富士ソフト---1Qは増収増益、SI事業・ファシリティ事業が増収増益に
富士ソフト<9749>は11日、2023年12月期第1四半期(23年1月-3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比9.8%増の756.31億円、営業利益が同15.0%増の58.55億円、経常利益が同11.1%増の60.50億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同12.9%増の37.68億円となった。
SI(システムインテグレーション)事業の売上高は前年同期比9.5%増の711.04億円、営業利益は同16.6%増の53.79億円となった。組込系/制御系ソフトウェアにおいては、自動車関連の先進分野、機械制御系において産業・家電分野向け開発案件が好調に推移したこと等により増収・増益となった。業務系ソフトウェアにおいては、製造業・金融業を中心に各分野向けの基幹系・インフラ構築案件が好調に推移し増収となり、営業利益は、増収及び生産性の改善や、不採算案件の抑制等により増益となった。プロダクト・サービスにおいては、他社ライセンス販売及びハードウェア製品販売が堅調に推移したことにより増収・増益となった。アウトソーシングにおいては、運用保守案件が堅調に推移したものの、海外小売業向けITサービスの減少等により減収となり、営業利益は減収及びデータセンターにおける電力価格高騰の影響等により減益となった。
ファシリティ事業の売上高は前年同期比6.1%増の7.50億円、営業利益は同31.6%増の2.23億円となった。
その他の売上高は前年同期比16.5%増の37.76億円、営業利益は同17.8%減の2.52億円となった。BPOサービス及びコールセンターサービスともに前年度に開始した年金関連業務が増収に寄与した。
2023年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比7.6%増の3,000.00億円、営業利益が同9.5%増の200.00億円、経常利益が同5.7%増の203.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.1%増の123.00億円とする期初計画を据え置いている。
《YI》
提供:フィスコ