話題株ピックアップ【昼刊】:大阪チタ、KeePer、イーレックス
■大阪チタ <5726> 2,921円 +223 円 (+8.3%) 11:30現在 東証プライム 上昇率2位
大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>が8日ぶりに急反発。同社が高炉メーカーと進めてきたスポンジチタンの国内での価格交渉に関し、23年度は前年度比で30%程度引き上げる方向でおおむね決着したと一部で報じられた。来期の業績に対するポジティブな影響を期待した買いが集まったようだ。東邦チタニウム<5727>も高い。
■ミライト・ワン <1417> 1,612円 +95 円 (+6.3%) 11:30現在 東証プライム 上昇率4位
ミライト・ワン<1417>が3日ぶりに急反発した。1日の取引終了後、自己株式の取得枠を拡大するとともに、取得期間を延長すると発表した。株主還元姿勢を評価した買いが集まったようだ。取得総数の上限は180万株から360万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.71%)に、取得総額の上限は20億円から40億円に広げる。また取得期間の期限は3月31日から4月28日に変更する。
■KeePer技研 <6036> 4,215円 +245 円 (+6.2%) 11:30現在 東証プライム 上昇率5位
KeePer技研<6036>がマドを開けて大幅高、一時6%超の上昇で4200円台まで水準を切り上げた。今年に入ってからの高値を更新中だが、日足陽線の多さが際立っている。同社はカーコーティング材料の製造販売を手掛けるが、高価格帯のコーティングを強みに需要の開拓が進み、業績は大幅増収増益路線をまい進中だ。23年6月期は営業利益段階で前期比26%増の54億6300万円を予想、5期連続で過去最高利益更新を見込んでいる。足もとの業績も絶好調に推移しており、1日取引終了後に発表した2月の既存店売上高は前年同月比27.1%増と大幅な伸びを継続、これを評価する形で投資資金の流入が続いている。
■イーレックス <9517> 1,975円 +98 円 (+5.2%) 11:30現在 東証プライム 上昇率7位
イーレックス<9517>は大幅反発。余剰電力を買い取り再販する電力小売り事業を主力展開するが、バイオマス発電所も複数運営するなど、再生可能エネルギー関連の一角としても存在感を示す。足もとの業績は会社側の想定を上回って好調に推移しており、1日取引終了後に23年3月期売上高2056億円から2900億円に大幅増額修正した。減益予想から一転26%増収で過去最高更新見通しとなる。これがポジティブサプライズとなった。また、カンボジアにおける水力発電事業の関与を強化することも併せて発表しており、物色人気を後押ししている。
■H2Oリテイ <8242> 1,422円 +35 円 (+2.5%) 11:30現在
エイチ・ツー・オー リテイリング<8242>は堅調。1日の取引終了後に2月度の阪急阪神百貨店の売上速報を発表した。阪急本店は前年同月比30.6%増、阪神梅田本店は同76.4%増といずれも高い伸びを示し、百貨店事業の回復を評価した買いが集まったようだ。全店合計では同30.9%増となった。バレンタインなどの商戦が活況となり来店客数が増加した。免税売上高は韓国・台湾・香港からの訪日観光客への販売が好調だったが、コロナ禍前の2019年2月との比較では春節の時期の関係もあり、28%減となった。同じく2月度の百貨店売上高が前年同月比で大きく伸びた高島屋<8233>や松屋<8237>の株価も上昇している。
■エアトリ <6191> 2,544円 +56 円 (+2.3%) 11:30現在
エアトリ<6191>が大幅高で4連騰。1日の取引終了後、23年9月期の連結業績予想の上方修正を発表しており、好感されたようだ。売上収益は170億円から190億円(前期比39.8%増)、最終利益は7億円から11億円(同35.7%減)に見通しを引き上げた。政府の観光促進策「全国旅行支援」を契機に国内旅行と海外旅行の需要が回復傾向にあるなか、既存事業が予想よりも好調に推移しており、影響を業績予想に織り込んだ。
■三菱商事 <8058> 4,816円 +42 円 (+0.9%) 11:30現在
三菱商事<8058>は全般冴えない地合いのなか上値指向を継続、一時91円高の4865円まで買われた。昨年6月9日につけた昨年来高値4845円を約9カ月ぶりに更新し新値圏に突入している。総合商社大手で、豪州の原料炭事業で市況高の恩恵を受けているほか、自動車関連事業なども好調で23年3月期最終利益は従来計画を上方修正し前期比23%増の1兆1500億円を見込んでいる。PER6倍前後でPBR0.8倍台にとどまっており、商社という業態を考慮しても割安感がある。市場では「株主還元姿勢が評価されているほか、24年3月期も好調な業績が維持されることへの期待も高まっているようだ」(中堅証券ストラテジスト)としている。
■INPEX <1605> 1,482円 +7 円 (+0.5%) 11:30現在
INPEX<1605>が堅調。1日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の4月限が前日比0.64ドル高の1バレル=77.69ドルに上昇したことで、同社株に見直し買いが流入したようだ。米エネルギー情報局(EIA)が1日に発表した週間在庫統計で、ガソリン在庫が減少したことで需給改善期待が台頭した。また中国の2月製造業購買担当者景気指数(PMI)が52.6と回復したことから中国による原油需要の回復期待も台頭している。
■伊藤園 <2593> 4,610円 +15 円 (+0.3%) 11:30現在
伊藤園<2593>が5日続伸となっている。同社は1日取引終了後、23年4月期第3四半期累計(22年5月~23年1月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比12.5%増の158億7100万円となり、通期計画200億円に対する進捗率が79.4%となっていることが好感されているようだ。売上高は同8.2%増の3284億5400万円で着地。主力ブランド「お~いお茶」などの飲料が堅調だったほか、タリーズコーヒー事業が伸びたことが寄与した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。
■レーザーテック <6920> 21,310円 -560 円 (-2.6%) 11:30現在
レーザーテック<6920>が売りに押される展開。前日の米国株市場では、長期金利が4%台に乗せるなかハイテク株への売り圧力が強まり、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も小幅ながら安く引けた。ただ、同社株は前日に半導体製造装置関連が総じて買われるなかも、その流れに乗れずマイナス圏で引けており、ここ下値を探る展開を強いられている。2月28日に米半導体製造装置首位のアプライド・マテリアルズ<AMAT>が新型の半導体製造装置「センチュラ・スカルプタ」の販売を開始したことを発表した。同商品は露光回数を減らすことが可能で、製造コストや時間の削減を可能とすることがセールスポイントとなっており、マスクブランクス検査装置を手掛けるレーザーテクにとってはビジネスチャンスが低減するとの思惑が嫌気されているもよう。しかし、市場関係者によると「アプライドの新型製造装置は時系列でみると露光の後に使用されるもので、同社株の製品需要の減退にはつながらない可能性がある」(国内投資顧問ストラテジスト)という指摘もある。
■日本エス・エイチ・エル <4327> 3,185円 +500 円 (+18.6%) ストップ高買い気配 11:30現在
日本エス・エイチ・エル<4327>がカイ気配。1日の取引終了後、英投資ファンド傘下で人材アセスメント事業を展開するSHLグループが設立したBlossom Bidco(東京都港区)が、日本SHLに対し1株3550円で株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。株価はTOB価格にサヤ寄せする動きとなっている。買付予定数は418万9996株(下限219万3300株、上限設定なし)。買付期間は3月2日から4月13日を予定する。TOB成立後、日本SHLは一連の手続きを経て上場廃止になる予定。日本SHLはTOBに対し賛同の意見を表明している。東京証券取引所は1日から、日本SHLを監理銘柄(確認中)に指定している。
■AI inside <4488> 4,755円 +700 円 (+17.3%) ストップ高 11:30現在
AI inside<4488>がストップ高。この日、同社と東北大学の吉田和哉研究室が、月面・宇宙などで稼働する「高耐久・高性能・省エネルギーな次世代型AI」の開発に向け、共同研究契約を締結したと発表。これを材料視した買いが集まったようだ。同研究室が保有する月面探査・宇宙開発などの知見と、AIinsの最先端AI要素技術を生かし、極限環境でも価値を創造できる次世代型のAIの開発とその社会実装を推進するという。
■リネットJ <3556> 570円 +80 円 (+16.3%) ストップ高 11:30現在
リネットジャパングループ<3556>が急騰。1日の取引終了後、ペット共生型の障がい者向けグループホーム事業などを運営するアニスピホールディングス(東京都千代田区)の株式取得と子会社化を発表した。これを材料視した買いが集まったようだ。アニスピホールディングスのグループホームの開設数は累積で約1200拠点に上るという。リネットJは小型家電リサイクル事業の現場において知的障がい者の雇用を創出し、福祉領域のソーシャルケア事業部を新規事業として立ち上げた経緯がある。リネットJは福祉事業とリサイクル事業の双方のシナジー創出に向けた戦略的買収と位置付けるとともに、今後、同業他社や福祉周辺事業のM&Aも積極的に推進する方針を示している。
■トライアイズ <4840> 442円 +42 円 (+10.5%) 一時ストップ高 11:30現在
トライアイズ<4840>が一時ストップ高の水準となる前日比80円高の480円に買われる場面があった。1日の取引終了後、23年12月期の業績予想を見直し、最終損益の見通しを1900万円の赤字から1億1000万円の黒字(前期は4億6800万円の黒字)に引き上げた。これを好感した買いが集まったようだ。同社は海外子会社で有償減資を実施した。出資時と減資時の為替レートの差異により1億5600万円の為替差益を営業外収益として計上した。経常損益の見通しはトントンから1億5700万円の黒字(前期は2億900万円の赤字)に修正した。売上高と営業利益の見通しは据え置いた。
■ティアンドエス <4055> 1,865円 +139 円 (+8.1%) 11:30現在
ティアンドエス<4055>が大幅高で1月下旬の戻り高値をクリア。半導体工場向けにシステム開発や運用・保守などを行っており、次世代半導体の量産を目指す新会社ラピダスが北海道千歳市に5兆円規模の巨額投資で半導体生産工場を建設する計画を正式発表したことを受け、その関連有力株として注目度が高まっている。同社はフラッシュメモリーを製造するキオクシアを主要顧客に大型案件を獲得しているが、「(T&Sが手掛ける)半導体工場の生産管理システム開発や保守についてはレガシーでも最先端であってもその製品スペックなどは関係ない」(会社側)としており、今後ラピダス関連の巨額投資の恩恵が波及する可能性がある。
●ストップ高銘柄
リネットJ <3556> 570円 +80 円 (+16.3%) ストップ高 11:30現在
など、3銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース
大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>が8日ぶりに急反発。同社が高炉メーカーと進めてきたスポンジチタンの国内での価格交渉に関し、23年度は前年度比で30%程度引き上げる方向でおおむね決着したと一部で報じられた。来期の業績に対するポジティブな影響を期待した買いが集まったようだ。東邦チタニウム<5727>も高い。
■ミライト・ワン <1417> 1,612円 +95 円 (+6.3%) 11:30現在 東証プライム 上昇率4位
ミライト・ワン<1417>が3日ぶりに急反発した。1日の取引終了後、自己株式の取得枠を拡大するとともに、取得期間を延長すると発表した。株主還元姿勢を評価した買いが集まったようだ。取得総数の上限は180万株から360万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.71%)に、取得総額の上限は20億円から40億円に広げる。また取得期間の期限は3月31日から4月28日に変更する。
■KeePer技研 <6036> 4,215円 +245 円 (+6.2%) 11:30現在 東証プライム 上昇率5位
KeePer技研<6036>がマドを開けて大幅高、一時6%超の上昇で4200円台まで水準を切り上げた。今年に入ってからの高値を更新中だが、日足陽線の多さが際立っている。同社はカーコーティング材料の製造販売を手掛けるが、高価格帯のコーティングを強みに需要の開拓が進み、業績は大幅増収増益路線をまい進中だ。23年6月期は営業利益段階で前期比26%増の54億6300万円を予想、5期連続で過去最高利益更新を見込んでいる。足もとの業績も絶好調に推移しており、1日取引終了後に発表した2月の既存店売上高は前年同月比27.1%増と大幅な伸びを継続、これを評価する形で投資資金の流入が続いている。
■イーレックス <9517> 1,975円 +98 円 (+5.2%) 11:30現在 東証プライム 上昇率7位
イーレックス<9517>は大幅反発。余剰電力を買い取り再販する電力小売り事業を主力展開するが、バイオマス発電所も複数運営するなど、再生可能エネルギー関連の一角としても存在感を示す。足もとの業績は会社側の想定を上回って好調に推移しており、1日取引終了後に23年3月期売上高2056億円から2900億円に大幅増額修正した。減益予想から一転26%増収で過去最高更新見通しとなる。これがポジティブサプライズとなった。また、カンボジアにおける水力発電事業の関与を強化することも併せて発表しており、物色人気を後押ししている。
■H2Oリテイ <8242> 1,422円 +35 円 (+2.5%) 11:30現在
エイチ・ツー・オー リテイリング<8242>は堅調。1日の取引終了後に2月度の阪急阪神百貨店の売上速報を発表した。阪急本店は前年同月比30.6%増、阪神梅田本店は同76.4%増といずれも高い伸びを示し、百貨店事業の回復を評価した買いが集まったようだ。全店合計では同30.9%増となった。バレンタインなどの商戦が活況となり来店客数が増加した。免税売上高は韓国・台湾・香港からの訪日観光客への販売が好調だったが、コロナ禍前の2019年2月との比較では春節の時期の関係もあり、28%減となった。同じく2月度の百貨店売上高が前年同月比で大きく伸びた高島屋<8233>や松屋<8237>の株価も上昇している。
■エアトリ <6191> 2,544円 +56 円 (+2.3%) 11:30現在
エアトリ<6191>が大幅高で4連騰。1日の取引終了後、23年9月期の連結業績予想の上方修正を発表しており、好感されたようだ。売上収益は170億円から190億円(前期比39.8%増)、最終利益は7億円から11億円(同35.7%減)に見通しを引き上げた。政府の観光促進策「全国旅行支援」を契機に国内旅行と海外旅行の需要が回復傾向にあるなか、既存事業が予想よりも好調に推移しており、影響を業績予想に織り込んだ。
■三菱商事 <8058> 4,816円 +42 円 (+0.9%) 11:30現在
三菱商事<8058>は全般冴えない地合いのなか上値指向を継続、一時91円高の4865円まで買われた。昨年6月9日につけた昨年来高値4845円を約9カ月ぶりに更新し新値圏に突入している。総合商社大手で、豪州の原料炭事業で市況高の恩恵を受けているほか、自動車関連事業なども好調で23年3月期最終利益は従来計画を上方修正し前期比23%増の1兆1500億円を見込んでいる。PER6倍前後でPBR0.8倍台にとどまっており、商社という業態を考慮しても割安感がある。市場では「株主還元姿勢が評価されているほか、24年3月期も好調な業績が維持されることへの期待も高まっているようだ」(中堅証券ストラテジスト)としている。
■INPEX <1605> 1,482円 +7 円 (+0.5%) 11:30現在
INPEX<1605>が堅調。1日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の4月限が前日比0.64ドル高の1バレル=77.69ドルに上昇したことで、同社株に見直し買いが流入したようだ。米エネルギー情報局(EIA)が1日に発表した週間在庫統計で、ガソリン在庫が減少したことで需給改善期待が台頭した。また中国の2月製造業購買担当者景気指数(PMI)が52.6と回復したことから中国による原油需要の回復期待も台頭している。
■伊藤園 <2593> 4,610円 +15 円 (+0.3%) 11:30現在
伊藤園<2593>が5日続伸となっている。同社は1日取引終了後、23年4月期第3四半期累計(22年5月~23年1月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比12.5%増の158億7100万円となり、通期計画200億円に対する進捗率が79.4%となっていることが好感されているようだ。売上高は同8.2%増の3284億5400万円で着地。主力ブランド「お~いお茶」などの飲料が堅調だったほか、タリーズコーヒー事業が伸びたことが寄与した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。
■レーザーテック <6920> 21,310円 -560 円 (-2.6%) 11:30現在
レーザーテック<6920>が売りに押される展開。前日の米国株市場では、長期金利が4%台に乗せるなかハイテク株への売り圧力が強まり、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も小幅ながら安く引けた。ただ、同社株は前日に半導体製造装置関連が総じて買われるなかも、その流れに乗れずマイナス圏で引けており、ここ下値を探る展開を強いられている。2月28日に米半導体製造装置首位のアプライド・マテリアルズ<AMAT>が新型の半導体製造装置「センチュラ・スカルプタ」の販売を開始したことを発表した。同商品は露光回数を減らすことが可能で、製造コストや時間の削減を可能とすることがセールスポイントとなっており、マスクブランクス検査装置を手掛けるレーザーテクにとってはビジネスチャンスが低減するとの思惑が嫌気されているもよう。しかし、市場関係者によると「アプライドの新型製造装置は時系列でみると露光の後に使用されるもので、同社株の製品需要の減退にはつながらない可能性がある」(国内投資顧問ストラテジスト)という指摘もある。
■日本エス・エイチ・エル <4327> 3,185円 +500 円 (+18.6%) ストップ高買い気配 11:30現在
日本エス・エイチ・エル<4327>がカイ気配。1日の取引終了後、英投資ファンド傘下で人材アセスメント事業を展開するSHLグループが設立したBlossom Bidco(東京都港区)が、日本SHLに対し1株3550円で株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。株価はTOB価格にサヤ寄せする動きとなっている。買付予定数は418万9996株(下限219万3300株、上限設定なし)。買付期間は3月2日から4月13日を予定する。TOB成立後、日本SHLは一連の手続きを経て上場廃止になる予定。日本SHLはTOBに対し賛同の意見を表明している。東京証券取引所は1日から、日本SHLを監理銘柄(確認中)に指定している。
■AI inside <4488> 4,755円 +700 円 (+17.3%) ストップ高 11:30現在
AI inside<4488>がストップ高。この日、同社と東北大学の吉田和哉研究室が、月面・宇宙などで稼働する「高耐久・高性能・省エネルギーな次世代型AI」の開発に向け、共同研究契約を締結したと発表。これを材料視した買いが集まったようだ。同研究室が保有する月面探査・宇宙開発などの知見と、AIinsの最先端AI要素技術を生かし、極限環境でも価値を創造できる次世代型のAIの開発とその社会実装を推進するという。
■リネットJ <3556> 570円 +80 円 (+16.3%) ストップ高 11:30現在
リネットジャパングループ<3556>が急騰。1日の取引終了後、ペット共生型の障がい者向けグループホーム事業などを運営するアニスピホールディングス(東京都千代田区)の株式取得と子会社化を発表した。これを材料視した買いが集まったようだ。アニスピホールディングスのグループホームの開設数は累積で約1200拠点に上るという。リネットJは小型家電リサイクル事業の現場において知的障がい者の雇用を創出し、福祉領域のソーシャルケア事業部を新規事業として立ち上げた経緯がある。リネットJは福祉事業とリサイクル事業の双方のシナジー創出に向けた戦略的買収と位置付けるとともに、今後、同業他社や福祉周辺事業のM&Aも積極的に推進する方針を示している。
■トライアイズ <4840> 442円 +42 円 (+10.5%) 一時ストップ高 11:30現在
トライアイズ<4840>が一時ストップ高の水準となる前日比80円高の480円に買われる場面があった。1日の取引終了後、23年12月期の業績予想を見直し、最終損益の見通しを1900万円の赤字から1億1000万円の黒字(前期は4億6800万円の黒字)に引き上げた。これを好感した買いが集まったようだ。同社は海外子会社で有償減資を実施した。出資時と減資時の為替レートの差異により1億5600万円の為替差益を営業外収益として計上した。経常損益の見通しはトントンから1億5700万円の黒字(前期は2億900万円の赤字)に修正した。売上高と営業利益の見通しは据え置いた。
■ティアンドエス <4055> 1,865円 +139 円 (+8.1%) 11:30現在
ティアンドエス<4055>が大幅高で1月下旬の戻り高値をクリア。半導体工場向けにシステム開発や運用・保守などを行っており、次世代半導体の量産を目指す新会社ラピダスが北海道千歳市に5兆円規模の巨額投資で半導体生産工場を建設する計画を正式発表したことを受け、その関連有力株として注目度が高まっている。同社はフラッシュメモリーを製造するキオクシアを主要顧客に大型案件を獲得しているが、「(T&Sが手掛ける)半導体工場の生産管理システム開発や保守についてはレガシーでも最先端であってもその製品スペックなどは関係ない」(会社側)としており、今後ラピダス関連の巨額投資の恩恵が波及する可能性がある。
●ストップ高銘柄
リネットJ <3556> 570円 +80 円 (+16.3%) ストップ高 11:30現在
など、3銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース