ナカノフドーが大幅高で新高値、建設セクターの低PBR・高株主還元株に投資資金流入
ナカノフドー建設<1827>が一時5.7%高の405円と大きく上値を伸ばし、3月9日につけた高値398円を上回り年初来高値を更新、21年8月中旬以来約1年8カ月ぶりにフシ目の400円台に乗せてきた。また、松井建設<1810>も一時4.7%高の715円に買われ、同じく3月9日につけた年初来高値698円を更新、700円台乗せは約1年1カ月ぶりとなる。
ここにきて、低PBRで配当利回りの高い建設セクターに物色の矛先が向いている。今週に入り英国の有力ファンドが大林組<1802>に対し6月に行われる株主総会の議題として12円の特別配当を提案して話題となったほか、清水建設<1803>は上限200億円の自社株買いを発表し、これを好感して株価を急伸させるなど、大手ゼネコンの株主還元に絡む思惑がマーケットの関心を集めた。建設セクターはPBRが1倍を大きく下回る銘柄が多く、中堅建設には特に目立つ。既に配当利回りの高い銘柄も多いが、東証の低PBR改善要請を背景に、株価が大幅に会社解散価値を下回る銘柄の注目度がにわかに高まっている。ナカノフドーはPBR0.3倍台で3%近い配当利回りを有し、松井建はPBR0.4倍台で配当利回りは3%を超えている。
出所:MINKABU PRESS
ここにきて、低PBRで配当利回りの高い建設セクターに物色の矛先が向いている。今週に入り英国の有力ファンドが大林組<1802>に対し6月に行われる株主総会の議題として12円の特別配当を提案して話題となったほか、清水建設<1803>は上限200億円の自社株買いを発表し、これを好感して株価を急伸させるなど、大手ゼネコンの株主還元に絡む思惑がマーケットの関心を集めた。建設セクターはPBRが1倍を大きく下回る銘柄が多く、中堅建設には特に目立つ。既に配当利回りの高い銘柄も多いが、東証の低PBR改善要請を背景に、株価が大幅に会社解散価値を下回る銘柄の注目度がにわかに高まっている。ナカノフドーはPBR0.3倍台で3%近い配当利回りを有し、松井建はPBR0.4倍台で配当利回りは3%を超えている。
出所:MINKABU PRESS