資生堂は大幅続伸で25日線越え、行動規制緩和で1~3月期最終利益がほぼ倍増
資生堂<4911>が大幅続伸、マドを開けて25日移動平均線をクリアし上昇トレンド回帰を印象づける。同社が前週末12日取引終了後に発表した23年12月期第1四半期(23年1~3月)決算は、最終利益が前年同期比97%増の86億8000万円と倍増近い伸びを示した。新型コロナウイルスによる行動規制が緩和されるなか、人流の復活やマスクを外す動きが化粧品需要を喚起している。インバウンド需要の追い風もあり、高額化粧品が売り上げを伸ばし、経営合理化努力による利益率の改善も寄与している。収益底入れが鮮明となるなか見直し買いを誘導しているが、株式需給面でも直近の信用倍率が0.5倍台と買い残が枯れた状態にあることで上値を軽くしている。
出所:MINKABU PRESS
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