管費削減などの合理化努力も反映される見通し。また、株主還元を大幅に強化し、年間配当は前期実績に22円増配となる92円を計画、これもインパクトのある材料で、配当利回りは時価換算で4%台に達する。

■エフアンドエム <4771>  2,338円  +238 円 (+11.3%)  本日終値
 12日に決算を発表。「今期経常は6%増で3期連続最高益、4円増配へ」が好感された。
 エフアンドエム <4771> [東証S] が5月12日大引け後(16:00)に決算を発表。23年3月期の連結経常利益は前の期比16.2%増の26.2億円になり、24年3月期も前期比6.0%増の27.7億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。14期連続増収、4期連続増益になる。
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■三浦工業 <6005>  4,100円  +410 円 (+11.1%)  本日終値
 12日に決算を発表。「今期最終は7%増で3期連続最高益、前期配当を4円増額・今期は3円増配へ」が好感された。
 三浦工業 <6005> [東証P] が5月12日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。23年3月期の連結最終利益は前の期比18.5%増の168億円になり、24年3月期も前期比6.7%増の180億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。3期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を41円→45円(前の期は39円)に増額し、今期も前期比3円増の48円に増配する方針とした。
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■バンドー化学 <5195>  1,251円  +123 円 (+10.9%)  本日終値
 バンドー化学<5195>が後場に急伸した。この日、23年3月期の連結決算とともに、株主還元方針の変更について発表し、これを手掛かり視した買いが集まったようだ。年間で1株26円を下限とし連結配当性向40%をめどとするこれまでの方針を改め、連結配当性向のめどを50%に引き上げた。機動的な自己株式の取得を検討することも明記した。1株26円の年間配当の下限も維持する。23年3月期の年間配当について、これまでの予想から8円増額したうえで、24年3月期の年間配当は前期比16円増配の68円と予想する。同時に自己株式の消却と中期経営計画についても開示した。300万株(消却前の発行済み株式総数の6.35%)を6月14日に消却する予定。中期計画では27年3月期に売上収益1200億円、コア営業利益120億円に伸ばす目標を掲げた。自動車部品事業では電動化対応製品の採用拡大などに注力する。電子資材事業や医療機器・ヘルスケア機器事業といった新規事業の進化も目指す。24年3月期の売上収益は前期比1.3%増の1050億円、コア営業利益は同11.4%増の75億円を見込む。

■アイスタイル <3660>  583円  +57 円 (+10.8%)  本日終値
 アイスタイル<3660>は急反発して一時、前週末比98円(18.6%)高の624円に買われ、年初来高値を更新した。前週末12日の取引終了後、23年6月期の連結業績予想について、売上高を400億円から425億円(前期比23.5%増)へ、営業利益を5億円から8億円(前期4億5300万円の赤字)へ、純利益を3000万円から1億円(同5億7100万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。化粧品市場が想定通りに回復傾向にあることに加えて、昨年10月の入国制限緩和に伴うインバウンド需要の増加や、今年3月にマスク着用が個人判断になったことなどにより、Beauty Service事業の店舗が想定を超えて好調に推移したことが寄与した。特に大型旗艦店「@cosme TOKYO」でのオンライン・オフラインを一気通貫したブランドキャンペーンにおける販売促進イベントなどが寄与した。第3四半期累計(22年7月~23年3月)決算は、売上高309億3400万円(前年同期比21.5%増)、営業利益5億4400万円(前年同期5億8400万円の赤字)、純利益2000万円(同6億2000万円の赤字)だった。

■東亜建設工業 <1885>  3,340円  +325 円 (+10.8%)  本日終値
 東亜建設工業<1885>が急反発し、2015年12月以来、およそ7年5カ月ぶりの高値をつけた。前週末12日の取引終了後、PBR(株価純資産倍率)向上に向けたアクションプランを策定したと発表しており、これを手掛かり視した買いが入ったようだ。今年2月に発表した自社株買いの上限を120万株(取得総額20億円)から、自己株式を除く発行済み株式総数の19.44%に相当する420万株(同70億円)に拡大する。営業利益の伸長でROE(自己資本利益率)8%以上を持続的に堅持する方針。同プランでPBRを改善させた後、配当性向の目標を30%以上から40%以上に変更する。8月31日までとしていた自社株買いの期限は、2024年2月23日までに延長した。同時に23年3月期の連結決算と24年3月期の業績予想も開示した。今期の売上高は前期比18.5%増の2530億円、営業利益は同48.0%増の97億円を見込む。年間配当は同10円増配の100円を計画する。政府による建設投資の増加が追い風となるほか、海外では新興国を中心に社会インフラの整備が堅調に進むと想定する。23年3月期の売上高は前の期比2.8%減の2135億6900万円、営業利益は同33.6%減の65億5500万円だった。

■ナカニシ <7716>  2,954円  +285 円 (+10.7%)  本日終値
 12日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は5%増益で着地」が好感された。
 ナカニシ <7716> [東証S] が5月12日大引け後(15:30)に決算を発表。23年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比5.1%増の45.9億円に伸び、1-6月期(上期)計画の78.9億円に対する進捗率は58.2%に達し、5年平均の43.5%も上回った。
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■五洋建設 <1893>  750円  +72 円 (+10.6%)  本日終値
 12日に決算を発表。「今期経常は23倍増益へ」が好感された。
 五洋建設 <1893> [東証P] が5月12日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期の連結経常利益は前の期比91.0%減の14.1億円に落ち込んだが、24年3月期は前期比23倍の320億円に急拡大する見通しとなった。
  ⇒⇒五洋建設の詳しい業績推移表を見る

■日本マイクロニクス <6871>  1,419円  +133 円 (+10.3%)  本日終値
 日本マイクロニクス<6871>が大幅高で3日続伸。前週末12日の取引終了後、第2四半期累計(1~6月)連結業績予想について、売上高を156億円から172億円(前年同期比12.1%減)へ、営業利益を5億円から16億円(同61.0%減)へ上方修正したことが好感された。主にメモリ向けプローブカードの需要増加が要因としている。同時に発表した第1四半期(1~3月)決算は、売上高97億6900万円(前年同期比0.4%減)、営業利益19億7400万円(同8.7%減)、純利益11億700万円(同12.0%減)だった。メモリ半導体市場の減速感が強まるものの、前四半期の受注案件により、メモリ向けプローブカードが概ね計画通りとなったほか、ノンメモリー向けで車載向けの需要が継続した。ただ、半導体市場及びFPD市場の減速を受けてTE(検査機器)事業が落ち込み、減収減益を余儀なくされた。

■ケイアイスター不動産 <3465>  4,640円  +410 円 (+9.7%)  本日終値
 12日に決算を発表。「今期経常は3%増益、6円増配へ」が好感された。
 ケイアイスター不動産 <3465> [東証P] が5月12日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期の連結経常利益は前の期比20.4%減の184億円になったが、24年3月期は前期比2.9%増の190億円に伸びる見通しとなった。13期連続増収になる。
  ⇒⇒ケイアイスター不動産の詳しい業績推移表を見る

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