貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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6501 日立製作所

東証P
3,821円
前日比
+71
+1.89%
PTS
3,826円
23:53 11/22
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
29.2 3.19 6.20
時価総額 177,163億円
比較される銘柄
三菱電, 
パナHD, 
NEC

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本日の注目個別銘柄:マキタ、新光電工、Vコマースなど


<6861> キーエンス 61100 -940
大幅反落。前日に23年3月期決算を発表、営業利益は4989億円で前期比19.3%増となり、ほぼ市場予想水準での着地に。1-3月期は1299億円で前年同期比12.3%増、2ケタ増ペースは継続も、7-9月期や10-12月期と比較すると増益率はやや鈍化。24年3月期の見通しは公表していないが、配当計画は300円を据え置いた。ほとんど決算にサプライズはなく、短期的な出尽くし感が先行する展開となった。

<4063> 信越化 3863 -179
大幅続落。前日に23年3月期決算を発表、営業利益は9982億円で前期比47.6%増となったが、市場予想は100億円程度下回った。1-3月期は1900億円で前年同期比3.2%減と急失速の形に。シリコンウエハーやフォトレジストなどの需要が想定以上に減少したもよう。24年3月期見通しは現時点で非開示としている。1-3月期下振れ決算嫌気のほか、米国PCVの価格転嫁の遅れなどもネガティブ視のようだ。

<6501> 日立 7485 -161
大幅反落。前日に23年3月期決算を発表、営業利益は7481億円で前期比1.3%増となり、市場予想を200億円弱下回る着地になった。24年3月期は6750億円で同9.8%減の見通しとしており、コンセンサスを1000億円程度下振れる。保守的な要素も強いとみられるが、下振れ幅の大きさがネガティブなインパクトに。上限1000億円の自社株買いを発表したが、想定線でもあって下支えにはつながらず。

<6723> ルネサス 1772 -3
もみ合い。前日に第1四半期決算を発表、Non-GAAPベースの売上高は3597億円で前四半期比8.1%減、会社予想レンジの中間値をやや上振れた。粗利益率は56.2%でガイダンスの54.5%を上振れた。自動車向けでの製品ミックス良化などが利益率上昇の要因に。4-6月期は売上高が前四半期比横ばい、粗利益率は55.5%への低下を見込む。サプライズは乏しいが、半導体市況悪化の中では底堅い決算との声も。

<9503> 関西電力 1470 +129
急伸。前日に23年3月期の決算を発表、経常損益は66億円の赤字となったが、従来計画550億円の赤字からは大幅に上振れ。また、24年3月期は4250億円の黒字予想で、市場コンセンサスの2600億円程度を大幅に上回っている。原子力利用率の上昇や為替・燃料価格のプラス寄与などを見込んでいる。未定としていた23年3月期配当は50円に。予想以上の業績改善見通しにポジティブなサプライズが先行している。

<6586> マキタ 3820 +645
急騰。前日に23年3月期決算を発表、営業利益は282億円で前期比69.2%減、会社計画の250億円は上振れた。24年3月期は550億円で同94.7%増と大幅増益見通し。370億円程度の市場予想と乖離が大きく、ポジティブなインパクトにつながった。売上は落ち込むとみているが、在庫評価減や中国ロックダウンの影響一巡などが要因とみられる。310万株、100億円を上限とする自社株買いの発表もプラス視。

<6504> 富士電機 5450 +400
大幅続伸。前日に23年3月期の決算を発表している。営業利益は889億円で前期比18.8%増、市場予想をやや上回る着地に。一方、24年3月期は940億円で同5.8%増の見通し、市場予想を20億円程度上回っている。パワエレインダストリーを中心に全セグメントでの増益を計画。為替前提が125円と保守的でもあり、想定以上の業績見通しにストレートにポジティブな反応が先行している。

<6967> 新光電工 4005 +365
急伸。前日に23年3月期決算を発表、営業益は767億円で前期比7.4%増、市場予想を15億円程度下振れた。1-3月期は56億円で前年同期比70.6%減と減益幅が拡大した。また、24年3月期は350億円で前期比54.4%減と大幅減益見込みで、コンセンサスも200億円程度下振れる。ただ、足元の業績悪化は織り込み済みで、為替前提の違いがコンセンサスとの差異になっているため、あく抜け感にもつながった。

<2491> Vコマース 1312 -400
ストップ安。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は14.9億円で前年同期比36.8%減となり、上半期予想は従来の34.5億円から25億円に、通期予想は70億円から47億円にそれぞれ下方修正した。広告主の出稿方針変更及び広告予算抑制に加え、オンラインモールのキャンペーン施策方針変更の影響も受けている。年間配当金も従来計画の73円から50円に引き下げ、前期比6円の減配となる。

<7931> 未来工 2178 +400
ストップ高比例配分。前日に23年3月期決算を発表、営業利益は40.4億円で前期比横ばい、従来予想の34.5億円を上振れた。24年3月期は56.4億円で同39.6%増と大幅増益を見込んでいる。加えて、株主還元方針の変更によって、24年3月期年間配当金は前期比64円増の114円としていることがポジティブなインパクトにつながっている。前日終値ベースでの配当利回りは6.4%の水準にまで達する形に。
《ST》

 提供:フィスコ

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