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ダウ平均は4日続伸 イベントを前に全体的に様子見=米国株前半

NY株式6日(NY時間12:47)
ダウ平均   33473.80(+82.83 +0.25%)
ナスダック   11743.41(+54.40 +0.47%)
CME日経平均先物 28050(大証終比:-210 -0.74%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は4日続伸。ただ、今週末の米雇用統計や明日のパウエルFRB議長の最新のコメントで埋め尽くされる1週間を前に全体的に様子見気分が強く小幅な値動きに終始している。

 市場からは株価と企業業績との間にかい離が見られるとして、春以降の株式市場に警戒感を示す声も根強い。FRBの利上げがどこまで続くのか、そして、大きく後退しているが、市場ではなお温存している年内利下げへの期待をどう扱えば良いのか迷いは多いようだ。

 市場からは「景気後退を恐れるなら米10年債を買えばよい。いまの株式は負けが確定しており、バリュエーションが大幅に下がるのを確認するまでは、先週の上昇を信用しないことだ」といった声も出ている。

 今週は金曜日の米雇用統計に向けて神経質な展開も想定される。1月の米雇用統計は非農業部門雇用者数(NFP)が51.7万人増まで拡大していたが、市場はそれが異常値であったのかどうかを確認したがっている。現在は20万人増がコンセンサスとなっているが、再び波乱の内容となるか注目される。また、パウエルFRB議長の議会証言については、タカ派姿勢の継続が予想されるが、これまでと変化はなく、バランスを取ってくるものと見られているようだ。

 市場では引き続き米株式市場の先行きに対してネガティブな見方が多い中、一部のストラテジストからはポジティブな見方も出ている。米国株市場はタカ派的なFRBを既に十分織り込んでおり、最近の上昇を拡大する余地があるという。昨年6月16日以降、FF金利は計3.00%ポイント上昇したが、S&P500は11.7%のトータルリターンを生み出していることに留意すべきだと述べている。そのうえで「弱気相場であるかのような取引はすべきではない。なぜなら、そうでないからだ」と述べている。また、中型の成長株が最高のリスク・リワードを提供する可能性があるとの見解を改めて示した。

 アップル<AAPL>が上昇。アナリストが「買い」でカバレッジを開始し、目標株価を199ドルと30%以上高い水準を見込んだ。6年ぶりのカバレッジ再開だという。今後5年の粗利益の大半はサービスによってもたらされるはずで、それはサービス投資における変曲点となり、同社のマルチプルを支えることになると指摘している。

 テスラ<TSLA>が下落。同社は1月に値下げを発表していたが、またも値下げを発表。米国で「モデルX」と「モデルS」の最低価格を引き下げる。

アップル<AAPL> 155.07(+4.04 +2.67%)
マイクロソフト<MSFT> 258.16(+2.87 +1.12%)
アマゾン<AMZN> 95.41(+0.51 +0.54%)
アルファベットC<GOOG> 95.69(+1.67 +1.78%)
テスラ<TSLA> 193.55(-4.24 -2.14%)
メタ・プラットフォームズ<META> 186.61(+1.36 +0.73%)
AMD<AMD> 82.19(+0.67 +0.82%)
エヌビディア<NVDA> 238.22(-0.68 -0.28%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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