Appier Research Memo(2):AIを使って予測可能な売上に貢献するソリューションを提供
■会社概要
1. 会社概要
Appier Group<4180>は、顧客のマーケティング投資に対して、AIを使って予測可能な売上に貢献するソリューションを提供するSaaS企業である。「ソフトウェアをよりスマートに、AIでROIを向上させる」というミッションの下、マーケティングとセールスの領域で、最先端の多岐にわたるアルゴリズム及び機械学習を活用したAI技術によって、企業の持つデータが真の価値を発揮できるAIプラットフォーム※を提供することで、顧客にあらゆる面から価値を提供し続けている。
※同社が提供するソリューションの総体。
同社の共同創業者の1人であり代表取締役CEOである游直翰(チハン・ユー)氏は、米国スタンフォード大学で修士号、同国ハーバード大学で博士号を取得しているAIサイエンティストだ。20年以上にわたるAI領域の研究経験を有しており、同社創業前は主に機械学習や自立制御分野でアルゴリズムを研究・実装した。共同創業者兼取締役CTOの蘇家永(チャユン・スー)氏はハーバード大学で修士号を取得しており、大規模システムに精通している。さらに、共同創業者兼取締役COOの李婉菱(ウォンリン・リー)氏は、スタンフォード大学、ワシントン大学で免疫学や医学分野の研究者としての経歴を持つ。また、技術部門には、研究に強いバックグランドを持つAI・データサイエンティストが多数在籍している。これらのことから同社は、2017年にフォーチュン誌「AI革命を牽引する50社」、2017年及び2018年にCB Insights「世界で最も有望なAIスタートアップ企業100社」に2年連続で選出された。また、同社の研究開発チームに属しているエンジニアは、アルゴリズムの予測精度を競う大会として最も有名な「KDDカップ」でのべ7回の優勝を果たしている。
同社は「Making AI easy by making software intelligent」をビジョンとし、将来すべてのソフトウェアにAIが組み込まれると想定している。企業の意思決定がより正確でプロアクティブになるよう、ソフトウェアの進化の重要なけん引役でありたいと同社では考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
《YI》
提供:フィスコ