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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):アルプス技、参天薬、日産自

アルプス技 <日足> 「株探」多機能チャートより
■アルプス技研 <4641>  2,720円  +161 円 (+6.3%)  本日終値
 11日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は27%増益で着地」が好感された。
 アルプス技研 <4641> [東証P] が5月11日大引け後(15:30)に決算を発表。23年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比26.9%増の15.1億円に伸び、1-6月期(上期)計画の22億円に対する進捗率は68.7%に達し、5年平均の53.0%も上回った。
  ⇒⇒アルプス技研の詳しい業績推移表を見る
 同時に発表した「1.49%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の1.49%にあたる30万株(金額で9億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月12日から6月12日まで。

■ニッスイ <1332>  622円  +35 円 (+6.0%)  本日終値
 ニッスイ<1332>が後場急伸し、年初来高値を更新した。同社はきょう午後1時ごろ、24年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比10.3%増の270億円としていることや、年間配当計画を前期比2円増配の20円としていることが好感されたようだ。売上高は同4.1%増の8000億円を見込む。水産市況の変調リスクはあるものの、食品のマーケット拡大に加えて値上げ効果を見込んでいる。なお、23年3月期通期の連結決算は、売上高が前の期比10.7%増の7681億8100万円、営業利益が同9.6%減の244億8800万円で着地。同時に23年3月期末の配当を従来計画比2円増額の10円にするとし、中間配8円をあわせた年間配当は18円(前の期は14円)となる。

■品川リフラクトリーズ <5351>  4,970円  +275 円 (+5.9%)  本日終値
 11日に決算を発表。「今期経常は5%増で3期連続最高益更新へ」が好感された。
 品川リフラクトリーズ <5351> [東証P] が5月11日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期の連結経常利益は前の期比6.9%増の114億円になり、24年3月期も前期比4.7%増の120億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。3期連続増収、増益になる。
  ⇒⇒品川リフラクトリーズの詳しい業績推移表を見る

■参天製薬 <4536>  1,221円  +63 円 (+5.4%)  本日終値
 11日に決算を発表。「今期最終は黒字浮上へ」が好感された。
 参天製薬 <4536> [東証P] が5月11日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。23年3月期の連結最終損益は149億円の赤字(前の期は272億円の黒字)に転落したが、24年3月期は224億円の黒字にV字回復する見通しとなった。
  ⇒⇒参天製薬の詳しい業績推移表を見る
 同時に発表した「5.0%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の5.0%にあたる1875万株(金額で245億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月12日から24年3月22日まで。

■日産自動車 <7201>  532.5円  +26.7 円 (+5.3%)  本日終値
 11日に決算を発表。「今期最終は42%増益、前期配当を5円増額・今期は5円増配へ」が好感された。
 日産自動車 <7201> [東証P] が5月11日大引け後(16:25)に決算を発表。23年3月期の連結最終利益は前の期比3.0%増の2219億円になり、24年3月期も前期比42.0%増の3150億円に拡大する見通しとなった。3期連続増収になる。同時に、前期の年間配当を5円→10円(前の期は5円)に増額し、今期も前期比5円増の15円に増配する方針とした。
  ⇒⇒日産自動車の詳しい業績推移表を見る

■ダイキョーニシカワ <4246>  718円  +36 円 (+5.3%)  本日終値
 11日に決算を発表。「前期経常が上振れ着地・今期は2.5倍増益へ」が好感された。
 ダイキョーニシカワ <4246> [東証P] が5月11日大引け後(16:00)に決算を発表。23年3月期の連結経常損益は28.6億円の黒字(前の期は9.8億円の赤字)に浮上し、従来予想の24億円の黒字を上回って着地。24年3月期の同利益は前期比2.5倍の72億円に急拡大する見通しとなった。
  ⇒⇒ダイキョーニシカワの詳しい業績推移表を見る

■森永製菓 <2201>  4,310円  +215 円 (+5.3%)  本日終値
 11日に決算を発表。「今期経常は13%増益、前期配当を10円増額・今期は5円増配へ」が好感された。
 森永製菓 <2201> [東証P] が5月11日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期の連結経常利益は前の期比13.6%減の157億円になったが、24年3月期は前期比13.0%増の178億円に伸びる見通しとなった。3期連続増収になる。同時に、前期の年間配当を90円→100円(前の期は90円)に増額し、今期も前期比5円増の105円に増配する方針とした。
  ⇒⇒森永製菓の詳しい業績推移表を見る
 同時に発表した「2.97%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の2.97%にあたる140万株(金額で67億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月12日から5月19日まで。

■ホンダ <7267>  3,741円  +159 円 (+4.4%)  本日終値
 ホンダ<7267>が3日ぶりに反発。11日の取引終了後に発表した24年3月期の連結業績予想で、売上高18兆2000億円(前期比7.6%増)、営業利益1兆円(同19.1%増)、純利益8000億円(同15.1%増)を見込み、年間配当予想で前期比30円増の150円を予定していることが好感された。四輪事業の販売台数を前期比18.0%増の435万台、二輪事業の販売台数を同2.3%増の1918万台と計画しており、世界的な自動車の販売回復やそれに伴う工場稼働率の改善、商品価値向上に見合う値付けの効果などが利益を押し上げる見通し。また、持ち分法による投資利益の増加も寄与する。なお、想定為替レートは1ドル=125円(前期実績136円)としている。同時に発表した23年3月期決算は、売上高16兆9077億円(前の期比16.2%増)、営業利益8393億9800万円(同3.7%減)、純利益6952億6700万円(同1.7%減)だった。あわせて、上限を6400万株(発行済み株数の3.85%)、または2000億円とする自社株買いを実施すると発表したことも好材料視された。取得期間は23年5月12日から24年3月31日までで、資本効率の向上及び機動的な資本政策の実施などが目的という。

■SBI新生銀行 <8303>  2,585円  +99 円 (+4.0%)  本日終値
 SBI新生銀行<8303>は売買停止となった。東京証券取引所はこの日、SBI新生銀株の売買を午後1時48分から停止すると発表した。公開買付に関する報道の真偽などの確認のため。日本経済新聞電子版がこの日午後1時45分ごろ、「SBIホールディングスは50%強の株式を保有するSBI新生銀行に対してTOB(株式公開買い付け)を実施し、上場廃止にする調整に入った」と報じている。

■おきなわFG <7350>  2,115円  +76 円 (+3.7%)  本日終値
 おきなわフィナンシャルグループ<7350>が後場に上げ幅を拡大した。この日、取得総数160万株(自己株式を除く発行済み株式総数の6.95%)、取得総額35億円を上限とする自社株買いの実施を発表し、材料視されたようだ。取得期間は5月15日から7月14日。あわせて開示した24年3月期の業績予想では、経常収益は前期比横ばいの527億円、最終利益が同4.5%増の61億円を見込む。前期の年間配当を従来予想から5円増額したうえで、今期の年間配当は横ばいの80円を計画する。

■ジャパンエン <6016>  2,310円  +400 円 (+20.9%) ストップ高   本日終値
 ジャパンエンジンコーポレーション<6016>がストップ高。11日の取引終了後に発表した24年3月期の単独業績予想で、売上高185億円(前期比21.3%増)、営業利益5億円(同13.1%増)、純利益11億円(同36.0%増)と2ケタ増収増益を見込み、年間配当で前期比15円増の55円を予定していることが好感された。主機関で豊富な受注残高を確保済みであり、高水準の工場操業を見込むことが牽引するほか、販売台数の増加や販売単価が引き続き上昇基調にあることも寄与する。また、修理・部品なども増収を見込む。なお、23年3月期決算は、売上高152億4800万円(前の期比15.9%増)、営業利益4億4200万円(同21.8%減)、純利益8億800万円(同49.8%増)だった。

■フレクト <4414>  2,981円  +500 円 (+20.2%) ストップ高   本日終値
 フレクト<4414>はストップ高。前日に大陽線を示現し年初来高値を更新したが、きょうはマドを開けて上昇加速、気配値のままストップ高まで駆け上がった。クラウドソリューションを活用したシステム開発やデジタルトランスフォーメーション(DX)支援ビジネスを手掛け、大企業向け中心に高水準の案件を獲得している。11日取引終了後に発表した24年3月期の業績予想では営業利益が前期比2.1倍の5億5300万円と高水準の伸びを見込む。過去最高利益の大幅更新となる。これを受けて物色人気に拍車がかかった。

■Arent <5254>  4,610円  +700 円 (+17.9%) ストップ高   本日終値
 Arent<5254>がストップ高。3月28日に東証グロース市場に新規上場した直近IPO銘柄で建設業界向けを主軸にデジタルトランスフォーメーション(DX)コンサルティング事業を手掛け、成長性の高さに注目が集まっている。11日取引終了後、23年6月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の5億2300万円から6億7400万円(前期比2.8倍)に増額した。これがサプライズを誘い投資資金を呼び込んでいる。同社の株価はセカンダリーで大きく株価水準を切り上げ4月17日には6400円の高値をつけた。その後は調整局面に移行したが、4000円近辺はもみ合い下限ゾーンで押し目買いも観測され強弱観が対立していた。

●ストップ高銘柄
 BTM <5247>  4,345円  +700 円 (+19.2%) ストップ高   本日終値
 ビューティ花壇 <3041>  674円  +100 円 (+17.4%) ストップ高   本日終値
 など、11銘柄

●ストップ安銘柄
 シキノハイテック <6614>  3,070円  -700 円 (-18.6%) ストップ安   本日終値
 和弘食品 <2813>  7,080円  -1,500 円 (-17.5%) ストップ安   本日終値
 海帆 <3133>  485円  -100 円 (-17.1%) ストップ安   本日終値
 セルシス <3663>  740円  -150 円 (-16.9%) ストップ安   本日終値
 大田花き <7555>  780円  -150 円 (-16.1%) ストップ安   本日終値
 など、7銘柄

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