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強気なストラテジストから、S&P500の目標株価を4400に上方修正する動きも=米国株

NY株式8日(NY時間13:55)
ダウ平均   33604.06(-70.32 -0.21%)
S&P500    4137.60(+1.35 +0.03%)
ナスダック   12251.34(+15.93 +0.13%)
CME日経平均先物 29030(大証終比:+80 +0.28%)

 今年の米国株の反発を予想していた一握りのストラテジストの1人が、今後数カ月のS&P500の見通しを上方修正している。従来の4200から5%引き上げ、今年第2四半期および第3四半期に4400に達する可能性があると述べている。

 これらの上昇の主な要因は一握りの大手IT・ハイテク株にあるという。エヌビディア<NVDA>、アップル<AAPL>、メタ・プラットフォームズ<META>など。

 米インフレが今後数カ月で急減速し、コアPCEは2.6-3.6%の水準に減速するとの見通しを示した。これは、2008年の金融危機後の10年間で最も低かった水準よりもまだ高いと指摘。

 同ストラテジストはまた、米経済が今年リセッション(景気後退)を回避すると予想しており、業績が予想を上回ることで、米国株をさらに下支えする可能性があるという。今年半ばの経済の回復力に心強い兆しがあり、ディフェンシブよりもシクリカルにとって好都合だという。

 一方、米国株は短期的に上昇するとしているが、年後半にはトラブルが発生すると予想している。従来の市場コンセンサスは第1四半期に下落を続け、年後半に反発するというのが大方の見方となっていた。

 同ストラテジストは、米企業業績の後退(S&P500企業の1株利益が2四半期連続で縮小)が回避される限り、金融危機前の水準に比べて低い水準にある実質利回りも追い風となり、株価は上昇を続けるという。米10年債のインフレ期待の影響を控除した実質利回りは約1.2%で、金融危機前の2-3%の水準を大きく下回っている。それは、半導体メーカーやソフトウェア、自動車メーカー(主にテスラ<TSLA>)など、循環的な成長銘柄が上昇を後押しすると予想している。

 4400ドルまで上昇であれば、米国株にとっては1年超ぶりの高値水準となるが、S&P500は昨年4月21日以来、4400を超える水準で取引されていない。直近は4200の水準が天井として機能し、S&P500は何度もこの水準を試し、そのたびに跳ね返されている。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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