話題株ピックアップ【夕刊】(1):レーサム、GAテクノ、ソフトバンクG
■レーサム <8890> 1,459円 +204 円 (+16.3%) 本日終値
レーサム<8890>が急騰。28日の取引終了後、23年3月期の連結業績と配当予想の修正を発表した。最終利益の見通しを75億円から84億円(前期比26.7%増)に引き上げたほか、期末一括配当予想はこれまでの50円から55円(前期末比18円増配)に増額しており、好感されたようだ。主力の資産価値創造事業において、大型物件の売却が実現したうえ、想定よりも高い利益率で物件を売却できたことなどが寄与する。一方、売上高の見通しは800億円から675億円(同1.3%減)に見通しを引き下げた。
■フリービット <3843> 1,434円 +116 円 (+8.8%) 本日終値 東証プライム 上昇率6位
フリービット<3843>は3日ぶり急反発。大和証券は28日、同社株のレーティング「2(アウトパフォーム)」を継続するとともに、目標株価を1120円から1500円に引き上げた。同証券では、23年4月期の連結営業利益予想を35億円から36億7000万円(会社計画35億円)に増額したほか、24年3月期の同利益を38億5000万円から40億円に見直した。広告事業の好調と中期成長に向けた抑制的な戦略見通しを反映した。独自の産業用ブロックチェーンを活用したポイントサービス「TONE Coin」の展開などにも期待している。
■GAテクノ <3491> 1,265円 +95 円 (+8.1%) 本日終値
GA technologies<3491>は上げ幅を拡大した。この日、不動産領域における「チャットGPT」活用の検討を開始したと発表。これを材料視した買いが集まったようだ。同社は2017年4月に、自社内研究開発部門であるAI Strategy Centerを設立し、家賃予測や販売図面の自動読み取りなどの機能開発を進めてきた。チャットGPTに関しては今後、賃貸・売買・投資などの不動産取引や、不動産投資におけるオーナーや購入検討者に向けたサービスでの活用を検討していくという。
■セプテニHD <4293> 342円 +24 円 (+7.6%) 本日終値
セプテーニ・ホールディングス<4293>が3日ぶりに急反発した。SBI証券が28日、同社株について投資判断「買い」で新規カバレッジを開始した。目標株価は510円に設定した。広告市況が軟調ななか、SBI証券は同社の今期の業績が会社計画に対し未達となると想定。ただ悪材料は織り込まれていると指摘し、中期では電通グループ<4324>との協業による業績成長が期待できるとの見方を示した。同証券はセプテニHDの24年12月期の最終利益が59億7000万円になると予想する。
■ソフトバンクグループ <9984> 5,190円 +302 円 (+6.2%) 本日終値
ソフトバンクグループ<9984>は強弱観対立も値ごろ感からの押し目買いが観測され、3日ぶり反発。前日までの直近12営業日で上昇した日は2営業日しかなく、サイコロジカルラインは2勝10敗となっていた。米シリコンバレーバンク(SVB)の引受先も決まり金融不安は遠のいたが、米ベンチャー企業への投資に積極的な同社にとって、今回の相次ぐ米銀破綻は株価にネガティブに作用している。ここ米国では再び金利上昇傾向が強まっており、ナスダック総合株価指数の上げ足が鈍くなっていることが警戒材料。株価は3月15日に終値でフシ目の5000円大台を割り込み、その後は4000円台での着地が続いていたが、きょうは寄り付きで大台を回復した。前日の米国株市場で同社が出資するアリババ集団<BABA>の株価が急騰したことが手掛かり材料となったようだ。信用買い残は直近週こそ減少しているものの、株価の下落過程で残高を増やしており株式需給面では荷もたれ感がある。
■山崎製パン <2212> 1,626円 +64 円 (+4.1%) 本日終値
山崎製パン<2212>が5日ぶりに反発。SMBC日興証券は28日、同社株の投資評価を「3」から「2」へ引き上げた。目標株価は1400円から1700円に見直した。23年12月期の連結営業利益予想を242億円から264億円(会社計画270億円)に見直したほか、24年12月期の同利益も276億円から310億円に引き上げた。同証券では、来期は原料安に転じる可能性が高い、とみており、この原料安をマージン改善の機会と捉えていることを評価。また、今期はコスト高騰が続くが、パンは繰り返し値上げをしても底堅い需要は続くとし、商品の低中価格帯を強化し値頃感を打ち出すことで効果を上げていることを指摘している。
■サイボウズ <4776> 3,040円 +107 円 (+3.7%) 本日終値
サイボウズ<4776>が4日ぶりに反発した。28日の取引終了後、23年2月度の月次業績について発表した。売上高は前年同月比17.1%増の20億700万円、営業利益は同78.6%増の5億1100万円となった。好調を維持していることを評価した買いが入ったようだ。クラウド関連事業の売上高は同22.5%増の17億4600万円だった。
■ハウス食品グループ本社 <2810> 2,865円 +87 円 (+3.1%) 本日終値
ハウス食品グループ本社<2810>は6連騰。28日の取引終了後、家庭用香辛料製品の価格改定を発表した。業績面でのポジティブな影響を期待した買いが入ったようだ。対象となるのは、ねりスパイスと洋風スパイス、シーズニングの製品カテゴリーの349品で、希望小売価格を平均で13.3%値上げする。7月1日の納品分から改定する。
■INPEX <1605> 1,409円 +40 円 (+2.9%) 本日終値
INPEX<1605>や石油資源開発<1662>が高い。28日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の5月限が前日比0.39ドル高の1バレル=73.20ドルに上昇した。イラク北部のクルド人自治区からの原油輸出が一部停止されたことに伴う供給懸念を材料視する買いが続いた。また、金融システム不安が後退し、リスク回避ムードが薄らいだことも原油価格を押し上げた。
■飯田GHD <3291> 2,189円 +58 円 (+2.7%) 本日終値
飯田グループホールディングス<3291>など住宅関連株が堅調推移。29日付の日本経済新聞朝刊は「政府は子育て世帯に対し、住宅金融支援機構の住宅ローン『フラット35』の金利を引き下げる優遇策を設ける方向で調整に入った」と報じた。月内にまとめる少子化対策のたたき台に盛り込む見通しという。子育て世代の住宅取得意欲の高まりによる業績への好影響を期待した買いが入ったようだ。オープンハウスグループ<3288>や三栄建築設計<3228>が上昇。住友林業<1911>や積水ハウス<1928>、大和ハウス工業<1925>などがしっかり。
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株探ニュース
レーサム<8890>が急騰。28日の取引終了後、23年3月期の連結業績と配当予想の修正を発表した。最終利益の見通しを75億円から84億円(前期比26.7%増)に引き上げたほか、期末一括配当予想はこれまでの50円から55円(前期末比18円増配)に増額しており、好感されたようだ。主力の資産価値創造事業において、大型物件の売却が実現したうえ、想定よりも高い利益率で物件を売却できたことなどが寄与する。一方、売上高の見通しは800億円から675億円(同1.3%減)に見通しを引き下げた。
■フリービット <3843> 1,434円 +116 円 (+8.8%) 本日終値 東証プライム 上昇率6位
フリービット<3843>は3日ぶり急反発。大和証券は28日、同社株のレーティング「2(アウトパフォーム)」を継続するとともに、目標株価を1120円から1500円に引き上げた。同証券では、23年4月期の連結営業利益予想を35億円から36億7000万円(会社計画35億円)に増額したほか、24年3月期の同利益を38億5000万円から40億円に見直した。広告事業の好調と中期成長に向けた抑制的な戦略見通しを反映した。独自の産業用ブロックチェーンを活用したポイントサービス「TONE Coin」の展開などにも期待している。
■GAテクノ <3491> 1,265円 +95 円 (+8.1%) 本日終値
GA technologies<3491>は上げ幅を拡大した。この日、不動産領域における「チャットGPT」活用の検討を開始したと発表。これを材料視した買いが集まったようだ。同社は2017年4月に、自社内研究開発部門であるAI Strategy Centerを設立し、家賃予測や販売図面の自動読み取りなどの機能開発を進めてきた。チャットGPTに関しては今後、賃貸・売買・投資などの不動産取引や、不動産投資におけるオーナーや購入検討者に向けたサービスでの活用を検討していくという。
■セプテニHD <4293> 342円 +24 円 (+7.6%) 本日終値
セプテーニ・ホールディングス<4293>が3日ぶりに急反発した。SBI証券が28日、同社株について投資判断「買い」で新規カバレッジを開始した。目標株価は510円に設定した。広告市況が軟調ななか、SBI証券は同社の今期の業績が会社計画に対し未達となると想定。ただ悪材料は織り込まれていると指摘し、中期では電通グループ<4324>との協業による業績成長が期待できるとの見方を示した。同証券はセプテニHDの24年12月期の最終利益が59億7000万円になると予想する。
■ソフトバンクグループ <9984> 5,190円 +302 円 (+6.2%) 本日終値
ソフトバンクグループ<9984>は強弱観対立も値ごろ感からの押し目買いが観測され、3日ぶり反発。前日までの直近12営業日で上昇した日は2営業日しかなく、サイコロジカルラインは2勝10敗となっていた。米シリコンバレーバンク(SVB)の引受先も決まり金融不安は遠のいたが、米ベンチャー企業への投資に積極的な同社にとって、今回の相次ぐ米銀破綻は株価にネガティブに作用している。ここ米国では再び金利上昇傾向が強まっており、ナスダック総合株価指数の上げ足が鈍くなっていることが警戒材料。株価は3月15日に終値でフシ目の5000円大台を割り込み、その後は4000円台での着地が続いていたが、きょうは寄り付きで大台を回復した。前日の米国株市場で同社が出資するアリババ集団<BABA>の株価が急騰したことが手掛かり材料となったようだ。信用買い残は直近週こそ減少しているものの、株価の下落過程で残高を増やしており株式需給面では荷もたれ感がある。
■山崎製パン <2212> 1,626円 +64 円 (+4.1%) 本日終値
山崎製パン<2212>が5日ぶりに反発。SMBC日興証券は28日、同社株の投資評価を「3」から「2」へ引き上げた。目標株価は1400円から1700円に見直した。23年12月期の連結営業利益予想を242億円から264億円(会社計画270億円)に見直したほか、24年12月期の同利益も276億円から310億円に引き上げた。同証券では、来期は原料安に転じる可能性が高い、とみており、この原料安をマージン改善の機会と捉えていることを評価。また、今期はコスト高騰が続くが、パンは繰り返し値上げをしても底堅い需要は続くとし、商品の低中価格帯を強化し値頃感を打ち出すことで効果を上げていることを指摘している。
■サイボウズ <4776> 3,040円 +107 円 (+3.7%) 本日終値
サイボウズ<4776>が4日ぶりに反発した。28日の取引終了後、23年2月度の月次業績について発表した。売上高は前年同月比17.1%増の20億700万円、営業利益は同78.6%増の5億1100万円となった。好調を維持していることを評価した買いが入ったようだ。クラウド関連事業の売上高は同22.5%増の17億4600万円だった。
■ハウス食品グループ本社 <2810> 2,865円 +87 円 (+3.1%) 本日終値
ハウス食品グループ本社<2810>は6連騰。28日の取引終了後、家庭用香辛料製品の価格改定を発表した。業績面でのポジティブな影響を期待した買いが入ったようだ。対象となるのは、ねりスパイスと洋風スパイス、シーズニングの製品カテゴリーの349品で、希望小売価格を平均で13.3%値上げする。7月1日の納品分から改定する。
■INPEX <1605> 1,409円 +40 円 (+2.9%) 本日終値
INPEX<1605>や石油資源開発<1662>が高い。28日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の5月限が前日比0.39ドル高の1バレル=73.20ドルに上昇した。イラク北部のクルド人自治区からの原油輸出が一部停止されたことに伴う供給懸念を材料視する買いが続いた。また、金融システム不安が後退し、リスク回避ムードが薄らいだことも原油価格を押し上げた。
■飯田GHD <3291> 2,189円 +58 円 (+2.7%) 本日終値
飯田グループホールディングス<3291>など住宅関連株が堅調推移。29日付の日本経済新聞朝刊は「政府は子育て世帯に対し、住宅金融支援機構の住宅ローン『フラット35』の金利を引き下げる優遇策を設ける方向で調整に入った」と報じた。月内にまとめる少子化対策のたたき台に盛り込む見通しという。子育て世代の住宅取得意欲の高まりによる業績への好影響を期待した買いが入ったようだ。オープンハウスグループ<3288>や三栄建築設計<3228>が上昇。住友林業<1911>や積水ハウス<1928>、大和ハウス工業<1925>などがしっかり。
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株探ニュース