日本精工、上限4.8%の自社株買いと今期増益計画を好感
日本精工<6471>が4日ぶりに急反発し、年初来高値を更新した。前週末12日の取引終了後、23年3月期の連結決算とともに、自社株買いの実施を発表した。更に、今期の最終利益は前期比38.5%増の255億円となる見通しを示しており、好感されたようだ。
同社は取得総数2500万株(自己株式を除く発行済み株式総数の4.8%)、取得総額220億円を上限とする自社株買いを5月15日から6月30日の間に実施する。今期の売上高は前期比5.5%増の9900億円を予想。自動車向けの需要の回復などを想定し、業績予想に織り込んだ。
23年3月期の連結決算は、売上高が前の期比8.4%増の9380億9800万円、最終利益が同11.0%増の184億1200万円だった。売価転嫁の実施などを背景に、業績は計画を上回って着地した。
加えて、ステアリング事業を統括する連結子会社のNSKステアリング&コントロール(NS&C)が、再生事業ファンドのジャパン・インダストリアル・ソリューションズ(JIS)を割当先とする種類株式を発行すると発表した。NS&Cは日本精工の持ち分法適用会社となる予定。連結業績に与える影響については現在、精査中とした。日本精工は買収防衛策の廃止の決定も開示している。
出所:MINKABU PRESS
同社は取得総数2500万株(自己株式を除く発行済み株式総数の4.8%)、取得総額220億円を上限とする自社株買いを5月15日から6月30日の間に実施する。今期の売上高は前期比5.5%増の9900億円を予想。自動車向けの需要の回復などを想定し、業績予想に織り込んだ。
23年3月期の連結決算は、売上高が前の期比8.4%増の9380億9800万円、最終利益が同11.0%増の184億1200万円だった。売価転嫁の実施などを背景に、業績は計画を上回って着地した。
加えて、ステアリング事業を統括する連結子会社のNSKステアリング&コントロール(NS&C)が、再生事業ファンドのジャパン・インダストリアル・ソリューションズ(JIS)を割当先とする種類株式を発行すると発表した。NS&Cは日本精工の持ち分法適用会社となる予定。連結業績に与える影響については現在、精査中とした。日本精工は買収防衛策の廃止の決定も開示している。
出所:MINKABU PRESS