ブロードエンター Research Memo(6):3つの基本方針を軸に、3~5年後にプライム市場への移行を目指す
■中期の成長戦略
ブロードエンタープライズ<4415>は中期的な成長戦略として、「既存事業の着実なシェア拡大」「新規事業の創出」「新規領域への挑戦」の3つの方針を掲げている。
「既存事業の着実なシェア拡大」は、基盤であるインターネットサービス「B-CUBIC」を軸に、「BRO-LOCK」や既に市場投入済みのIoTデバイス、新規商品・サービスを順次市場に投入することにより、賃貸・既築市場におけるシェアを着実に拡大する構えだ。また、取引オーナー数の増加や複数サービス・商材のクロスセルによっても、シェアの拡大と売上の拡大を目指す。「新規事業の創出」は、計画済みの新規事業である「スマートサイネージ」「スマート宅配BOX」「BRO-ROOM」「BRO-CLOUD」の販売実績を着実に積み重ねていく。「新規領域への挑戦」は、M&Aも視野に新市場への参入を行う計画だ。これら3つの戦略を同時進行で進めることにより、同社は3~5年後にプライム市場への移行を目指している。
なお、本成長戦略における定量的な目標に関しては、2023年12月期中に開示する予定である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
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提供:フィスコ