話題株ピックアップ【昼刊】:イビデン、KeePer、大塚商会
■イビデン <4062> 5,970円 +530 円 (+9.7%) 11:30現在 東証プライム 上昇率トップ
イビデン<4062>は大幅高。1日の取引終了後、前期決算と今期見通しの開示にあわせ、28年3月期を最終年度とする新中期経営計画を発表。業績の目標数値は26年3月期分まで設定しており、同期に売上高6200億円(今期予想比55%増)、営業利益1250億円(同2.4倍)を目指す方針を掲げた。将来の成長期待の高まりから買いが先行している。23年3月期決算は売上高が前の期比4.1%増の4175億4900万円、営業利益が同2.2%増の723億6200万円だった。主力の電子事業でパソコン向け需要の減少があったものの、サーバー向け需要が堅調に推移した。24年3月期は売上高が前期比4.2%減の4000億円、営業利益が同28.1%減の520億円の見通し。配当予想は40円(前期は普通配40円、記念配10円)を見込む。
■東北新社 <2329> 798円 +66 円 (+9.0%) 11:30現在
東北新社<2329>が反発し、年初来高値を更新した。1日の取引終了後、投資会社3Dインベストメント・パートナーズが同社株の保有目的について、これまでの「投資一任契約に基づく純投資」を変更し、「純投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」としたことが明らかとなった。これを思惑視した買いが入ったようだ。同日に財務省に提出された変更報告書で判明した。報告義務発生日も同日となっている。3Dの東北新社株の保有比率は9.55%に上る。
■KeePer技研 <6036> 5,490円 +360 円 (+7.0%) 11:30現在 東証プライム 上昇率2位
KeePer技研<6036>が大幅に4日続伸し、上場来高値を連日で更新した。1日の取引終了後に発表した4月度のキーパーラボ運営事業の既存店売上高は前年同月比20.8%増となった。最大需要期である12月に迫る売上高となり、業績の上振れを期待した買いを集めたようだ。黄砂や花粉による自動車の汚れを洗う手間を省きたいとのニーズが拡大し、来店台数は同19.8%増となった。同事業の全店ベースでの売上高は同28.0%増となった。
■大塚商会 <4768> 5,150円 +175 円 (+3.5%) 11:30現在
大塚商会<4768>はカイ気配スタートで一気に株価水準を切り上げ、連日の年初来高値更新。約1年4カ月ぶりとなる5000円台に駆け上がっている。システムインテグレーターの大手で企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)投資需要を背景に業績は好調に推移している。足もとではパソコンやサーバーなどの出荷が伸びて収益に貢献している。同社が1日取引終了後に発表した23年12月期第1四半期(23年1~3月)決算は、営業利益が前年同期比22%増の168億7500万円と大幅な伸びを示した。これを材料視する買いが株価を押し上げる格好となっている。
■Zホールディングス <4689> 351.5円 +1.7 円 (+0.5%) 11:30現在
Zホールディングス<4689>が朝安後切り返した。傘下のPayPayが1日、PayPayカードが発行するクレジットカード以外での決済を8月以降、停止すると発表した。ZHD株に対しては、PayPayカードの利用拡大による業績へのポジティブな影響を期待した買いが集まったようだ。7月初旬にPayPayカード以外の新規登録を停止し、8月1日に「PayPayカード」、「PayPayカード ゴールド」以外のクレジットカードの登録を解除する予定としている。
■リケンテクノス <4220> 592円 -44 円 (-6.9%) 11:30現在 東証プライム 下落率2位
1日に決算を発表。「今期経常は2%減益、前期配当を2円増額・今期も25円継続へ」が嫌気された。
リケンテクノス <4220> [東証P] が5月1日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期の連結経常利益は前の期比15.6%増の79.6億円に伸びたが、24年3月期は前期比2.1%減の78億円に減る見通しとなった。同時に、前期の年間配当を23円→25円(前の期は19円)に増額し、今期も25円を継続する方針とした。
⇒⇒リケンテクノスの詳しい業績推移表を見る
■H2Oリテイ <8242> 1,598円 -31 円 (-1.9%) 11:30現在
エイチ・ツー・オー リテイリング<8242>は冴えない。1日の取引終了後、百貨店事業の4月度の売上速報を開示した。阪急阪神百貨店の売上高は全店合計で前年同月比12.9%増となったが、対前年の伸び率は3月(20.7%増)に比べて鈍化しており、売りを促す要因となったようだ。4月は阪急本店が同16.5%増となり、4カ月連続で過去最高の売上高を更新した。半面、阪神梅田本店が同0.2%減となった。免税売上高は18年4月の水準に対して81%の水準まで回復したとしている。
■高島屋 <8233> 1,988円 -30 円 (-1.5%) 11:30現在
高島屋<8233>が朝高後下げに沈んだ。1日の取引終了後に発表した4月度の高島屋店頭売上速報によると、高島屋各店の既存店売上高の合計は前年同月比12.4%増、国内百貨店の既存店合計は同11.8%増となった。いずれも対前年比の伸び率は3月と比較して拡大した。一方、4月の免税売上高は同2.8倍と急拡大したものの、3月の前年比伸び率(3.8倍)に比べると鈍化した。インバウンド消費の拡大による業績回復への期待に水を差す格好となり、利益確定目的の売りを促す要因となったようだ。
■ワークマン <7564> 5,460円 -80 円 (-1.4%) 11:30現在
ワークマン<7564>が安い。1日の取引終了後に発表した4月度の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比0.3%減と小幅ながら2カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気されている。通年物のワーキングウェアや手袋、シューズなどが売り上げを伸ばした一方、前年と比べ降雨日が少なく、レインウェアの販売が低調だった。なお、全店売上高は同5.1%増だった。
■三菱UFJ <8306> 858.2円 -11.1 円 (-1.3%) 11:30現在
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクが総じて軟調な値動き。米地銀のシリコンバレーバンク(SVB)に続きシグネチャー・バンクが破綻、更に中堅銀行であるファースト・リパブリック・バンク<FRC>が経営破綻したことで、米国での金融不安が改めて意識される状況となっている。JPモルガン<JPM>が買収することが決定しており、目先波紋が広がるようなムードはないものの、「今後も断続的に地銀の破綻が出てくる可能性は否定できない」(中堅証券ストラテジスト)という指摘もあり、警戒感は拭えない状況だ。米国事業を展開するメガバンクにも余波が及ぶのではないかとの思惑も一部にあり、きょうは大型連休前ということもあって目先筋の売りが優勢となっている。
■ポプラ <7601> 367円 +47 円 (+14.7%) 11:30現在
ポプラ<7601>が前日のストップ高に続き、きょうも値幅制限上限まであと1円の水準まで買われる集中人気となったほか、同じく前日急騰のスリーエフ<7544>も目先筋の利食いを吸収。更にシー・ヴイ・エス・ベイエリア<2687>も買い直され、一時496円まで上値を伸ばし、4月14日につけた年初来高値500円に接近するなど、中堅のコンビニエンスストア株が際立ったパフォーマンスをみせている。リオープン(経済再開)の追い風に加え、インバウンド重要が国内小売業界の売上拡大に大きく貢献するなか、コンビニ業界もその恩恵を享受している。今期の業績も各社大幅な伸びを見込んでおり、上値を見込んだ短期資金がなだれ込む形となっている。
■GMB <7214> 1,640円 +191 円 (+13.2%) 11:30現在
GMB<7214>はカイ気配スタートで水準を切り上げている。1日の取引終了後に23年3月期業績予想の上方修正を発表。営業利益を6億円から21億円(前の期比82.9%増)へ大幅増額しており、これを好感した買いが膨らんでいる。販売価格の値上げや原材料・物流コスト上昇の落ち着きに加え、韓国子会社での退職給付費用の減少が利益を大きく押し上げる。売上高については概ね想定通りで、870億円から871億円(同22.0%増)へ小幅に見直した。配当予想は据え置いた。
■テラプローブ <6627> 2,864円 +267 円 (+10.3%) 11:30現在
テラプローブ<6627>は大幅高で年初来高値更新。同社は台湾の半導体後工程大手パワーテック・テクノロジー(力成科技)の子会社で、半導体テスト工程の受託サービスを手掛ける。車載向けや5G基地局向けなどのロジック製品の受託が好調で、前22年12月期は営業6割増益で過去最高益を達成。足もと今1~3月期も堅調な業績を見込んでいる。いちよし経済研究所が1日付で新規格付けを開始しており、これを買い手掛かりにきょうの同社株は買われている。
■スガイ化学工業 <4120> 2,338円 +128 円 (+5.8%) 11:30現在
スガイ化学工業<4120>が大幅続伸し、3月22日につけた年初来高値2480円に迫る場面があった。同社は1日取引終了後、23年3月期通期の単独業績予想修正を発表。営業利益の見通しを従来の5億円から6億5000万円(前の期比16.1%増)に引き上げたことが好感されているようだ。売上高予想も70億円から70億5900万円(同13.3%増)に上方修正した。国内向け主要農薬中間物の販売が好調に推移。利益面では原燃料価格の上昇による収益圧迫要因があったものの、製品価格への転嫁や経費削減に努めたことなどが寄与した。
■タカノ <7885> 737円 +25 円 (+3.5%) 11:30現在
タカノ<7885>が3日続伸し、年初来高値を更新した。日本経済新聞電子版が2日、「産業機器製造のタカノは、米国で半導体検査装置、中国で液晶や太陽電池の製造に必要となる関連部品の販売を強化する」と報じ、手掛かり視されたようだ。報道によると、米国ではパワー半導体の研究開発において、最先端の装置ではなく、2~3世代前のミドルレンジの半導体検査装置を求める特需が発生しているという。同社は米国や中国での半導体検査装置や電磁アクチュエーターの販売強化で、液晶製造向け検査装置に次ぐ主力製品の確立を急ぐと伝えている。
●ストップ高銘柄
ファンデリー <3137> 424円 +80 円 (+23.3%) ストップ高 11:30現在
Fusic <5256> 4,370円 +700 円 (+19.1%) ストップ高 11:30現在
アクアライン <6173> 651円 +100 円 (+18.2%) ストップ高 11:30現在
エーインシュ <5836> 1,100円 +150 円 (+15.8%) ストップ高 11:30現在
以上、4銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース
イビデン<4062>は大幅高。1日の取引終了後、前期決算と今期見通しの開示にあわせ、28年3月期を最終年度とする新中期経営計画を発表。業績の目標数値は26年3月期分まで設定しており、同期に売上高6200億円(今期予想比55%増)、営業利益1250億円(同2.4倍)を目指す方針を掲げた。将来の成長期待の高まりから買いが先行している。23年3月期決算は売上高が前の期比4.1%増の4175億4900万円、営業利益が同2.2%増の723億6200万円だった。主力の電子事業でパソコン向け需要の減少があったものの、サーバー向け需要が堅調に推移した。24年3月期は売上高が前期比4.2%減の4000億円、営業利益が同28.1%減の520億円の見通し。配当予想は40円(前期は普通配40円、記念配10円)を見込む。
■東北新社 <2329> 798円 +66 円 (+9.0%) 11:30現在
東北新社<2329>が反発し、年初来高値を更新した。1日の取引終了後、投資会社3Dインベストメント・パートナーズが同社株の保有目的について、これまでの「投資一任契約に基づく純投資」を変更し、「純投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」としたことが明らかとなった。これを思惑視した買いが入ったようだ。同日に財務省に提出された変更報告書で判明した。報告義務発生日も同日となっている。3Dの東北新社株の保有比率は9.55%に上る。
■KeePer技研 <6036> 5,490円 +360 円 (+7.0%) 11:30現在 東証プライム 上昇率2位
KeePer技研<6036>が大幅に4日続伸し、上場来高値を連日で更新した。1日の取引終了後に発表した4月度のキーパーラボ運営事業の既存店売上高は前年同月比20.8%増となった。最大需要期である12月に迫る売上高となり、業績の上振れを期待した買いを集めたようだ。黄砂や花粉による自動車の汚れを洗う手間を省きたいとのニーズが拡大し、来店台数は同19.8%増となった。同事業の全店ベースでの売上高は同28.0%増となった。
■大塚商会 <4768> 5,150円 +175 円 (+3.5%) 11:30現在
大塚商会<4768>はカイ気配スタートで一気に株価水準を切り上げ、連日の年初来高値更新。約1年4カ月ぶりとなる5000円台に駆け上がっている。システムインテグレーターの大手で企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)投資需要を背景に業績は好調に推移している。足もとではパソコンやサーバーなどの出荷が伸びて収益に貢献している。同社が1日取引終了後に発表した23年12月期第1四半期(23年1~3月)決算は、営業利益が前年同期比22%増の168億7500万円と大幅な伸びを示した。これを材料視する買いが株価を押し上げる格好となっている。
■Zホールディングス <4689> 351.5円 +1.7 円 (+0.5%) 11:30現在
Zホールディングス<4689>が朝安後切り返した。傘下のPayPayが1日、PayPayカードが発行するクレジットカード以外での決済を8月以降、停止すると発表した。ZHD株に対しては、PayPayカードの利用拡大による業績へのポジティブな影響を期待した買いが集まったようだ。7月初旬にPayPayカード以外の新規登録を停止し、8月1日に「PayPayカード」、「PayPayカード ゴールド」以外のクレジットカードの登録を解除する予定としている。
■リケンテクノス <4220> 592円 -44 円 (-6.9%) 11:30現在 東証プライム 下落率2位
1日に決算を発表。「今期経常は2%減益、前期配当を2円増額・今期も25円継続へ」が嫌気された。
リケンテクノス <4220> [東証P] が5月1日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期の連結経常利益は前の期比15.6%増の79.6億円に伸びたが、24年3月期は前期比2.1%減の78億円に減る見通しとなった。同時に、前期の年間配当を23円→25円(前の期は19円)に増額し、今期も25円を継続する方針とした。
⇒⇒リケンテクノスの詳しい業績推移表を見る
■H2Oリテイ <8242> 1,598円 -31 円 (-1.9%) 11:30現在
エイチ・ツー・オー リテイリング<8242>は冴えない。1日の取引終了後、百貨店事業の4月度の売上速報を開示した。阪急阪神百貨店の売上高は全店合計で前年同月比12.9%増となったが、対前年の伸び率は3月(20.7%増)に比べて鈍化しており、売りを促す要因となったようだ。4月は阪急本店が同16.5%増となり、4カ月連続で過去最高の売上高を更新した。半面、阪神梅田本店が同0.2%減となった。免税売上高は18年4月の水準に対して81%の水準まで回復したとしている。
■高島屋 <8233> 1,988円 -30 円 (-1.5%) 11:30現在
高島屋<8233>が朝高後下げに沈んだ。1日の取引終了後に発表した4月度の高島屋店頭売上速報によると、高島屋各店の既存店売上高の合計は前年同月比12.4%増、国内百貨店の既存店合計は同11.8%増となった。いずれも対前年比の伸び率は3月と比較して拡大した。一方、4月の免税売上高は同2.8倍と急拡大したものの、3月の前年比伸び率(3.8倍)に比べると鈍化した。インバウンド消費の拡大による業績回復への期待に水を差す格好となり、利益確定目的の売りを促す要因となったようだ。
■ワークマン <7564> 5,460円 -80 円 (-1.4%) 11:30現在
ワークマン<7564>が安い。1日の取引終了後に発表した4月度の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比0.3%減と小幅ながら2カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気されている。通年物のワーキングウェアや手袋、シューズなどが売り上げを伸ばした一方、前年と比べ降雨日が少なく、レインウェアの販売が低調だった。なお、全店売上高は同5.1%増だった。
■三菱UFJ <8306> 858.2円 -11.1 円 (-1.3%) 11:30現在
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクが総じて軟調な値動き。米地銀のシリコンバレーバンク(SVB)に続きシグネチャー・バンクが破綻、更に中堅銀行であるファースト・リパブリック・バンク<FRC>が経営破綻したことで、米国での金融不安が改めて意識される状況となっている。JPモルガン<JPM>が買収することが決定しており、目先波紋が広がるようなムードはないものの、「今後も断続的に地銀の破綻が出てくる可能性は否定できない」(中堅証券ストラテジスト)という指摘もあり、警戒感は拭えない状況だ。米国事業を展開するメガバンクにも余波が及ぶのではないかとの思惑も一部にあり、きょうは大型連休前ということもあって目先筋の売りが優勢となっている。
■ポプラ <7601> 367円 +47 円 (+14.7%) 11:30現在
ポプラ<7601>が前日のストップ高に続き、きょうも値幅制限上限まであと1円の水準まで買われる集中人気となったほか、同じく前日急騰のスリーエフ<7544>も目先筋の利食いを吸収。更にシー・ヴイ・エス・ベイエリア<2687>も買い直され、一時496円まで上値を伸ばし、4月14日につけた年初来高値500円に接近するなど、中堅のコンビニエンスストア株が際立ったパフォーマンスをみせている。リオープン(経済再開)の追い風に加え、インバウンド重要が国内小売業界の売上拡大に大きく貢献するなか、コンビニ業界もその恩恵を享受している。今期の業績も各社大幅な伸びを見込んでおり、上値を見込んだ短期資金がなだれ込む形となっている。
■GMB <7214> 1,640円 +191 円 (+13.2%) 11:30現在
GMB<7214>はカイ気配スタートで水準を切り上げている。1日の取引終了後に23年3月期業績予想の上方修正を発表。営業利益を6億円から21億円(前の期比82.9%増)へ大幅増額しており、これを好感した買いが膨らんでいる。販売価格の値上げや原材料・物流コスト上昇の落ち着きに加え、韓国子会社での退職給付費用の減少が利益を大きく押し上げる。売上高については概ね想定通りで、870億円から871億円(同22.0%増)へ小幅に見直した。配当予想は据え置いた。
■テラプローブ <6627> 2,864円 +267 円 (+10.3%) 11:30現在
テラプローブ<6627>は大幅高で年初来高値更新。同社は台湾の半導体後工程大手パワーテック・テクノロジー(力成科技)の子会社で、半導体テスト工程の受託サービスを手掛ける。車載向けや5G基地局向けなどのロジック製品の受託が好調で、前22年12月期は営業6割増益で過去最高益を達成。足もと今1~3月期も堅調な業績を見込んでいる。いちよし経済研究所が1日付で新規格付けを開始しており、これを買い手掛かりにきょうの同社株は買われている。
■スガイ化学工業 <4120> 2,338円 +128 円 (+5.8%) 11:30現在
スガイ化学工業<4120>が大幅続伸し、3月22日につけた年初来高値2480円に迫る場面があった。同社は1日取引終了後、23年3月期通期の単独業績予想修正を発表。営業利益の見通しを従来の5億円から6億5000万円(前の期比16.1%増)に引き上げたことが好感されているようだ。売上高予想も70億円から70億5900万円(同13.3%増)に上方修正した。国内向け主要農薬中間物の販売が好調に推移。利益面では原燃料価格の上昇による収益圧迫要因があったものの、製品価格への転嫁や経費削減に努めたことなどが寄与した。
■タカノ <7885> 737円 +25 円 (+3.5%) 11:30現在
タカノ<7885>が3日続伸し、年初来高値を更新した。日本経済新聞電子版が2日、「産業機器製造のタカノは、米国で半導体検査装置、中国で液晶や太陽電池の製造に必要となる関連部品の販売を強化する」と報じ、手掛かり視されたようだ。報道によると、米国ではパワー半導体の研究開発において、最先端の装置ではなく、2~3世代前のミドルレンジの半導体検査装置を求める特需が発生しているという。同社は米国や中国での半導体検査装置や電磁アクチュエーターの販売強化で、液晶製造向け検査装置に次ぐ主力製品の確立を急ぐと伝えている。
●ストップ高銘柄
ファンデリー <3137> 424円 +80 円 (+23.3%) ストップ高 11:30現在
Fusic <5256> 4,370円 +700 円 (+19.1%) ストップ高 11:30現在
アクアライン <6173> 651円 +100 円 (+18.2%) ストップ高 11:30現在
エーインシュ <5836> 1,100円 +150 円 (+15.8%) ストップ高 11:30現在
以上、4銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース