新興市場銘柄ダイジェスト:MacbeePは大幅続伸、HOUSEIが一時ストップ高
<4259>エクサウィザーズ 345円 +35円
大幅に続伸。上限400万株(12.00億円)の自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は4.8%。取得期間は23日から9月29日まで。機動的な資本政策の遂行に向け、戦略的なM&A・資本提携等への活用、ストックオプションへの活用を企図したもの。このところ株価が25日移動平均線を下回る水準で推移していたことから、自律反発に期待した買いも入っているようだ。
<3967>エルテス 924円 -26円
一時1038円まで上昇。自然言語処理技術を活用した内部不正を検知する「AIテキスト分析サービス」の提供を開始したと発表している。セクハラ、パワハラなどの社内のハラスメント事象に加え、顧客による著しい迷惑行為によって引き起こされるカスタマーハラスメントの検知も可能という。営業秘密などの情報持ち出し検知を行うInternal Risk Intelligence(IRI)とともに4月5-7日開催の「情報セキュリティEXPO」に出展する。
<5035>HOUSEI 818円 +71円
一時ストップ高。ユアサ商事<8074>と協業し、稲葉製作所<3421>のイナバガレージを活用したシミュレーションゴルフ「ガレージゴルフ」の発売を開始したと発表している。顔認証システムで予約管理・入退室管理を可能にしたシミュレーションゴルフシステムを、組み立て式で短期間かつ低コストで設置可能なイナバガレージと組み合わせた。「遊休地の有効活用」と「手軽にゴルフを楽しみたい」というニーズに対応したという。
<7095>MacbeeP 18610円 +1090円
大幅続伸。「ChatGPT」と画像生成AI「Midjourney」を活用したクリエイティブ制作を開始したと発表している。同社はデータとテクノロジーを活用したLTV(ライフタイムバリュー)マーケティングを提供している。ChatGPTとMidjourneyを自社の予測技術と掛け合わせることで、LTVが高いと予測されるユーザーを集客するための効果的なクリエイティブを創出し、広告効果の最適化が可能になるとしている。
<6193>バーチャレク 1740円 -35円
大幅反落。配当政策の基本方針を変更し、23年3月期の期末配当予想を従来の無配から未定(前期末実績は無配)に修正して配当を開始すると発表している。配当額は決定次第知らせるようだが、資産の売却益など一過性の利益や現預金の増加を伴わない利益を除いた親会社株主に帰属する純利益に対し、10-20%程度を目標に総合的に勘案する方針。配当開始は好材料だが、前日に株価が急伸した反動で利益確定売りが優勢となっているようだ。
<4169>エネチェンジ 1435円 +95円
大幅続伸。一部メディアが「電気自動車(EV)の充電器を設置するマンションに対する東京都の補助金の申請件数が急増している」と報じ、買い材料視されている。報道では「2022年度は2月末時点で291台と21年度から6割増え、最終的にはほぼ倍増となる見込み」としている。ENECHANGEはEV充電事業でマンション向けを取り扱っており、補助金申請件数の増加は追い風になるとの観測から買いが入っているようだ。
《NH》
提供:フィスコ