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株価指数先物【引け後コメント】 過熱感による調整を意識も、想定以上の下げで押し目狙いのロング手控えさせる


大阪6月限
日経225先物 27820 -440 (-1.55%)
TOPIX先物 1982.0 -38.0 (-1.88%)

 日経225先物(6月限)は、前日比440円安の2万7820円で取引を終了。寄り付きは2万8110円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万8090円)にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まった。現物の寄り付き直後に付けた2万8140円を高値に調整を強め、前場中盤に節目の2万8000円を下回った。その後もショートが勢いを増すなか、後場に入るとレンジを切り下げ、2万7800円辺りで推移し、現物の取引終了後には2万7780円まで下げ幅を広げた。

 日経225先物は売り先行となるなか、2万8000円近辺での攻防が見られたが、これを割り込んだことで短期的なショートが強まった。売り一巡後は2万7900円処で底固めの動きも見られたが、TOPIX型のインデックス売りが断続的に入った。東証プライムの騰落銘柄は値下がり数が9割を超える全面安商状のなかではリバウンド機運は高まらず、終日軟調推移となった。

 日経225先物は節目の2万8000円をあっさり割り込み、その後もこれといったリバウンドを見せずに下落幅を広げた。米国では予想を下回る経済指標の発表が相次ぎ、景気後退懸念が高まっている。5日に発表される3月のADP雇用統計やISM非製造業景況指数の結果を見極めたいとのムードもあったのだろう。週末にイースターも控えているため、ポジション圧縮を急いだと考えられる。

 日経225先物は前日まで8営業日続伸だったことから、ある程度の調整は想定されていたが、ボリンジャーバンドの+1σを下放れてきたことで、押し目狙いのロングを手控えさせた。だが、本日の下落により、週足のボリンジャーバンドの+1σ水準まで調整を見せたことで、売り一巡感が意識されやすいだろう。経済指標の発表を受けた米国市場の動向次第の面はあるものの、落ち着いた値動きを見せてくると、自律反発から日足の+1σが位置する2万8000円水準を試す展開に向かわせよう。

 一方で戻りの鈍さが意識されてくると、25日移動平均線が位置する2万7500円処への調整を警戒しておく必要がありそうだ。なお、NT倍率は先物中心限月で14.03倍に上昇した。25日線を支持線としたリバウンドとなるなか、TOPIX型の弱い動きを受けて、NTロングによるスプレッド狙いを想定しておきたい。米景気の後退懸念が強まる場面では景気敏感株へのショートが強まるほか、円高に伴う輸出関連株の売りも警戒されるため、NTロング優位の需給状況になりそうだ。

 手口面では、TOPIX先物は野村が1240枚、シティが1060枚、三菱UFJが770枚、BofAが570枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが840枚、JIAが400枚、日産が340枚程度の買い越しだった。TOPIX先物は大和が2030枚、ゴールドマンが1580枚、シティが1490枚、BofAが1170枚程度の売り越しに対して、JPモルガンが2640枚、ソジェンが1310枚、モルガンSが1050枚、野村が780枚程度の買い越しだった。

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