日経平均VIは上昇、連休中の海外イベントを警戒
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+0.34(上昇率2.18%)の15.96と上昇している。なお、今日ここまでの高値は16.02、安値は15.62。
今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。取引開始後は上値を追う動きは見られず、日経225先物は昨日終値を挟んだ動きとなっている。一方、東京市場は明日から5連休となり、連休中は、米連邦公開市場委員会(FOMC)や米雇用統計の発表など海外で重要イベントが目白押しで、市場ではこれらのイベントが警戒され、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが継続し、日経VIは昨日の水準を概ね上回って推移している。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
《SK》
提供:フィスコ