日経平均VIは上昇、株価堅調だが連休中のイベント警戒
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+0.45(上昇率2.96%)の15.67と上昇している。なお、今日ここまでの高値は15.78、安値は15.20。
先週末の米株式市場で主要指数が上昇した流れを引き継ぎ、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。一方、明後日3日から東京市場は5連休となり、その間、米連邦公開市場委員会(FOMC)や米雇用統計の発表など重要イベントが目白押しとなることから、市場ではこれらに対する警戒感が継続し、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは緩和しにくく、今日は株価は堅調だが、日経VIは先週末の水準を概ね上回って推移している。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
《SK》
提供:フィスコ