信用
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3856 Abalance

東証S
777円
前日比
-9
-1.15%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
2.3 0.63 39.97
時価総額 139億円
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エーバランス Research Memo(8):自己資本比率は今後緩やかに上昇に向かう見通し


■業績動向

2. 財務状況
Abalance<3856>の2023年6月期第2四半期末の財務状況を見ると、資産合計はVSUNの事業規模が大きく拡大したことを主因に前期末比33,583百万円増加の118,764百万円となった。このうち流動資産は27,709百万円の増加となり、主な内訳としては現金及び預金が15,455百万円、商品及び製品が12,690百万円それぞれ増加し、受取手形及び売掛金が4,484百万円減少した。また、固定資産は5,838百万円の増加となった。有形固定資産が3,762百万円、無形固定資産の「その他」が1,860百万円それぞれ増加した。

負債合計は前期末比28,117百万円増加の105,292百万円となった。このうち流動負債は買掛金が2,726百万円減少した一方で、短期借入金が8,115百万円、契約負債が19,046百万円増加し、固定負債は長期借入金が1,461百万円減少した。資金調達においては、同社の脱炭素化の取り組み、グリーンエネルギー事業の実績が評価され、サステナビリティ・リンク・ローン契約の締結により2022年9月2日WWBが運転資金4億円を調達しており、今後もサステナビリティ、ESGに係るグリーンファイナンス関連のローン組成に積極的に取り組んでいく方針を示している。

純資産合計は前期末比5,465百万円増加の13,472百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等により利益剰余金が2,214百万円増加したほか、VSUNの収益拡大に伴い非支配株主持分が3,327百万円増加した。

自己資本比率は、2022年9月末の5.4%から2023年6月期第2四半期末6.8%まで改善した。今後は収益のさらなる拡大によって自己資本が充実し、自己資本比率も緩やかに上昇する見込みとなっている。2023年1月には、約14億円の増資による資本増強を図ったほか、重点施策の1つとして太陽光パネル製造事業、グリーンエネルギー事業を軸に利益剰余金の増加を図り、自己資本比率10%以上を目指すとしている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《SI》

 提供:フィスコ

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