三菱重が異色の10連騰、防衛関連の象徴株として大底離脱へ
三菱重工業<7011>が値刻みこそ小幅ながら一貫した上昇波を形成しきょうで10連騰と気を吐いている。同社は3月7日に5186円の年初来高値を形成したが、皮肉にも同日に同社がJAXAと共同開発した「H3」ロケットが打ち上げ失敗に終わったことを契機に株価は軟化。3月10日を境に三空叩き込み(マドを3つ開けての急落)で大きく水準を切り下げ、3月16日には4439円の年初来安値をつけた。しかし、その後は異彩を放つ戻り足をみせている。日本を代表する総合重機メーカーで、防衛省との取引額で群を抜いており、直近では“リアル防衛関連”として機関投資家とみられる大口の買いも観測される。
出所:MINKABU PRESS
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