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ダウ平均は5日続伸 米CPIも決定打にはならず、次は大手銀の決算=米国株前半

NY株式12日(NY時間12:58)
ダウ平均   33821.82(+137.03 +0.41%)
ナスダック   12044.55(+12.67 +0.11%)
CME日経平均先物 28080(大証終比:-10 -0.04%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は5日続伸。この日の3月の米消費者物価指数(CPI)を受けて、序盤はポジティブな反応を見せた。総合指数はエネルギー価格の低下でインフレの鈍化傾向を示した一方、コアインフレは依然として鈍化傾向は見られていないものの、上昇傾向も見せていない。

 先週の米雇用統計と今回の米CPI結果から市場は、5月FOMCでの0.25%ポイントの利上げの可能性を70%程度で見ているものの、利上げ停止および年内利下げへの期待も高めているようだ。

 今回の米CPIを受けて市場からは、「FRBが年後半にハト派な政策に移行する前にもう一段の利上げを実施するとの市場の予想を裏付けている。高インフレと不安定な銀行を安定させる必要があるFRBにとっては微妙なバランス感覚が必要になる」といった声も出ている。

 また「今回の数字は、特にサービス業のインフレの粘り強さを浮き彫りにしているが、一方で、インフレ鈍化の前兆も垣間見せている。今回の米CPIと米雇用統計の堅調さは、FRBに少なくとももう1回の利上げを促し、その後、利上げを一時停止する可能性が高いと見られる」とのコメントも出ていた。

 なお、パウエルFRB議長が重視する「スーパーコア(住居費を除くサービス業)」のインフレは前月比+0.4%と前回(+0.5%)からは伸びが鈍化していた。

 ただ、株式市場にとっては決定打にはなっていないようで、ダウ平均も方向感のない展開が見られている。

 米CPIを消化し、次のテーマは週末の米大手銀の決算に移りそうだが、銀行問題の影響と景気の先行き不透明感に対して、大手銀がどのようなコメントを発してくるか注目されている。地銀のみならず、大手銀も預金の流出が確認されており、アナリストの予測によると、大手5行の預金残高は前年同期比で5210億ドル減少し、過去10年間で最大の落ち込みとなる見通しだとの指摘も出ていた。銀行危機で地銀から大手銀に預金が流れたものの、そこから、より高金利の商品への流出も活発化し、相殺できなかったという。

 アメリカン航空<AAL>が下落。取引開始前に1-3月期の暫定決算を公表し、1株利益が市場予想を下回る見通しを示した。同社は、旅行需要の増加が高止まりするコストを補えず、利益は市場予想を下回る可能性が高いと述べていた。

米消費者物価指数(3月)21:30
結果 0.1%
予想 0.3% 前回 0.4%(前月比)
結果 5.0%
予想 5.2% 前回 6.0%(前年比)
結果 0.4%
予想 0.4% 前回 0.5%(コア・前月比)
結果 5.6%
予想 5.6% 前回 5.5%(コア・前年比)

アメリカン航空<AAL> 13.06(-1.26 -8.80%)

アップル<AAPL> 161.57(+0.77 +0.48%)
マイクロソフト<MSFT> 285.86(+3.03 +1.07%)
アマゾン<AMZN> 99.15(-0.78 -0.78%)
アルファベットC<GOOG> 106.27(+0.15 +0.14%)
テスラ<TSLA> 184.18(-2.61 -1.40%)
メタ・プラットフォームズ<META> 215.89(+2.04 +0.95%)
AMD<AMD> 93.85(-0.18 -0.19%)
エヌビディア<NVDA> 269.47(-2.22 -0.82%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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