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話題株ピックアップ【昼刊】:メガチップス、リクルート、ソシオネクス

■メガチップス <6875>  3,290円  +352 円 (+12.0%)  11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 メガチップス<6875>が大幅続伸。22日の取引終了後、取得総数120万株(自己株式を除く発行済み株式総数の6.3%)、取得総額30億円を上限とする自社株買いを実施すると発表した。あわせて、23年3月期の連結業績予想の修正を発表し、最終利益が従来予想の47億円から69億円(前期比74.9%減)に上振れする見通しを示した。これらを好感した買いが集まったようだ。自社株の取得期間は3月23日から7月31日までで、東証における市場買付けを通じ取得する。23年3月期の最終利益予想については、持ち分法による投資利益や為替差益の発生に加え、SiTime社の株式売却に伴う特別利益などを織り込んだ。一方、ゲームソフト向けのカスタムメモリーの需要が想定を下回ったことを背景に、売上高の見通しは720億円から710億円(同5.7%減)に下方修正した。

■リクルート <6098>  3,670円  +177 円 (+5.1%)  11:30現在  東証プライム 上昇率8位
 リクルートホールディングス<6098>が続伸している。この日の取引開始前に23年3月期の連結業績予想に関し、新たに最終利益などの見通しについて開示した。今期の最終利益は前期比9.0%減の2700億円と減益を予想する。一方、24年3月期にはHRテクノロジー事業における人員削減効果として年間で約5億ドル(円換算で約635億円)を見込むとしており、来期の利益回復を期待した買いを集めたようだ。23年3月期の売上収益と、期末配当予想については従来の見通しを据え置いた。HRテクノロジー事業傘下の子会社における人員削減に伴う費用や、マッチング&ソリューション事業と人材派遣事業のソフトウェアの減損損失などを23年1~3月期に計上する予定であり、これらの影響を業績予想に反映させた。加えて、23年1~3月期にはHRテクノロジー事業の費用削減に関連する損失や、人材派遣事業の欧州、米国及び豪州における減損損失がその他の営業費用として計上される可能性があるという。

■マクビープラ <7095>  18,240円  +720 円 (+4.1%)  11:30現在
 Macbee Planet<7095>が高い。22日の取引終了後、テキスト生成が可能なAI「チャットGPT」と、テキストから画像を自動生成するAI「ミッドジャーニー」を活用したクリエイティブ制作を開始したと発表した。生成AIに関する発表とあって、これを手掛かり視した買いを集めたようだ。同社のLTV(顧客生涯価値)予測技術と掛け合わせることで、広告効果の最適化が可能になるという。もっとも株価は上場来の高値圏にあることから、利益を確定する目的の売りにより下げに転じる場面もある。

■ソシオネクスト <6526>  10,190円  +190 円 (+1.9%)  11:30現在
 ソシオネクスト<6526>が続伸、全体軟調地合いに抗して1万円大台で値固めの動きを示している。同社は富士通<6702>とパナソニック ホールディングス<6752>のロジック半導体部門の統合で生まれた半導体メーカーで、データセンターや車載用などファブレス形態で先端半導体の設計・開発・販売を手掛けている。23年3月期は売上高が前期比6割強の大幅増収を見込み、営業利益は同2.3倍となる195億円予想と、目を見張る業績変化率でマーケットの視線を集めている。きょうは、全体相場が軟調ななかも東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>が逆行高を演じるなど半導体関連株の強さが際立っており、同社株もその流れに乗っている。株価は今週20日に1万520円の上場来高値を形成しているが、依然として上値余地が意識され、目先最高値街道への復帰をうかがう展開となっている。

■SPDR <1326>  23,975円  +110 円 (+0.5%)  11:30現在
 SPDRゴールド・シェア<1326>やNEXT FUNDS 金価格連動型上場投信<1328>、純金上場信託(現物国内保管型)<1540>など金ETFが高い。22日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は、4月限が前日比8.5ドル高の1トロイオンス=1949.6ドルに上昇。この日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.25%の利上げが発表されたが、政策金利見通し(ドットチャート)は23年末の中央値が5.1%に据え置かれたことから、市場には利上げ打ち止めへの期待も浮上。これを受け、米10年債利回りは低下しており、金利のつかない金にはプラス材料との見方から金価格は上昇。同時に、金ETFも上昇している。

■JR東日本 <9020>  7,248円  +19 円 (+0.3%)  11:30現在
 JR東日本<9020>、JR西日本<9021>、JR東海<9022>、JR九州<9142>などが揃って高いほか、私鉄株も小田急電鉄<9007>、富士急行<9010>、東急<9005>などが頑強な値動きで目を引く。前日の米国株市場でNYダウが大幅安に売られ、東京市場にもリスク回避目的の売りがかさんでいるが、そのなか米経済や為替相場の動向に左右されにくいディフェンシブセクターとして電鉄株への資金シフトが観測される。電鉄株はディフェンシブな側面に加え、ここ最近は訪日客が急増傾向にあるなか、収益環境への追い風が意識されている。足もとでJR東日本をはじめ首都圏鉄道会社に運賃値上げの動きが広がり、4月には関西圏の鉄道各社も値上げが予定されていることから、利益採算の改善もあわせてポジティブに捉えられている。

■日本触媒 <4114>  5,150円  -320 円 (-5.9%)  11:30現在  東証プライム 下落率4位
 日本触媒<4114>が大幅続落し、2022年3月9日につけた昨年来安値に接近した。22日の取引終了後に23年3月期の連結業績予想の下方修正を発表しており、売りを促す要因となったようだ。売上収益は4400億円から4200億円(前期比13.7%増)、最終利益は210億円から170億円(同28.3%減)に見通しを引き下げた。アクリル酸及びアクリル酸エステル、高吸水性樹脂の販売が顧客の在庫調整などを背景に想定以上の落ち込みとなった。電子情報材料も、ディスプレイ需要の回復の遅れが響いたほか、一部の製品で減損損失を計上する見込みとなった。

■富士通ゼネラル <6755>  3,500円  -100 円 (-2.8%)  11:30現在
 富士通ゼネラル<6755>が3日続落した。22日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想の修正を発表した。売上高は3900億円から3700億円(前期比30.2%増)、最終利益は130億円から95億円(同2.6倍)に見通しを引き下げており、売りを促す要因となったようだ。海外向け空調機の販売は、欧州向けは上積みが期待できるとしながらも、北米やオセアニア、インド向けは市況や天候要因により販売がスローダウンしているという。紫外線照射装置事業を手掛ける国内の連結子会社に関連するのれんの減損損失の影響もあり、利益面でも計画を下振れる見通しとなった。

■三菱UFJ <8306>  835.8円  -15 円 (-1.8%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>など銀行株が安い。22日の米株式市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利上げが発表されたが、市場には利上げ見送りを期待する見方もあっただけに、NYダウは前日比530ドル安と急落した。特に、市場の関心を集めている銀行株は値を下げ、カリフォルニア州に本社を置く米中堅銀行のファースト・リパブリック・バンク<FRC>が前日に比べ15%安と急反落。米国の大手行や主な地銀で構成するKBWナスダック銀行株指数も前日比で4%強下落した。前日に、金融システムへの不安が後退し米銀行株は上昇したが、この日は再び売られるなか、日本の銀行株も軟調な値動きとなっている。

■日本郵船 <9101>  3,257円  -26 円 (-0.8%)  11:30現在
 日本郵船<9101>、商船三井<9104>など海運大手は反落。全体相場は前日に日経平均が500円を超える上昇を示したが、米株急落を受け再びリスク回避目的の売りに押される地合いとなっている。外国為替市場で足もと円高が進んでいることも買い手控えにつながっているが、一方で下値では3月期末を目前に配当権利取り狙いの買いも誘導されやすい状況にある。海運株は郵船の配当利回りが前日時点で15%台、商船三井は16%台と極めて高い水準にあり、「株価が下押すタイミングで安く拾えれば、それだけ高い配当利回りを手にすることができるため、押し目買いを狙う個人投資家も多い」(中堅証券マーケットアナリスト)という指摘がある。

■レーザーテック <6920>  21,850円  -70 円 (-0.3%)  11:30現在
 レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連は売り先行も下値では押し目買いが観測される。前日の米国株市場では金融株や景気敏感株を中心に売られ、NYダウは500ドル超の急落をみせたが、半導体関連は相対的に強さを発揮した。エヌビディア<NVDA>やアドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>が高く引けたほか、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は下げたものの1%未満の下落率にとどまっている。東京市場でも為替のドル安・円高は逆風材料ながら、半導体関連は相対的に底堅さを発揮しやすい状況となっている。

■アクセル <6730>  1,940円  +216 円 (+12.5%)  11:30現在
 22日に業績修正を発表。「今期経常を29%上方修正、配当も13円増額」が好感された。
 アクセル <6730> [東証S] が3月22日大引け後(17:00)に業績・配当修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の13.6億円→17.5億円(前期は10億円)に28.7%上方修正し、増益率が35.9%増→74.8%増に拡大する見通しとなった。
  ⇒⇒アクセルの詳しい業績推移表を見る

■HOUSEI <5035>  839円  +92 円 (+12.3%) 一時ストップ高   11:30現在
 HOUSEI<5035>は続急伸。22日の取引終了後、顔認証システムにより入退室管理を可能にしたシミュレーションゴルフシステム「ガレージゴルフ」の発売を開始したと発表しており、これを材料視した買いが集まったようだ。ユアサ商事<8074>と協業し、稲葉製作所<3421>のガレージを活用する。短期間かつ低コストで設置が可能なため、遊休土地の有効活用につながるほか、手軽にゴルフを楽しみたいとのニーズにも対応できるという。

■エクサウィザーズ <4259>  342円  +32 円 (+10.3%)  11:30現在
 エクサウィザーズ<4259>は続急騰。22日の取引終了後、取得総数400万株(自己株式を除く発行済み株式総数の4.8%)、取得総額12億円を上限とする自社株買いを実施すると発表しており、材料視されたようだ。取得期間は3月23日から9月29日まで。東証における市場買い付けを通じて取得する。

●ストップ高銘柄
 三ッ星 <5820>  7,990円  +1,000 円 (+14.3%) ストップ高   11:30現在
 以上、1銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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